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「僕は、そして僕たちはどう生きるか」梨木香歩さんを読んでの感想

「僕は、そして僕たちはどう生きるか」梨木香歩さんを読んでの感想です。
この本は「君たちはどう生きるか」吉野源三郎著への返事の本のようだなと思って読み始めました。
この本はひきこもりの指南書に感じて僕も部屋にひきこもりながらこの本を読みました。
僕は今、読めて感謝です。
いいな。仲の良い3人。いろいろありそうだけど。
おだやかな会話で進むと思っていたら急展開に成った。
僕は自分基準で自分を考えて自分を作る。他人の言う「普通」はそこには存在しないのだ。

「僕は、そして僕たちはどう生きるか」を集団から離れて一人で考える。
恐いな。人は逃げてしまう。大勢に流されてしまう。友達を裏切ってしまう。そして軍隊に加わる。
大勢の暴力(手は出なくても)は恐いな。
この本はひきこもりの応援書。引きこもらなければならなかった者の気持ちを書いている。
僕も大勢から離れて自分で考えることが必要だな。大勢といる方が楽だけど。
「とにかく考え続けることなのだ」謙虚さも。
流されず自分で一生懸命考えるのが必要なのだな。
それでも最後は、人間には群れが必要と書いてある。
そんな「いい加減」な群れが。

僕は群れから離れて1人、部屋でこの本を読んだ。
とても良いタイミングで読めた。
僕も1人に成って考えた。
自分を見失っていたと気が付いた。
僕も一生懸命考えよう。
そして明日は良い意味で開き直ろう。相手にていねいに接しよう。
僕は大丈夫だ。
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「シュガータイム」小川洋子さんを読んでの感想

「シュガータイム」小川洋子さんを読んでの感想です。
ホテルのアルバイトで残り物のウエディングケーキを食べる。切ないな。
不思議な小説だな。
僕にいろいろな事が起こり混乱している時にこの本をカバンに入れて開いて読んだ。
読んでいて楽に成った。
お互いを一生懸命思える友だち。いいな。あこがれる。
僕はそんな仲に僕の友だちと成れればいいな。
僕の困難な時に助けてくれた本です。
人を選ぼう。大切な人とのつきあいを大切にしよう。
僕の人生も残りが少なく成って来ている。
余計なことにこだわらない。
友だちを大切にしよう。
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「永遠の出口」森絵都さんを読んでの感想

「永遠の出口」森絵都さんを読んでの感想です。
この本は僕が閉店するイトーヨーカ堂津田沼店にあった本屋さんに寄った時に特集されて積まれていた本。
僕のホームタウン津田沼が舞台。
紀子さんはどこに住んでいたのかな。
幕張本郷かな。
千葉から電車で20分。花見川サイクリングロードと書かれていた。
僕の実家の前の道を紀ちゃんが自転車で通ったかもしれない。そんな紀子さんの話。
僕が中学、高校の頃の津田沼が描かれていた。
津田沼駅前の大きな歩道橋に手相見の人多かったな。

女の子の話いいな。楽しくなる。いいな。一瞬に一生懸命生きる。
主人公の紀ちゃんの成長をわくわくドキドキして読んでいる。
いいな。紀ちゃんのドラマを観ている。
いいな家族って。と他人事メソッドの大矢君。
結局本物の信頼関係って毎日無理しても「おはよう」って言い続けること。
どんどん紀子さん成長していくな。
「もっとちゃんと思い出さなきゃダメだよ、紀ちゃん」
僕にもいろいろな未来があったのだな。今僕は浦河にいる。
僕も津田沼の思い出がある。あまり楽しい思い出ではないけれど。
僕の津田沼 Forever
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「異界の歩き方 ガタリ・中井久夫・当事者研究」村澤和多里・村澤真保呂著を途中まで読んでの感想

「異界の歩き方 ガタリ・中井久夫・当事者研究」村澤和多里・村澤真保呂著を途中まで読んでの感想です。
僕はこの本を読んでいたらちょうどべてるまつりでこの本の著者の方そしてこの本を含めたシリーズ ケアをひらくのプロデューサーの方がいらして少し話してサインもしてもらいました。人の出会いはおもしろいです。
この本を最初の3分の1ぐらい読んだ所までの感想です。
すごくよく当事者研究のことをまとめられている。
僕が10年来べてる、当事者研究のことを読んで来たことが簡潔にまとめられている。
僕はそうだ、これを僕は読んで来たのだと思いました。
そしてこれを読んで僕は浦河べてるの家に来たのだと思いました。

僕も爆発の研究をしているのだな。治すより活かす。
そうか僕も爆発をみんなで研究しよう。研究でみんなとつながれるのだ。弱さをきずなにだな。
僕も支援者だけに頼るのでなく、みんなに聴かれるつながれる開かれた聞かれ方をしよう。
本の中に「向谷地の実践は非常にどろくさくうさんくさい」とある。
これをべてるは最近はきれいなものにしようとしているから違和感を僕はべてるに来てから感じているのかなと思いました。

当事者研究はつきもの落としに似ているという。
当事者研究で言うお客さんはきつねのつきもの。
人とことを分けている。そして悩みを外在化している。
僕もまゆに包まれていると感じた時があったな。温かかった。また作ろう。
そして当事者研究が目指すものは「苦労を取り戻す」こと。

僕もいろいろな人の手助けを借りて異界に入り通過して生まれ変わった。
僕はさらにそれをべてるで進めていきたい。
僕も思春期の異界を通り越したのだな。何かなつかしくいとおしく感じる。
当事者研究では失敗することを認められていると思う。
それで失敗してももう一度一緒に頑張ろうとユーモアとともに救いの感覚が訪れる。
べてるで七夕飾りに「治りませんように」という短冊があったという。
これを言えたのは本当にそこがいい場所だったのだろうな。

中井久夫「個人症候群」
天理教の教祖は幻聴を神のお告げと言ったようだけど、それを違うと言わず周りの人はそれに合わせたという。これが回復には大切。
僕のブルース・スプリングスティーンの追っかけもこれと同じかなと思う。
当事者研究はこの回復をみんなで行う。
僕は支援者だけに頼らずメンバーのみんなに聴いてもらいながらべてるで生活していきたい。
当事者研究の醍醐味は1対1でなくて1対多なのだと思う。
それにしても僕の他人事メソッドも天理教の教祖の体験と同じかなと思いました。
ここからこの本は難しく成るようなので、とりあえずここまで読んだのをまとめました。
べてるの家を語るのにすごくいいまとめだなと読んでいて思いました。
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「アーモンド」ソン・ウォンビョン 矢島暁子訳の感想

「アーモンド」ソン・ウォンビョン 矢島暁子訳を読んでの感想です。
僕はこの本をいろいろバタバタして落ち着かない中で読んで、実家に帰った時にも読んで、
引き込まれて読みました。
友情っていいな。僕も友達を大切にしよう。男の人も女の人も。
感情の無い主人公。自分に起きた悲劇の意味も分からない。
でも出会った人に誠実に接することで感情を持つことが出来た。
いいな。いい話だ。
僕も友達作ろう。そこにいる人と友達に成ろう。
ちょっとしたいい話。そして僕の中にずっと入り続けるだろう。
さわやかな温かい読後感。
やはり本屋大賞の本は好きだな。僕はこういう本をもっと読みたい。
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「風よあらしよ」村山由佳さんを読んでの感想

「風よあらしよ」村山由佳さんを読んでの感想です。
伊藤野枝と野枝が関わった女性解放運動で知り合った人たちの話。
僕は勉強不足なのだろうけれど、フェミニズムと言っていても女は男に左右されるのかな。
何だかんだあっても女性は男性におぼれるのかなと思ってしまいました。
そして僕はある女性とどのように付き合って行ったらいいのかと考えながら読みました。
男はつらいよな。女に捨てられないようにしないと。
この話はドロドロだな。フェミニズムなんて言ってられない。
革命、社会主義と言っていても内輪もめもあるのだな。
僕は辻潤に成るか大杉栄に成るか?
大杉に成りたいけれど辻に成りそうだな。
でも野枝と大杉の二人の人生はすごく濃いと思います。二人が幸せだったか分からないけれど濃い人生を送ったのだなと思いました。
でも僕はあっさり平穏な人生をこれから先に送りたいなとも思いました。彼ら二人のような人生は疲れるなと思います。
文庫本の解説が上野千鶴子さんだったのも興味深かったです。
でも解説はあっさり事実を書かれていました。
僕はフェミニズム運動の現状そして限界のような話を聴きたかったです。
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「環状島へようこそ トラウマのポリフォニー」宮地尚子先生を読んでの感想その2

途中にいろいろあり時間がかかりましたが、「環状島へようこそ トラウマのポリフォニー」宮地尚子さんを読み終わりました。
環状島という模型を前に置いているイメージで相手と話すと自分や相手の話が分かりやすいと思いました。
今の自分は環状島のどこに居るのかをイメージすると相手にそして自分も自分を理解しやすく成ると思います。
これから僕も使っていこうと思います。
この本は環状島のイメージでの対談集。対話されている話を読んでトラウマの様子が少し分かって来たと思いました。

そして環状島は僕の他人事メソッドに似ていると思いました。
困ってバタバタしている僕を頭の中でもう一人の自分が実況アナウンサーに成って実況中継する。
すると困っている僕は素に戻り楽になる。
そんなイメージは環状島の模型を前に置いてながめるのと似ていると思います。

ただ注意点として、環状島のどの場所で見ているかで環状島の見え方が違う。
環状島の頂に立っている人は山に登っている人を見て、そんな道を行かなくてもいいのに、こっちの道の方が進みやすいのにと思ってハラハラしながら見ている。
でも山を登っている最中の人は足元と周囲を覆う木々しか見えていない。
それを意識しているのが大切。
一番つらいのは同じものを見ているはずだと思い込み相互に誤解を増幅してしまうこと。

僕の他人事メソッドは山の上で、あるいは島の上を飛行機でながめているのだと思う。
そこに今回の環状島のイメージを重ねるとより自分の立ち位置が分かるなと思いました。
これからは他人事メソッドでの立ち位置が違う環状島モデルもイメージして楽に生きる方法を見つけていきたいです。
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「環状島へようこそ トラウマのポリフォニー」宮地尚子先生を読んでの感想その1

環状島がいいみたい。宮地尚子先生の「環状島へようこそ トラウマのポリフォニー」を読んでいます。
トラウマが専門らしい先生の著書で環状島という概念が出て来ました。
(内海)をもつ島。
(内海)は被害者が居る。地上に出られずに沈んでいる人。ショックが大きいままで語ることが出来ない状態。
(波打ち際)声を出せない被害者とかろうじて出せるようになった被害者が連なっている。いったん海から出られても(重力)とも言えるトラウマ反応や症状が強くなれば海に引き戻されてしまう。
(内斜面)声を上げることが出来る被害者が居る
(尾根)被害者のピーク
(外斜面)支援にあたろうとする人が位置する。
外からやって来る支援者は(外海)から(外斜面)に上陸して被害者に近づいて島の内側にいる被害者を引き上げようとする。
(外海)傍観者、ハラハラしながら起きていることを見ている人などがいる。
(さらに沖)出来事自体を知らない無数の人たちがいる。
そしてその環状島には力が働いている。
(重力)トラウマ反応や症状。被害者はつねに重力がつきまとい(内斜面)に居た人も(内海)に滑り落ちてしまうことがたびたびある。(外斜面)に居る人も(重力)の思い負担で支援を止めて(外海)へ戻ってしまうことがある。
(風)対人関係の問題。さまざまな風が吹く。
(水位)トラウマに対する社会の否定や無理解。その程度が強いほど水位が上がり被害者も支援者も水中に没してしまう。

これを僕はすごく分かりやすいモデルだと思いました。
そしてこのモデルを使って思い浮かべればトラウマの人たちの位置関係だけでなく社会のある特定の問題への関心の度合い。
個人の何かの困難への自分が置かれている位置の把握にも使えると思います。
すごく可視化されて分かりやすい。自分や自分たちの今置かれている位置が分かり自分を客観的に見ることが出来ると思います。
僕の他人事メソッドにも通じると思う。
何となくもやもやした状況を客観的に分かりやすくとらえられる。すごく良いと思います。
僕はこれからこの環状島モデルを自分の状況把握に使おうと思います。
そしてこの本でトラウマの実態を学んで行きます。良い本に良いアイデアに巡り会えました。べてるに感謝です。
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「福音と世界 2024年8月号 新教出版社」の感想

僕の千葉の教会でお世話に成った牧師先生の書いた文章が今の浦河教会で知り合った牧師先生が浦河教会のことを書いた文章と一緒に載っている雑誌、本を読みました。
べてるの人たちは浦河教会で聖書を救済する側でなくて救済される側に成って聖書を読んでいるという記述に僕もそうだなと思いました。
だから僕も神さまのことをよく見えるのかなと思いました。
べてるの家の先駆者の人たちはただ一生懸命に教会堂で生きて来たのかなと思いました。
そこに僕も加えて欲しいなと思いました。山本光一先生「浦河教会とべてるの家」

そして津田沼教会でお世話に成った栗原先生。いろいろ積極的に活動されて来たのだな。
津田沼教会でも熱く説教の時に話されていたのを思い出しました。
「使徒信条」で「ポンテオ・ピラトの下に十字架に付けられ」と僕も読んでいるけれど何となくそのまま読んでいたと気が付きました。政治に無関心ではいけない。平和を作り出すには発言しなければと思いました。栗原茂先生「平和を作り出すために」
僕の知り合えた二人が同じ本に載っている。偶然か必然か分かりませんがおもしろいなと思って読みました。
「福音と世界 2024年8月号 新教出版社」
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奥田英朗「サウスバウンド」を読んでの感想

奥田英朗さん「サウスバウンド」を読んでの感想です。
浦河図書館でご自由にお持ちください。として置いてあったのを持ち帰り読みました。
奥田英朗さんは「空中ブランコ」が好きでした。やさしいユーモアが好きです。
いいな。僕の時代だな。分かる。東京の描写が僕にも分かってうれしかったです。
いい少年小説だった。
別れは淋しいことではない。出会えた結果のゴールだ。
いい楽しい少年小説だった。さわやかな読了感だった。
おもしろい。毎日少しずつ読もう。
おもしろいな。つらいことあったけど読んでいてほがらかに成った。
最後涙流して一気に読んだ。
そんな感想を持ちながら楽しみながら読みました。
さわやかな気持ちに成りました。ほがらかに成りました。
僕はこういう本が好きなのだ。
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上野千鶴子さん「男おひとりさま道」を読んでと講演会の感想

上野千鶴子さん「男おひとりさま道」を読んでと講演会の感想です。
浦河に上野千鶴子さんが来るということで僕は上野千鶴子さんの著書「おひとりさまの老後」と「男おひとりさま道」を読みました。
2冊読んで安心した老後を送るにはお金もだけど友人が大切と教わりました。
お金持ちより人持ち。さまざまなタイプのユルい友人を持っているといいとのことでした。

そして弱さの情報公開。僕はべてるに居ながら上手く出来ていないな。SOSは出しているけれど。
というかべてるで上手く出来ている人はいるのかなと思いました。
僕は弱者だから老いるのは上手いかも。
自分の弱さを許せないから相手を軽蔑しているのかも。
僕に必要なのは弱さの情報公開を上手くすることかなと思いました。

金持ちよりも人持ち。ユル友を多く作る。多様な友人がセーフティネット。同じ趣味の人たちの所に行く。
ひとりでいたくない時に誰かと一緒にいられること。
僕もいろいろな友人を作る機会はあると思う。
やはり弱さの情報公開だな僕に必要なのは。そして人持ちだなと思いました。

そういう思いを本を読んで感じてから上野千鶴子さんの講演2回、一つは浦河町民向け、もう一つは支援者向けの講演に参加しました。

上野千鶴子さんの話は少し僕には難しく感じました。
僕は僕がどう老後を暮らすかのヒントが欲しかったのですが、一人一人がどう国や地域に働きかけるかの話が中心だったように思いました。

問題から立ち去ることが出来ないのが当事者。
そして僕もコウモリ。鳥でも動物でも無いなと思いました。
当事者研究の説明として、わたしのことはわたしにもよく分からない。そこで自分自身でともに研究する。自分を研究対象にする。と話されました。

そして女性学でも当事者研究でも当事者だから分かる。当事者が学問を身に着けて学者に成る。
なるほど僕も当事者研究の学者に成れるのだな、成ろうと思いました。
それには現地語では伝わらない。翻訳が必要。何か僕も勇気をもらいました。

講演後僕は飛んで行って上野千鶴子さんにサインをしてもらいました。
僕の渡した名刺を見ながら丁寧にサインしてくれました。素敵な名刺ねと言ってもらいました。
でも僕はあわててしまい。ぎこちない話で終わってしまいました。

僕の次に上野千鶴子さんに話しかけたべてるの友人は上手く話していいアドバイスをもらっていていいなと思いました。

後でその友人は僕に自分のブログの話をしたらダメだよ。忙しいのだから。どう話したら良いかSSTしましょうと言ってくれました。
僕はそうか今回の上野千鶴子さんにサインをもらった状況は僕がブルース・スプリングスティーンにサインをもらった状況と同じだな。
短い時間でどうコミュニケーションを取るか。難しいなと思いました。

そして2日目の講演の後にまた上野千鶴子さんに話かけました。
講演で出たコウモリ、鳥でも動物でもない、僕もコウモリです。障碍者としっかりした人との間ですと話しました。
すると上野千鶴子さんは自由でいいでしょと話してくれました。そうだな僕もコウモリとして自分の特色を活かそうと思いました。

そして友人と僕と上野千鶴子さんで写真を撮らせてもいただきました。
友人と上野千鶴子さんは笑顔でしたが僕は少し涙目でした。
でもやることをやれた。満足です。これからこの経験を活かそうと思います。
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「おひとりさまの老後」上野千鶴子さんを読んでの感想

上野千鶴子さん「おひとりさまの老後」を読んでの感想です。
僕は一人きりで生きていくのが不安でべてるに来た。当事者研究を学ぶのと一緒に。
でも今も一人で不安。
それは友人がべてるにいないからでは。
おひとりさまで安心して生きていくには友人が必要。
僕も今まで出来た友人を大切にして、べてるでも友人を作っていこう。
それがべてるでおひとりさまで楽しく暮らす作法かな。
この本ではおひとりさまで安心して暮らすには友人が必要と何度も何度も繰り返し書かれていた。
この本はそれに尽きると思った。
僕も友人を大切にしよう。
20日後ぐらいに上野千鶴子さんが浦河に来られる。
僕はこの本を読んで何か質問しようと思っていた。
上野千鶴子さんに「友達を大切にしなさい」ときつく言われたように僕は感じました。
いろいろ書いてあったけれど、おひとりさまの老後には友人が必要だと、それだけが一番大事だと書いてあったと僕は思いました。
僕も友人を大切にします。
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ハーモニーで出会った人たち「同じ月を見上げて」新澤克憲さんを読んでの感想

ハーモニーで出会った人たち「同じ月を見上げて」新澤克憲さんを読んでの感想です。
東京世田谷にある作業所「ハーモニー」に僕たちは以前見学に行った。
僕たちの作業所をこれからどうしていくか?手探りで行った。
最寄り駅で降りてみんなでいつものように気分体調を伝え合ってから行ったのを覚えています。
ハーモニーは何か温かく感じました。メンバーが自信を持って話していたのが印象的でした。
そして新澤さんにも少しだけ話して僕が知り合った名刺会社の社長さんの会社で作ってもらった名刺を渡して帰って来ました。
その後その名刺に載せた写真が縁で、新澤さんが僕と同じくブルース・スプリングスティーンのファンだと知りフェイスブックの交流が細く長くつながっています。
今はもう僕たちの作業所は消えてしまいましたが、新澤さんの作業所は活動を続けています。
そしてハーモニーの活動、メンバーの話を新澤さんの体験を通して語られた本が出版されました。
アマゾンでも買えますがハーモニーのホームページから注文するとメンバーの工賃に反映されるとのことです。
ハーモニーから購入するとないしょのおまけも付きます。
ハーモニーの通販サイト(おまけ付き)
https://harmony1.theshop.jp

就労継続支援B型なのだなハーモニーは。当時はB型が良いらしいという話が出てみんなB型に移ったな。
まあ僕からすれば、これが最初のボタンのかけ違いだった。
この本ではいろいろな人の人生が新澤さんの見た姿で書かれている。
僕にも書いてくれる人いるかな。
本に書いてくれなくても覚えていてくれる人がいたらいいな。
やっぱり僕も誰かの記憶の中に入れたらいいな。

いろいろなメンバーと家族が描かれている。
それぞれにそれぞれの人生があったのだ。
僕もおばあちゃんの話をもっと聴けばよかったな。
関東大震災、東京大空襲で2度隅田川に入ったと言っていたな。
語り継ぐの大事だな。
そして僕の人生も誰かに継いでもらいたいな。

でも考えてみたら僕は今まで偏見差別を受けたと感じないで生きて来た。
新澤さんのようないろいろなこころある人たちに助けてもらったのだな。
「異なった者同士が隣り合いながら、互いのかけがえのなさとどうしようもなさにうろたえながらも、同じ場に居続けることはできるのではないか」
僕も僕の今の居場所もこれが大切なのかなと思いました。
僕にとってやさしい大切な本に成りました。

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「アルジャーノンに花束を」ダニエル・キイス著 小尾芙佐訳の感想 

「アルジャーノンに花束を」ダニエル・キイス著 小尾芙佐訳の感想 
僕は北海道浦河から千葉の実家に一時的に帰る時に薬を持って来るのを忘れて飲めずにいた。
眠れずぼおーとしてこの本を読んでいると主人公チャーリーに成った気持ちだった。
知的障害のチャーリーが書くけえかほおこくはひらがなや誤字も多かったのだけど僕はあまり苦労なくチャーリーに成って読んだ。

そのチャーリーが手術を受けてIQが急激に高く成った。
それはチャーリーが望んだことなのだけどチャーリーはIQが高く成って幸せに成ったか?
作業所の仲間からは「きょーよーを高めると古い友だちとしゃべれなくなるぞ」と言われていたけれどチャーリーはそのまま人体実験を受け続けた。
自分がかしこくなったらみんな離れてしまったのかな。
チャーリーは賢く成って今までのことが分かってしまった。気が付かなければ良かったのに。
読んでいてチャーリーは僕に思えて来た。ただのいい人だったチャーリーは知性と教養を身に着けてすっかり変わってしまった。
それでも楽しい女性フェイとの交流の部分は読んでいて楽しかった。

僕は知的障害者を嫌悪している。その一方で僕も精神障害者で同じ様に嫌悪されている。
そしてチャーリーが送られて行ったウォレン養護学校はべてるの家なのでは?生をあきらめている。将来の自分を見ているようでこわごわ読んでいる。

僕は賢く成ろうとべてるに来て孤立している。まるで僕を見ているようだ。
チャーリーは僕なのだという気持ちが強く成った来た。
僕は地元の仲間から離れてべてるに来て良かったのか?
僕は浦河の主治医に言われたように「勘違いして浦河に来た」のかな。
1つ思ったのが、チャーリーはIQが高く成る手術を受けたことを周りの人たちに話すことを禁じられていた。
でも僕は仲間に話してよかったのではと思う。僕ならそうしたかもなと思う。
そうすればチャーリーの環境も良く成ったのではと思う。

でもつらいな。チャーリーの不幸が僕に起こっているように感じた。
頭が良く成ることIQが高く成ることが何なのか?
僕は昔ばかだったけど幸せだったかもな。
読んでいる途中で他の人のことを思っていたけれどやはり僕のことが書いてあった。
本の帯に書いてあった宣伝文句「何回読んでも泣ける」などという感動する本ではなく、この本は僕を深く自分の生き方を再考させた。

この本を読んで僕はどうするかを問われているように思います。
人のいい、いい人の大矢さんで居た方が良かったのかな。
この本の中でチャーリーは引き返す選択が出来た機会もあったように思う。
でもチャーリーはそのまま続ける選択をした。
大矢君はどうするのかな?

僕はサンフランシスコに行った大成功の気分からすっかり変わってしまった。
べてるの家に居るのは僕にとって幸せなのかな?
ここはじっくり考えます。
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「永遠の仔」天童荒太を読んでの感想

「永遠の仔」天童荒太を読んでの感想です。
実家から持って来てもう一度読み返しました。
そしてサンフランシスコへブルース・スプリングスティーンのライブに行く時に文庫本を買って持って行きました。
この本を読んでいると安心する。暗い内容だけど自分が癒されて行くのを感じる。

小児精神科病院での少年2人と少女の話。
うそをついて自分達をごまかさなければ生きていけなかった。
「理想の家族」を空想で作り上げて何とか生きていた彼ら。
でも3人の友情。明神の森のクスの木の下で彼らは一晩語り合った。その思い出でその後生きて来られた。
全てを話して、全てを聞いて受け容れる。僕はあこがれる。
そんな青春小説の一面もあった。暗い内容、でも読んでいると安心した。

僕はサンフランシスコへブルース・スプリングスティーンのライブを観に行った。
この本を読みかけで持って行った。
僕は心配でいっぱいだったけれど、この本を読むと何とかなると思えた。
安心した。不思議な本だった。悲しいけれど温かい。深い慈しみを僕は読んでいて感じた。
僕の大切な本。ブルース・スプリングスティーンのライブと一緒にいい思い出に成りました。
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