観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ダイゼンが落ちてきた。

2020-09-19 18:34:23 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の満潮時間 6時58分 潮位273cm

今日の干潮時間13時48分 潮位 38cm

 

今日は秋の野鳥イベント1日目でした。

今日は、昨日までの蒸し暑い天気とは違い北西の風が吹き、涼しくて気持ちの良い天気で、来館者やバードウォッチャーが多い日でした。

そんな涼しい天気なので午前中の「渡り鳥調査隊」に参加され、外に出かけた方達も、先月までなら直ぐに冷房の効いた館内に戻ってきたのに、今日は長時間屋外での観察を続けていました。

秋の空の下、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、カワウ、ウミネコ、ミサゴ、トビなどを観察できました。

その後、野鳥観察館に戻って、見られた野鳥を振り返り、参加者のみなさんに見られた鳥の種類や数を発表してもらいました。

残念ながら、渡り鳥調査隊ではシギ・チドリはダイゼンしか観察できませんでしたが(しかもかなり遠い)、気持ちの良いお天気の中、干潟が広がるのを見ながら、野鳥観察をゆっくり楽しんでもらえたと思います。

次回の渡り鳥調査隊は、10月17日(土)に開催します。その頃には、冬鳥であるカモの姿がたくさん見られるようになっているはずです。→詳細はこちら(PDF)

 

午後からは、館内で野鳥ミニ講座「鳥のミニリースを作ろう!」と「ダイゼンのペーパーキャップを作ろう」を開催。

小学生のお子さんなどに鳥のクラフトを楽しんでもらいました。

 

明日は、午前中は「野鳥観察会」、午後は「野鳥のおはなし」を行います(申込は締め切りました)。

21日(月・祝)、22日(火・祝)は、野鳥ミニ講座「鳥のミニリースを作ろう!」と「ダイゼンのペーパーキャップを作ろう」を行います(当日受付)。

写真展も行っていますので、野鳥観察館へお越しください。

☆9月19日(土)~22日(火・祝)秋の野鳥イベント2020@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

 

さて、続いては、今日の鳥たちの様子をご紹介します。

今日は干潟が広がってもシギ・チドリが導流堤の上からなかなか移動しなかったので、午前中の干潟は閑散としていました。

お昼ごろには、オナガガモを追ったハヤブサが左岸の干潟に降りているのが確認されているので、こちらから見えないところで昨日のようにハヤブサやオオタカが干潟を蹂躙していたのかもしれません。

なので午前中の干潟のシギ・チドリは僅かに2羽のシロチドリと4羽のメダイチドリ、アオアシシギ、ソリハシシギなどしか観察できませんでした。

干潟のシギ・チドリは猛禽たちのおかげで寂しい結果となりましたが、カウント数はほぼ前日の羽数が確認されています。ただムナグロやトウネン、ハマシギなどは距離が遠すぎて、確認できませんでした。

当初予想した秋のシギ・チドリの渡り後半のピークは今頃なのですが、種類・羽数共に今年は(昨年も)あまり良い結果は期待できる予感が全くせず、年々飛来数の減少が酷くなってきているように感じています。

 

そして、最後に、今日、一番びっくりしたことをご報告。

午後2時過ぎに野鳥観察館の事務所の窓越しに白っぽい鳥が上から落ちてくるのを見ました。

別にガラスにぶつかった訳でも無かったのですが、建物の上の方から落下してきました。

ちょうど電話を受けている最中に見たので、電話が終わった後に探しに行くと、建物の陰に、なんとダイゼンの幼鳥がいました。

何処かにぶつかったのか放心状態のようでした。

どうしてこんなところに?と不思議ではあるのですが、ハヤブサやオオタカに追いかけられて、松林に飛び込んで何処かにぶつかったのかも知れません。

今日現在、藤前干潟に36羽しかいない貴重なダイゼンが減ってしまうのかと心配しましたが、その後岸沿いまで歩いて行き、一声鳴いて導流堤方面に飛んでいきました。

取りあえず数が減らなくて良かったです。

 

今日の渡り鳥調査隊等で観察できた主な野鳥 カワウ351、ダイサギ8、コサギ6、アオサギ32、マガモ12、カルガモ171、コガモ64、シマアジ、オナガガモ15、ハシビロガモ4、キンクロハジロ1、スズガモ3、ミサゴ11、トビ2、オオタカ1、ハヤブサ2、コチドリ2、シロチドリ2、メダイチドリ4、ダイゼン36、キアシシギ1、コオバシギ2、オバシギ3、アオアシシギ8、イソシギ2、ソリハシシシギ15、オオソリハシシギ1、ウミネコ86

(※スタッフがイベント前後に確認したものも含んでいます。)

 

明日の満潮時間 7時43分 潮位267cm

明日の干潮時間13時48分 潮位 59cm

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ハヤブサが飛び回り、シギチドリ達が落ち着きません。

2020-09-18 22:16:04 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の満潮時間 6時14分 潮位266cm

今日の干潮時間12時35分 潮位 21cm

終日曇りの天気でしたが、蒸し暑い日になりました。

干出し始めた干潟にはアオアシシギやソリハシシギが群れていましたが、他のカモたちと一斉に飛び去って行きました。

飛び立った後にハヤブサが現れ、目の前をアオアシシギの群れを追って河口方面に飛んで行きました。

ハヤブサのおかげで干潟の鳥たちは1羽も居なくなってしまいました。

しばらくすると河口方面からダイゼンを主とした群れがこちらに飛来してきます。ダイゼンの他にオバシギ、2羽のコオバシギも混ざっています。

どうやら河口部に飛来していたダイゼンの群れがハヤブサの襲来で逃げてきたのでしょう。

また、今度は河口の方からハヤブサが戻ってきました。

若いハヤブサで低空を追いかけるので、他のシギ・チドリ達のスピードには付いていけず、干潟をかき回すだけです。

上空から加速をつけ群れに飛び込む時には、シギ・チドリも捕まってしまいますが、今日のような低空で獲物を追う時はさすがのハヤブサでもシギ達のスピードには付いていけません。

その後、ハヤブサがいなくなるとシギ・チドリの群れも再び戻ってきました。

今度のダイゼンの群れにはムナグロやオオソリハシシギもついてきています。↑一番後方オオソリハシシギ

先頭にはハマシギ1羽、すぐその後方にムナグロ2羽

ハヤブサの脅威が無いか、注意深く干潟周辺を飛び回ります。

しばらくすると今日もオオメダイチドリやメダイチドリ、シロチドリの混群も干潟に飛来しました。

その中には、現在、藤前干潟で2羽しか居ない貴重なトウネンも観察できました。

 

残念ながら今年の秋のシギ・チドリの渡りは不調のようですが、明日からの4連休は秋の野鳥イベントを開催します。

当日受付のイベントもありますので、ぜひ野鳥観察館へお越しください。

【今週末の野鳥観察館のイベントのご案内】

☆9月19日(土)「藤前干潟の渡り鳥調査隊」@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)

☆9月19日(土)~22日(火・祝)秋の野鳥イベント2020@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

 

9月19日(土)・21日(月祝)・22日(火祝)の午後は野鳥ミニ講座「鳥のミニリースを作ろう!」を開催します(当日受付)。

ぜひご参加ください。

紙紐のリースの土台に、好きな鳥、花、葉っぱなどのパーツをホットボンドで貼り、みなさんのオリジナルの鳥のミニリースを作ります。こちらは作成見本↓。

ホットボンドを使用するので、小学生以下のお子さんは保護者の方とご参加ください。

※「鳥のミニリースのワークショップ」を行った、昨年6月の全国植樹祭サテライト会場の様子はこちらです。→2019年6月1日の日記2019年6月4日の日記

今日観察できた主な野鳥 カワウ297、ダイサギ25、コサギ2、アオサギ11、マガモ38、カルガモ225、コガモ5、オナガガモ4、スズガモ1、ミサゴ11、ハヤブサ2、シロチドリ11、メダイチドリ5、オオメダイチドリ1、ムナグロ2、ダイゼン38、トウネン2、ハマシギ1、コオバシギ2、オバシギ4、アオアシシギ15、ソリハシシシギ17、オオソリハシシギ1、チュウシャクシギ1、ウミネコ64

明日の満潮時間 6時58分 潮位268cm

明日の干潮時間13時12分 潮位 33cm

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ムナグロが観察できました。

2020-09-17 21:42:14 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の満潮時間05時29分 潮位260cm

今日の干潮時間11時55分 潮位 23cm

 

今日の稲永公園の松林内では、様々な小鳥の声が響いていました。

野鳥観察館の前の水たまりには、昨日から頻繁にヤマガラがやってきます。今日は一緒にシジュウカラも水を飲みにやってきました。

 

今日の藤前干潟は大潮を迎え、最大干潮時間には干潟が非常に大きく広がりました。

明後日の今週末から観察館では「秋の野鳥イベント」を行うため、準備作業が忙しく、干潟に行けたのは午後3時過ぎで潮が満ちて干潟が小さくなっていました。

潮が満ちで狭くなってきた干潟ではダイゼンの群れが集まっていました。

他のシギ・チドリは幼鳥ばかりが目立ちますが、ダイゼンだけはまだ夏羽の名残のある成鳥が目立ちました。

そのダイゼンの群れの中に、ダイゼンとよく似たムナグロが1羽観察できました。

どちらも夏羽から冬羽へと移行中ですが、手前のダイゼン成長に比べると一回り体が小さな事が分かります。

干潟で観察できるダイゼンに比べ、ムナグロはどちらかと言うと田圃などの淡水域で良く観察でき、藤前干潟に飛来するのは年に数回です。

ただ西の方の沖縄・石垣方面に行くと冬場の海辺で越冬する多くのムナグロを観察できます。

16時近くなって干潟が小さくなるとダイゼンの群れが導流堤の干潟に再び戻っていきました。ただ5羽のメダイチドリ(↑)とコチドリ2羽は最後まで干潟に残って餌を探していました。

それでも干潟が無くなりかけると、5羽一緒に南東方面に戻っていきました。

 

昨日(第三水曜日)の休館日にも姿を見つけられなかったマガンは今日も探し出すことが出来ませんでした。

15日火曜日は、早朝に宝神下水処理場対岸で確認でき、その時はマガンは上流に向かい歩いていました。その後、南陽大橋付近でも調査中に確認されましたが、それ以降消息は分かっていません。

今回のマガンは葦原の中に入っている姿を見られたので、葦原に隠れているのかも知れません。

 

【今週末の野鳥観察館のイベントのご案内】

☆9月19日(土)「藤前干潟の渡り鳥調査隊」@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)

☆9月19日(土)~22日(火・祝)秋の野鳥イベント2020@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

 

9月19日(土)・21日(月祝)・22日(火祝)の午後は野鳥ミニ講座「鳥のミニリースを作ろう!」を開催します(当日受付)。

ぜひご参加ください。

紙紐のリースの土台に、好きな鳥、花、葉っぱなどのパーツをホットボンドで貼り、みなさんのオリジナルの鳥のミニリースを作ります。こちらは作成見本↓。

ホットボンドを使用するので、小学生以下のお子さんは保護者の方とご参加ください。

※「鳥のミニリースのワークショップ」を行った、昨年6月の全国植樹祭サテライト会場の様子はこちらです。→2019年6月1日の日記2019年6月4日の日記

 

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ272、ダイサギ15、コサギ5、アオサギ5、マガモ17、カルガモ449、コガモ55、シマアジ、オナガガモ12、キンクロハジロ5、スズガモ3、ミサゴ11、トビ2、コチドリ2、シロチドリ5、メダイチドリ5、オオメダイチドリ1、ムナグロ1、ダイゼン35、コオバシギ2、オバシギ5、アオアシシギ7、ソリハシシシギ18、オオソリハシシギ1、チュウシャクシギ1、ウミネコ86

 

明日の満潮時間06時58分 潮位271cm

明日の干潮時間12時35分 潮位 26cm 

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チドリの仲間をよく観察できました。

2020-09-15 18:00:33 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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今日の満潮時間 3時57分 潮位221cm
       17時07分 潮位250cm

今日の干潮時間10時29分 潮位 44cm

 

日中の太陽の下ではまだ暑さを感じますが、早朝の干潟に行くと涼しさを感じるようになり、数日前なら500mlのペットボトル2本飲みきっていたのに、昨日今日の朝は暖かい飲み物が欲しくなりました。

12日の土曜日に確認されたマガンは今日も確認できました。

今日で4日目です。藤前干潟に時々飛来するマガンなら半日もすれば移動していきます。今回のマガンの幼鳥は飛翔しても20mぐらいしか飛ぶ姿を見ていませんし、左翼が時々下がっている姿を見たことから怪我をしているようです。どうか無事に完治して仲間のところへ飛んで行けることを願っています。

 

今日の引き始めの干潟にはアオアシシギやソリハシシギよりも先にチュウシャクシギが飛来し、さっそく干潟のカニを捕えていました。

今日も干潟ではオオメダイチドリの姿を確認しました。

良く似た若いメダイチドリも居て、窪地にいると長い脚も分かり辛く、とくに若いオオメダイチドリは嘴も成鳥より短く識別に困りますが、頭の形が違うことからも識別できます。

メダイチドリの頭からくちばしの付け根にかけて絶壁のおでこをしているのに対し、オオメダイチドリは丸いおでこをしています。

1羽のメダイチドリは気が荒く近づいてきた他のチドリをすぐに追い払います。

今日の干潟はメダイチドリやオオメダイチドリの他にシロチドリの群れも飛来しましたが、オオメダイチドリに追い払われてしまいます。

↑小さなチドリ2羽がシロチドリです。オオメダイチドリに比べてかなり小さいことが分かります。

単独でいると大きさが分かりづらいですが、シロチドリは藤前干潟で観察できる一番小さなチドリの仲間です。他のチドリに比べて落ち着きなく干潟を走り回っていました。

他のチドリに比べ、シロチドリは細く尖ったくちばしが目立ちます。

そして、今日見られた4種類目のチドリはコチドリです。冬場は田圃などで過ごし、藤前干潟では春から秋に良く観察できる種です。

その後、永徳スリップの西側に干出してきた干潟には、普段導流堤の干潟で過ごすことの多いダイゼン(5種類目のチドリ)やオバシギの群れが飛来してきました。その中には昨日の朝、藤前干潟に到着したオオソリハシシギの姿も確認できました。

オバシギの群れの中にはコオバシギ2羽を観察できました。この季節の他のシギチドリも含めて、ほとんどが幼鳥であるため、地味で分かりにくいですが、オバシギの群れの中に居れば小さな白っぽい姿で確認できます。

ハマシギは1羽だけ確認できました。今日もトウネンは0羽で、相変わらず心配です。(↑一番手前がハマシギです。)

 

今日観察できたシギ・チドリは、コチドリ1、シロチドリ3、オオメダイチドリ1、メダイチドリ2、ダイゼン35、ハマシギ1、コオバシギ2、オバシギ8、アオアシシギ8、ソリハシシギ11、オオソリハシシギ1、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ1 でした。

なお、今日は、オカヨシガモ(1羽)の飛来が今季初めて確認されました。

また、クロハラアジサシ(1羽)が藤前海岸前で魚を狙っているのも観察できました。

 

さらには、小鳥も渡っているようです。

今日はヤブサメが窓から入ってきて館内にいるのを発見されました。

確保した際は少し腰が引けていましたが、この後無事飛び立ってくれました。

渡りの季節、バードストライクで命を落とす鳥たちが多くいます。

どうか、どうか、無事に渡ってほしいです。

 

明日の満潮時間 4時45分 潮位242cm
       17時41分 潮位263cm

明日の干潮時間11時14分 潮位 30cm

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オナガガモが飛来しました。

2020-09-14 09:30:18 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 9時39分 潮位 58cm

今日の満潮時間16時32分 潮位228cm

今日は野鳥観察館の休館日です。

 

今日は観察館の休館日ですが、早朝の1時間だけ朝日が差し始めた庄内川河口に行ってきました。

今週末の連休ごろが、2回目のシギチドリの渡りのピークになるはずなので、もうそろそろ何か新しい種類が入っているかな?と期待して干潟を見渡すと何もいません。

カルガモの群れもアオアシシギも群れが散って、パラパラと確認できるだけです。

導流堤の干潟を見ると、ハヤブサが降りています。

獲物は捕まえていないようですが、他の鳥たちがいない原因はこのハヤブサのようです。(なお、オオタカ2羽(成鳥1、幼鳥1)も今日は確認されており、日中も干潟には鳥たちが少なめでした。)

しばらくカルガモも寄り付かなかった干潟ですが、30分ほどするとカルガモなどの群れが少しづつ戻ってきました。

カルガモと一緒に戻ってきたオナガガモの15羽の群れです。
今季初認です。昨日が今季初認でした。昨年はオナガガモは9月8日に初認で、昨日13日に初認したハシビロガモは昨年も同じ9月13日に確認しています。

昨日は1羽だけでしたがハシビロガモが確認できて、少しづつ冬が近づいてくるのを実感しましたが、オナガガモの群れまで飛来してくると早々と季節の移り変わりを実感させられます。

昨日は午前中だけ確認され、今日で3日目でさすがにもう抜けたのかと思っていたマガンは今日も導流堤の芦原の中から現れました。

どうやら芦原の中でエサを探しているようです。

昨日観察していた時に20m程飛ぶのは確認していましたが、その後、左翼が少し下がっていたので少し心配していました。
もしかしたら怪我で長距離の移動が出来ずに休養しているのかもしれません。

そのうちに散っていた、シギ・チドリも少しづつ戻ってきました。

上述のとおり、自分の予定では今週末が今季2回目のシギ・チドリの渡のピークになり、オオソリハシシギやオグロシギといった体の大きなシギたちでにぎわう予定なのですが、今期もかなり低調な秋の渡りになりそうです。

今頃には飛来しているはずのトウネンも少なかった昨年以下の0羽に等しい数ですし、オオソリハシシギやオグロシギも全く確認できていません。

このブログ「観察館日記」を始めた15年ほど前の2006年から比べても、早いスピードで年々シギ・チドリが少なくなっているようです。

普通種と言われている種類が希少種になる日も近くに感じます。

ところが、現地について1時間、もう帰ろうとしていると背後の東からシギの鳴き声が聞こえてきました。

たった1羽ですが、頭上を通り過ぎ導流堤の方に向かったと思ったら再び左岸に戻ってきました。

7月31日に成鳥個体を1羽確認できて以来、45日ぶりのオオソリハシシギです。

今週末には飛来数も増やしてくるでしょうか。少し心配です。

 

↑こちらはお昼ごろに観察されたオオタカです。この後、稲永公園の松林に入っていきました。

 

明日の干潮時間10時29分 潮位 39cm

明日の満潮時間17時07分 潮位245cm

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