今日の満潮時間 6時14分 潮位252cm
今日の干潮時間12時35分 潮位 5cm
今日の午前中からお昼過ぎにかけては名古屋市内の小学校の来館が2校あり、あわせて約250人の小学生が名古屋市野鳥観察館とお隣の稲永ビジターセンターを訪れ、大変賑やかでした。
カモやカモメはかなり少なくなりましたが、カワウやミサゴ、サギの仲間、そして今の時期だからこそ見られるチュウシャクシギやホウロクシギなどをじっくり観察してもらえました。
大勢の小学生の元気なパワーにスタッフは少々圧倒され気味でしたが、素直な反応を見せてくれる小学生の児童さんたちを対応するのは張り合いがあります。
今日の稲永公園では、昨日も観察できたキビタキが、よく響き渡るきれいな声で早朝から鳴いていました。(写真は2枚とも地元のHさんから提供いただきました。)
そして、干潟には、今日もチュウシャクシギをはじめとするシギ・チドリが多数飛来していました。
今日はキアシシギを今季初めて確認できました。
また、今日も庄内川河口の護岸近くにチュウシャクシギが飛来していましたが、群れの数が多くなったことで少し警戒心が薄れてきたためか、近くで観察できる機会も増えたように思います。
護岸近くの干潟に向かってきたシギの群れ(↓)。チュウシャクシギの他、オオソリハシシギ、オグロシギ、キアシシギが混じっていました。
右から2番目がオオソリハシシギ(♂、まだ夏羽に換羽途中)です(↓)。その他はチュウシャクシギです。
干潟に降り立ってしばらくは警戒していましたが、その後、干潟を歩きだし、餌となるカニなどを探していました(↓)。
捕えたカニをめぐって争うチュウシャクシギの姿も観察できました(↓)。(下の2枚の写真は地元のHさんから提供いただきました。)
護岸の捨石の上には、今季初確認のキアシシギを近くで観察できました。(キアシシギの写真は地元のHさんから提供いただきました。)
シギ・チドリの数が増えてきて、少しずつ近くで観察できるようになってきています。
(ただ、ハヤブサが飛び回っていることもあり、シギ・チドリの群れがあっという間に飛び去ってしまうこともあります。今日もハヤブサが出現し、チュウシャクシギたちの群れは干潟を何度も飛び回っていました。)
しかし、明日からしばらく潮が良いです。ぜひ、今の時期だからこそ見られるシギ・チドリを見にお越しください。
なお、昨日は確認できなかったコオリガモですが、今日は確認情報を来館者の方からいただいています。
【「秋の写真展」作品募集のお知らせ】
4月22日から、愛鳥週間2017野鳥写真展「私の好きな鳥」を開催中のところですが(5月28日まで)、
早くも秋の写真展の作品募集のお知らせです!
例年、秋の写真展は10月から開催していましたが、今年度は開催時期を2ヶ月早め、秋のシギ・チドリの渡りが多くなっている8月後半から行います。
今回のテーマは2つ、
①秋の野鳥写真展 「湿地に生きる鳥~シギ・チドリ~」 【主催】名古屋市野鳥観察館
②藤前干潟写真展 「藤前干潟の魅力~風景・生き物~」 【主催】藤前干潟ふれいあ事業実行委員会
これからちょうど春のシギ・チドリの渡りがピークを迎えます。識別が難しいと苦手意識を持たれることも多いですが、じっくり観察するとシギ・チドリは魅力的な鳥です。
ぜひ、藤前干潟でシギ・チドリの観察・撮影にチャレンジしてみてください。
応募締め切りは【8月20日(日)】までとなっています。
是非両方の写真展に応募ください。詳細はこちら(PDF)をご覧ください。
今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ2、カワウ507、ダイサギ11、コサギ13、アオサギ9、マガモ3、カルガモ8、コガモ394、ヒドリガモ4、オナガガモ3、ハシビロガモ8、キンクロハジロ65、スズガモ658、コオリガモ1、ミサゴ5、ハヤブサ1、コチドリ1、シロチドリ1、ダイゼン58、ハマシギ104、キアシシギ1、オグロシギ1、オオソリハシシギ3、ホウロクシギ3、チュウシャクシギ161、セグロカモメ47、オオセグロカモメ1、カモメ2
明日の満潮時間 6時49分 潮位249cm
明日の干潮時間13時15分 潮位 2cm
※名古屋市野鳥観察館は春の遠足シーズンが始まって、明日の午前中は団体利用で混雑する予定です。