観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

怯える鳥達

2024-08-17 23:55:38 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時時間10時15分 潮位 62cm

今日の満潮時間17時間18分 潮位247cm

 

今日はいきものクッキー専門店 kurimaro collection(クリマロコレクション)」とのコラボで「クリマロと学ぶ!渡り鳥観察会 in 藤前干潟」を行いました。

最初に干潟の野鳥観察を行いました。

水面にダイブするミサゴの狩りや、カワウの追い込み漁、魚を追いかけて激しく動くコサギなどを観察することができました。

続いては、クリマロさんによるクッキークイズ。

今までに1,000種類もの生きものクッキーを作ってきたクリマロさんが、藤前干潟や伊勢湾で見られる生きものクッキー紹介とともに、その生きもののクイズをしました。

クリマロさんは新しい生きものクッキーを作る際に、その生きものを生息地で見て、形態だけでなく生態などもしっかり学んでから作ることを心がけているそうで、どのクッキーもかわいいだけでなく、生態学的な特徴を見ることができるからこそできるクイズだなと感じました。

参加者の中には生きものにかなり詳しい方もいて、驚きましたが、みなさんとてもクイズを楽しんでいました。

クイズの後は、稲永ビジターセンターに移動してコアジサシのデコイ塗りを実施。

みなさん、真剣に色塗りをしていました。

すてきなコアジサシがたくさんできあがりました!

そして最後には、とってもかわいいコアジサシの雛クッキーのお土産ももらえました。

参加いただいたみなさん、クリマロさん、ありがとうございました!

 

今日も干出し始めた干潟に、アオアシシギよりも早くダイゼンの群れが導流堤の干潟から飛来しました。

昨日のように群れが散ることもなく、一か所でかたまっています。

しばらくすると群れは飛び立ち、排水口近くの葦原の陰に移動してしまいました。

やはり、昨日のように何処かにハヤブサが見張っているのでしょうか?

他のシギ達も開けた場所に移動せず、岸沿いで餌を探していました。

結局シギ・チドリ達は最大干潮時間が終わるまで移動せず、葦原近くで活動していました。

最大干潮時間、庄内川河口の中州にはウミネコ達が集まっていましたが、上空をチョウゲンボウが飛来すると驚いてすべてのウミネコが逃げていきました。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ2、カワウ472、ササゴイ1、ダイサギ33、コサギ2、アオサギ25、マガモ12、カルガモ336、ホシハジロ3、キンクロハジロ2、スズガモ9、バン1、ハヤブサ1、チョウゲンボウ1、コチドリ17、ダイゼン13、ケリ1、アオアシシギ36、キアシシギ9、イソシギ5、ソリハシシギ42、チュウシャクシギ1、ウミネコ301 他

明日の干潮時間11時04分 潮位 43cm

明日の満潮時間17時53分 潮位262cm

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