観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

新しく双眼鏡をお借りしました。

2017-04-26 20:39:53 | 観察機材

藤前干潟

今日の満潮時間 5時40分 潮位249cm

今日の干潮時間11時56分 潮位 16cm

いつも野鳥観察館が、お世話になっている興和光学株式会社様より、デモ機として双眼鏡をお借りしました。

以前よりBD32×8とGENESIS8×33・10×33の3種類の双眼鏡をお借りしていましたが、今回は入門機として、SV25×8とYF-36×8、そしてフラッグシップモデルの小型モデルGENESIS8×22を新たにお借りすることが出来ました。

GENESIS8×22はもちろん見え味は最高ですが、YF-36は価格の割に使いやすく軽量で野鳥観察館のスタッフも私用で使っている双眼鏡です。

ご来館の際には、上記の様々な双眼鏡の見え味や使用感の違いを是非体験してみてください。

スタッフに声を掛けていただければ、デモ機の双眼鏡を出しますので、気軽に声をお掛けください。


 


また、50mm口径の軽量スポッティングスコープ「TSN-501」、「TSN-502」が、同じくプロミナーで知られる興和光学(株)から発表されました。
http://www.kowa-prominar.ne.jp/archive/2017apr_new_products/

TSN-501/TSN-502

発表前に少しだけ、デモ機を見せていただきました。

観察館スタッフは普段、望遠レンズが付いたカメラの他に、軽量な60mm口径のフィルドスコープ(800g)を持って干潟に出ています。
広い干潟でシギ・チドリを探すのは双眼鏡だけでは難しいからです。またカウントの時も定点からなら大口径、歩き回るときは軽量の小口径のフィールドスコープを使う場合が多くなりました。

最近はフィールドスコープを使った野鳥観察やデジスコをされる方よりも、デジタル一眼レフで野鳥撮影を楽しむ方が多くなりました。
しかし、フィールドが干潟の場合、双眼鏡だけでは遠くの鳥を探す事が困難で、むしろ双眼鏡は鳥を探すよりも他のカメラマンを探す用途に使われているように見受けられます。

双眼鏡だけでなく、フィールドスコープを一緒に使えば、遠くの野鳥を鮮明に探す事が出来、漠然と鳥を待つ事も無くなります。(鳥が干潟に居無いこともよく分かりますが・・・)

今回発表された小口径のフィールドスコープ(スポッティングスコープ「TSN-501」、「TSN-502」)は、手ごろな価格と400g(アイピース込)と軽量が何より特徴で、写真撮影メインの方にこそ、積極的に自分で鳥を探す道具として、お勧めしたい機材と思いました。

 

さて、今日は開館から少し経った頃から雨が降り始めましたが、その前に干潟を見に行ってきたところ、護岸近くの干潟には、今日もチュウシャクシギの群れが飛来していました。

この他にも多数のシギ・チドリが庄内川河口に飛来しており、今日観察できたシギ・チドリは、

ダイゼン67、ハマシギ709+、トウネン10、オバシギ5、アオアシシギ2、オオソリハシシギ1、ホウロクシギ3、チュウシャクシギ52 でした。

 

昨日まで観察できたコオリガモ(♀)は、今日は視界が悪かったせいなのか、もう去ってしまったのか、みつけることができませんでした。

 

野鳥観察館の周辺では、キビタキの大きく響く鳴き声が聞こえ、姿を見ることもできました。

スタッフは気づきませんでしたが、来館者の方の中には野鳥観察館前の水たまりに水を飲みに来ていたキビタキを見た方もいました。

 

※名古屋市野鳥観察館は春の遠足シーズンが始まって、明日・明後日の午前中は団体利用で混雑する予定です。

明日の満潮時間 6時14分 潮位252cm

明日の干潮時間12時35分 潮位  5cm

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