観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

カンムリカイツブリが3,000羽超えました。

2021-02-14 16:22:20 | 冬の藤前干潟

【来館時のお願い】

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藤前干潟

今日の満潮時間 7時53分 潮位229cm

今日の干潮時間13時39分 潮位 63cm

 

今日は暖かく、ダウンを着て外を歩いていると汗ばむくらいでした。

すっかり春の陽気で稲永公園を歩いている人が多かったです。

ただ、空はとても霞んでいて視界はあまりよくありませんでした。

 

今日は尾張野鳥の会と名古屋鳥類調査会が合同で毎月1回行っている藤前干潟周辺鳥類調査を行いました。

国道23号のすぐ北にある鉄塔、通称カワウマンションでは、今年もカワウが営巣しています。

繁殖羽のカワウが巣に座って、時折翼をバタバタさせていたりしました。

今のところ、昨年とほぼ変わらない数のカワウが営巣しているようです。

庄内川の護岸ではタシギが餌を探していました。

干潟が現れるとまずやってきたのはコアオアシシギ。

ゴカイを捕って食べているを観察できました。

その後、干潟がやや広がるとハマシギの群れが飛来。

その後、ユリカモメの群れもやってきて、ハマシギがとるゴカイをユリカモメが狙ってあちらこちらで激しい追いかけっこしているのを観察できました。

何かに驚いて一斉に飛ぶハマシギとユリカモメ↓。

さらには、ハジロコチドリも観察できました。

干潟がかなり広がってから庄内川左岸の干潟にやってきたダイゼン。ピューイ、ピューイと大きな声で盛んに鳴いていました。

アオアシシギも近くに観察できました。

そして、頭が少し黒くなりかけているズグロカモメも。干潟でカニを捕らえて水際まで持って行って食べていました。

こちらは成鳥ですが、まだあまり換羽が進んでいないズグロカモメ↓。

ユリカモメはまだほとんど冬羽です。

カモメの若い個体↓。このカモメはユリカモメと一緒にハマシギを追いかけて、ハマシギが落としたゴカイを食べていました。

こちらはかなり頭が黒くなったズグロカモメ。あと1週間ほどすれば、かなり黒っぽく変身すると思います。

 

今日の調査では、カンムリカイツブリが遂に3,000羽を超え、約3,500羽をカウントできました。

なぜ、こんなに急にカンムリカイツブリの飛来数が増えているのでしょうか。

その一方でオナガガモは140羽ほどと、すでにかなり飛来数が少なくなりました。

 

今日の尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会合同の定例調査で観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ23、カンムリカイツブリ3,497、カワウ3,747、ダイサギ7、コサギ34、アオサギ57、マガモ102、カルガモ156、コガモ195、トモエガモ9、オカヨシガモ119、ヒドリガモ84、オナガガモ142、ホシハジロ95、キンクロハジロ393、スズガモ153、ホオジロガモ1、ミサゴ15、トビ1、オオタカ1、オオバン22、ハジロコチドリ1、シロチドリ10、ダイゼン64、ハマシギ1,426、ツルシギ4、コアオアシシギ7、アオアシシギ10、イソシギ17、ダイシャクシギ3、タシギ4、オオハシシギ4、ユリカモメ589、セグロカモメ30、オオセグロカモメ19、シロカモメ1、カモメ62、ウミネコ3、ズグロカモメ17、ミツユビカモメ1 他 計56種、11,337羽

 

明日の満潮時間 8時17分 潮位223cm

明日の干潮時間14時08分 潮位 60cm


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