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「永遠の仔」天童荒太を読んでの感想

「永遠の仔」天童荒太を読んでの感想です。
実家から持って来てもう一度読み返しました。
そしてサンフランシスコへブルース・スプリングスティーンのライブに行く時に文庫本を買って持って行きました。
この本を読んでいると安心する。暗い内容だけど自分が癒されて行くのを感じる。

小児精神科病院での少年2人と少女の話。
うそをついて自分達をごまかさなければ生きていけなかった。
「理想の家族」を空想で作り上げて何とか生きていた彼ら。
でも3人の友情。明神の森のクスの木の下で彼らは一晩語り合った。その思い出でその後生きて来られた。
全てを話して、全てを聞いて受け容れる。僕はあこがれる。
そんな青春小説の一面もあった。暗い内容、でも読んでいると安心した。

僕はサンフランシスコへブルース・スプリングスティーンのライブを観に行った。
この本を読みかけで持って行った。
僕は心配でいっぱいだったけれど、この本を読むと何とかなると思えた。
安心した。不思議な本だった。悲しいけれど温かい。深い慈しみを僕は読んでいて感じた。
僕の大切な本。ブルース・スプリングスティーンのライブと一緒にいい思い出に成りました。
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