観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

小さな貝の報告会

2023-10-21 23:37:49 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間10時35分 潮位204cm

今日の干潮時間15時33分 潮位160cm

 

今日は強風が吹いて寒い日になりました。

ですが、干潟が出てくると、ハマシギが500羽以上飛来して、どのハマシギも干潟で餌をついばんでいました。

 

また、今日は稲永ビジターセンターでカワザンショウガイの調査報告会が開催され、小さな巻貝であるカワザンショウガイの熱いお話を聞くことができました。

カワザンショウガイをはじめとするヨシ原と護岸の境目に生息する底生生物は、護岸改修などの際にその場所(生息地)が埋められてしまったりはぎとられてしまったりするため

その場では絶滅してしまうことが相変わらず多いという現状を知り、保全の難しさを改めて知りました。

このカワザンショウガイ調査を行っている藤前干潟のこのヨシ原もかつて堤防改修で大きく損なわれる計画がありましたが、協議によってヨシ原がけずられる面積は減少しました。

ですが、堤防改修の影響やヨシ原の陸地化などによってカワザンショウガイの生息数や生息している種類は変わっているようです。

来月11月25日(土)には、今年のカワザンショウガイ調査が行われます。

今年のカワザンショウガイの結果はどうなるでしょうか。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ2、カワウ1,011、ダイサギ14、コサギ2、アオサギ59、マガモ18、カルガモ37、コガモ2、ヒドリガモ18、オナガガモ598、ハシビロガモ12、ホシハジロ4、キンクロハジロ3、スズガモ94、ミサゴ6、トビ3、シロチドリ2、ダイゼン26、ハマシギ528、オグロシギ2、ウミネコ15、セグロカモメ4、オオセグロカモメ1、ユリカモメ1

 

明日の満潮時間12時25分 潮位197cm

明日の干潮時間17時59分 潮位169cm

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寒くなりそうです。

2023-10-20 23:13:40 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 9時27分 潮位220cm

今日の干潮時間14時41分 潮位143cm

 

今日は朝から藤前干潟から見る景色は霞がかかっていて、視界が悪く、野鳥の識別がしづらい日でした。

干潟が出ると、ハマシギ、ダイゼン、オグロシギ、オオソリハシシギなどを観察できました。

また、この中には藤前干潟にはあまり飛来しないウズラシギ7羽も見られました。

その後、天気は次第に悪くなり、閉館が近づくと空が暗くなり、閉館時には強い雨が降っていました。

今週末は寒くなるそうです。相変わらず気候の変化が激しいですが、体調には気をつけたいです。

 

すっかり秋めいてきましたが、野鳥観察館周辺にあるピラカンサの実はいつの間にか真っ赤に色づいていました。

また、9月終わり頃から10月前半は稲永公園内ではアサギマダラ(10月18日も野鳥観察館前で観察しました)の他、いろいろなチョウを頻繁に観察でき、その鮮やかな色で目を楽しませてくれていました。

急に寒くなるとチョウたちもびっくりしてしまうかもしれませんね。

ウラナミシジミ 10月11日撮影↓

キアゲハ 10月12日撮影↓。

ツマグロヒョウモン 10月13日撮影↓。

ルリタテハ 10月13日撮影↓ 

※チョウの写真は来館者の方が撮影したものを提供いただきました。

 

また、明日は稲永ビジターセンターでカワザンショウガイの調査結果の報告会が行われます(NPO法人藤前干潟を守る会主催)。

庄内川河口にある小さなヨシ原と干潟で2009年~2021年に毎年行われてきたカワザンショウガイの調査。

カワザンショウガイは小さな小さな貝ですが、どんなカワザンショウガイがどこにどれだけ生息しているか調べることによってヨシ原と干潟の環境の変化を知ることができます。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ6、カワウ764、ダイサギ23、コサギ4、アオサギ26、マガモ9、カルガモ20、コガモ25、ヒドリガモ2、オナガガモ534、スズガモ161、ミサゴ18、トビ1、ダイゼン26、トウネン6、ハマシギ245、ウズラシギ7、イソシギ2、オグロシギ2、オオソリハシシギ1、ウミネコ37、セグロカモメ1、オオセグロカモメ4

ハクセキレイ、ハシボソガラス、キジバト、スズメ、ヒヨドリ

 

明日の満潮時間10時35分 潮位204cm

明日の干潮時間15時33分 潮位160cm

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美しい夕景を見られるようになってきました。

2023-10-19 22:39:30 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 8時38分 潮位235cm

今日の干潮時間14時05分 潮位125cm

 

10月に入り、イベントなどがますます増えてきて、少々慌ただしい日々を過ごしています。

気付けば日の入り時間がだいぶ早くなりました。

そして、野鳥観察館からは鈴鹿山脈に沈む夕日や、夕焼けが美しく見えるようになってきたと感じます。

雲の形などが変わるので、日々同じ場所から夕日や夕焼けを見ていても同じ風景は見られないな、とも気付きます。

 

10月13日↓

10月17日↓

10月18日↓

10月19日(今日)↓

※今日以外の夕景写真は来館者の方が撮影したものを提供いただきました。

 

【藤前干潟を拠点に活動している団体「Ambiente」の紹介】

「Ambiente」は名城大学の学生さんなどの若者が中心となって活動している団体で、

藤前干潟を拠点に日本全国の環境保護団体や施設と交流して学んだことを発信するなどしているそうです。

藤前干潟で各メンバーが生きものまつり、クリーン大作戦、ガタレンジャー養成講座、大学生向けプログラム、国内湿地交流事業へ参加している他、

今年は岡山県の3つの環境保護団体や石垣島の国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター、あいち海上の森センターをはじめとした地域で活動しています。

ぜひ、以下のQRコードよりX(旧Twitter)の「Ambiente」のアカウント(@protect_23)をご覧いただき、若い方々の活動を知ってほしいと思います。

 

 

10月12日(木)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ7、カワウ1,055、ダイサギ49、コサギ11、アオサギ66、マガモ16、カルガモ33、コガモ325、ヒドリガモ17、オカヨシガモ1、オナガガモ123、ハシビロガモ21、キンクロハジロ24、スズガモ24、ミサゴ9、トビ2、シロチドリ4、ダイゼン49、ハマシギ208、イソシギ1、ウミネコ31、セグロカモメ12、オオセグロカモメ2

 

10月13日(金)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ2、カワウ1,175、ダイサギ58、コサギ5、アオサギ41、マガモ11、カルガモ32、コガモ256、ヒドリガモ2、オナガガモ316、ハシビロガモ6、スズガモ59、ミサゴ12、トビ1、シロチドリ15、ダイゼン16、ハマシギ161、ウミネコ60、セグロカモメ10、ユリカモメ1

 

10月14日(土)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ7、カワウ1,135、ダイサギ16、コサギ2、アオサギ9、マガモ12、カルガモ6、コガモ3、ヒドリガモ8、オナガガモ365、スズガモ124、ミサゴ15、トビ1、ハヤブサ1、シロチドリ34、ダイゼン38、トウネン41、ハマシギ352、オバシギ2、イソシギ2、オオソリハシシギ2、ウミネコ69、セグロカモメ4、オオセグロカモメ2

 

10月17日(火)に観察できたカモ、シギ、チドリ、カモメなど マガモ69、カルガモ41、コガモ267、ヒドリガモ30、オナガガモ417、トモエガモ3、ハシビロガモ2、スズガモ138、ミサゴ15、ダイゼン23、ハマシギ321、オバシギ2、ウミネコ118、セグロカモメ4、オオセグロカモメ1

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ7、カワウ561、ダイサギ26、コサギ1、アオサギ69、マガモ26、カルガモ16、コガモ7、ヒドリガモ3、オナガガモ390、トモエガモ2、ハシビロガモ1、ホシハジロ16、キンクロハジロ9、スズガモ405、ミサゴ10、トビ1、ダイゼン28、トウネン3、ハマシギ86、イソシギ2、オグロシギ2、オオソリハシシギ1、ウミネコ11、セグロカモメ1、オオセグロカモメ1、ユリカモメ46

 

明日の満潮時間 9時27分 潮位220cm

明日の干潮時間14時41分 潮位143cm

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羽を休めに

2023-10-11 20:37:27 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間10時06分 潮位 80cm

今日の満潮時間16時37分 潮位234cm

 

今日は昼間は気温が上がりましたが、外での活動がしやすくなりましたね。

今朝はちょうどカワウの大群が移動するのを観察できました。

 

また、稲永公園では渡りをするチョウにも出会えました。

このアサギマダラ、野鳥観察館の前の黄色い花にとまって羽を休めていたのでしょうか。

秋の渡りで干潟を訪れているシギ・チドリだけでなく、このチョウも無事渡ってほしいと思います。

 

10月9日(月)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ2、カワウ2,854、ダイサギ47、コサギ2、アオサギ67、マガモ6、カルガモ91、コガモ207、ヒドリガモ7、オナガガモ413、ホシハジロ1、スズガモ13、ミサゴ8、トビ2、シロチドリ11、ダイゼン32、ハマシギ311、オバシギ5、オグロシギ2、オオソリハシシギ4、ウミネコ79、セグロカモメ3

ハシボソガラス、モズ

 

明日の干潮時間10時41分 潮位 73cm

明日の満潮時間17時00分 潮位243cm

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10月の渡り鳥調査隊を開催しました。

2023-10-07 18:21:12 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 5時15分 潮位102cm

今日の満潮時間13時03分 潮位188cm

 

今日は10月の渡り鳥調査隊を開催。

今日も一昨日、昨日に引き続き北西の風が吹き、半袖の服装ではとても耐えられない気候でした。

一週間前の9月30日に行った9月の渡り鳥調査隊時は暑いくらいで、半袖姿の方が多かったように思いますが、季節が移ろうのは早いですね。

 

今日の渡り鳥調査隊は寒いくらいだったので、屋外でしばらく野鳥観察&調査をした後、館内戻って再度観察などを行いました。

熱心にミサゴとオナガガモを観察してくれた小学生もいました。

観察と調査後は鳥合わせを実施。

今日は22種を確認することができました。残念ながらシギ・チドリの飛来数は少なかったですが、オグロシギ2羽とハマシギ4羽を観察することができました(午後はハマシギの飛来数が増え、トウネンも観察できました)。

参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

次回は11月11日に開催します。ぜひ、ご参加ください。

 

 

そして、今日は多数のミサゴを観察でき、17羽を記録しました。

北西の風で野鳥観察館の真上まで流されてきているミサゴも観察できました。

さらに、お昼過ぎにはハヤブサが現れ、ミサゴの近くに降り立つのを観察できました(左:ミサゴ、右:ハヤブサ)。この後、ハヤブサはハシボソガラスに追われて、飛び回っていました。

また、開館直後には、ヒヨドリの群れが川を越えようと西へ飛んでは、引き返してきて稲永公園の松林に戻ってくるのを繰り返すのが見られました。

 

昨日(10月6日)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ731、ダイサギ61、コサギ4、アオサギ43、マガモ2、カルガモ80、コガモ129、ヒドリガモ22、オナガガモ399、スズガモ11、ミサゴ9、トビ1、ハヤブサ1、トウネン8、ウミネコ3、セグロカモメ1

カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、ハシボソガラス

 

今日の渡り鳥調査隊で観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ694、ダイサギ49、コサギ2、アオサギ28、マガモ9、カルガモ134、コガモ3、ヒドリガモ1、オナガガモ536、ホシハジロ1、スズガモ16、ミサゴ17、トビ2、ノスリ1、ハヤブサ1(J)、トウネン8、ハマシギ109、イソシギ1、オグロシギ2、セグロカモメ9、オオセグロカモメ2、ユリカモメ1、ウミネコ8

ヒヨドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

(※イベント前後にスタッフがカウントしたものも含みます。)

 

明日の干潮時間 7時05分 潮位107cm

明日の満潮時間15時12分 潮位198cm

 

※明後日(10月9日(月))は祝日のため開館します。

明後日の干潮時間 8時27分 潮位100cm

明後日の満潮時間15時48分 潮位211cm

 

※10月10日(火)は振替休館日です。

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