自分の周りの空を写します
北東気流の街に生まれて
「カセットテープ ダイアリーズ BLINDED BY THE LIGHT」を観ての感想
ブルース・スプリングスティーンのファンの青年と彼の周りを描いた映画です。
僕は映画館で2回観て今回Blu rayで観て3回目を観ましたが、涙がだだもれ、泣きながら一緒に歌って観ました。
僕のブルース・スプリングスティーンの好きな曲の好きな所が流れる。
僕は今、さみしくて自信も無くてどうしたらいいのか分からないでいた。
でもこの映画を観た後、励ましてもらった気持ちでいる。
僕も友達と恋人が必要なのだ。
僕も友達と恋人無しに勝利は無いのだ。家族はもういないけれど。
僕ももう一度信じてみよう。みんなで太陽の日差しの下を歩くのだ。それまで友達と恋人を大切にしよう。
そんなポジティブな気持ちにさせてくれる映画です。
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BRUCE SPRINGSTEEN「MY FATHER'S HOUSE」を和訳しました
一緒に載せた動画は1990年のライブ映像。この時のブルース・スプリングスティーンは実家の前を夜中に週に何日も車で行くようになっていた。
受けたカウンセリングでは医者に「あなたは過去に起きた事をやり直そうとしている」と言われた。
そこでブルースはまさにそれを俺はしていると答えた。
すると医者は「それは出来ない」と言った。そう語ってからブルースは演奏を始めた。
ブルース・スプリングスティーンの父親との確執の話はよく出て来る。ブルースは父親とは似た者同士、だから反発し合ったのかもしれない。
ブルースは事あることにその話をしていたけれど父親が亡くなる前に和解出来た。
その事が自伝本や僕も観に行かせてもらったSpringsteen on Broadwayでも語られた。
僕はその話を僕と僕の父親とに置き換えて聴いていた。
そして僕も父と亡くなる前に和解出来た。共通する所がある。よかったと思う。
僕はブルースの話を聴きながら自分を励まして来た。ありがたい。
人はやり直したいと思う事がいくつかあると思う。僕の場合僕はそれにこだわってやり直して来た。
本当はそれをしてはいけなかったのだろうが、僕はやり直せた。運がよかったのかなと思います。
そして僕はその代価も払っていると思います。
MY FATHER'S HOUSE
Album version
昨夜俺は子供の頃の夢を見た
外は松の木が高くおい茂っていた
俺は林を抜けて家へと急いでいた
暗くなる前に着こうと
俺は風が林を抜けてざわざわと吹いているのを聴いた
そして幽霊のような声が野原から湧き上がって来るのを聴いた
俺は心臓が激しく打ちながら荒れた道を必死に走った
悪魔がかかとにすがり付いて来るのを感じながら
俺は林の中を突き抜けて走った。夜の中を
父の家は強く明るく光って建っていた
枝やいばらが俺の服を破り腕をすりむかせた
でも俺は走った。そして父の腕の中に抱きかかえられた
俺は目が覚めて父と俺を引き裂いたつらい出来事を考えた
もうこれからは二人のことを引き裂かないだろう
俺は服を着てあの家へ車で行った
道路から窓が明るく輝いているのが見えた
俺は玄関のステップに上がりポーチに立った
知らない婦人が出て来てチェーンドア越しに話しかけて来た
俺は俺の物語を話して誰に会いに来たかを話した
彼女は言った。ごめんなさい、でもそのような名前の人はもうここには住んでいませんと
俺の父親の家は強くまぶしく光って建っている
それは夜の中で俺を呼んでいる灯台のようだ
呼んでいる、呼んでいる、とても冷たく孤独に
暗い高速道路を通り越して呼んでいる、父と俺との罪がいまだに償われていない所へ
Last night I dreamed that I was a child
Out where the pines grow wild and tall
I was trying to make it home through the forest
Before the darkness falls
I heard the wind rustling through the trees
And ghostly voices rose from the fields
I ran with my heart pounding down that broken path
With the devil snapping at my heels
I broke through the trees and there in the night
My father's house stood shining hard and bright
The branches and brambles tore my clothes and scratched my arms
But I ran till I fell shaking in his arms
I awoke and I imagined the hard things that pulled us apart
Will never again, sir, tear us from each other's hearts
I got dressed and to that house I did ride
From out on the road I could see its windows shining in light
I walked up the steps and stood on the porch
A woman I didn't recognize came and spoke to me through a chained door
I told her my story and who I'd come for
She said "I'm sorry son but no one by that name lives here anymore"
My father's house shines hard and bright
It stands like a beacon calling me in the night
Calling and calling so cold and alone
Shining 'cross this dark highway where our sins lie unatoned
演奏はこちら
https://youtu.be/KYDW1bIwIV4
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BRUCE SPRINGSTEEN「OPEN ALL NIGHT」の感想
そこで公式の三浦久さんの対訳を載せます。翻訳する人はいろいろなことを知っていなければ出来ないだろうと思いすごいなと思います。
それでもブルース・スプリングスティーンは自伝本やSpringsteen On Broadwayで若い頃は車の運転免許を持っていなかった。
それで西海岸へニュージャージーからバンド仲間と行く時にブルースも運転させられたと自嘲気味に話していたのを思い出しました。
それでも「RACING IN THE STREETS」を書いたと話していて少しがっかりしたようなすごいなと思うような気持ちになりました。
この「OPEN ALL NIGHT」も車のことがいろいろ出て来て僕は分かりません。
でも三浦久さんの対訳を読んで感じたのは、この主人公は人生に追われて逃げ切ろうとしている。
でもはまってしまった罠から逃れられない。そんな気持ちなのかなと思いました。
そして同じアルバム「NEBRASKA」の中の曲「STATE TROOPER」と同じようにこの主人公は警察に追われているようにも感じました。
こういう閉塞感に囲まれた人たちを描くのがブルース・スプリングスティーンはすごいなと思います。
OPEN ALL NIGHT
Album version
キャブレーターを洗いチェックし
パイプは圧縮空気で通りをよくした
俺の車はターボジェットのような凄い音
裏庭でブロックで持ち上げ
新しいスクラッチ・プレートとショックアブソーバーを取り付けた
スタンドで洗車しプラグとポイントをチェックした
今夜は出かけて大暴れ
早朝の北部ニュージャージー
工場地帯のスカイライン
俺は夜通し這って進む準備の出来たコブラ・ジェット
スタンドを見つけ公衆電話したい
夜のターンパイクは一人でいると薄気味悪い
遅れているからアクセルをふかそう
早朝のニュージャージー
荒涼とした月面のような景色
上司は俺が気に入らず夜勤組にまわされた
あの娘の町へ行くには一晩中運転しなければ
朝早い時刻には意識がもうろうとする
ラジオの中継塔よ あの娘のところへ連れて行ってくれ
陸橋の下 おまわりがフラッシャーのスイッチを入れる
グッドナイト グッドラック
ワン・トウー・パワーシフト
リンダに会ったのは彼女がルート60の
ボブズ・ビッグ・ボーイのカウンターの中で働いていた時
フロントシートにフライドチキン
彼女は俺のひざの上
俺たちはテキサスのロードマップで指をふいた
スクラップメタルの丘の上のリンダを覚えている
心臓が止まりそうなほどきれいな茶色の目をしていた
午前5時 オイル・プレッシャーが急速に減り始めた
どこかにピットインして フロントガラスをふき
ガソリンをチェックしよう
それからあの娘に電話を入れよう
もどって来ると伝えなきゃ
だからちゃんと待っててよ もうすぐだから
まだ3時間もあるがだんだん近くなっるよ
朝早い時刻には目がしょぼしょぼする
精油所の塔の上にのぼると太陽は大きな赤いボール
ラジオはゴスペル局と混線
失われた魂が長距離電話で救いを求めている
ヘイ・ミスターDJ 俺の最後の祈りを聞いてくれ
ヘイ・ホー・ロックンロール このどんずまりから救い出してくれ
Well I had the carburetor baby cleaned and checked
With her line blown out she's humming like a turbojet
Propped her up in the backyard on concrete blocks
For a new clutch plate and a new set of shocks
Took her down to the carwash, checked the plugs and points
Well I'm going out tonight, I'm gonna rock that joint
Early North Jersey industrial skyline
I'm an all-set cobra jet creeping through the night time
Gotta find a gas station, gotta find a payphone
This turnpike sure is spooky at night when you're all alone
Gotta hit the gas, baby, I'm running late
This New Jersey in the morning like a lunar landscape
Now the boss don't dig me, so he put me on the night shift
It takes me two hours to get back to where my baby lives
In the wee wee hours your mind gets hazy
Radio relay towers, won't you lead me to my baby
Underneath the overpass, trooper hits his party light switch
Good night good luck, one two power shift
I met Wanda when she was employed
Behind the counter at Route 60 Bob's Big Boy Fried Chicken
On the front seat, she's sitting in my lap
We're wiping our fingers on a Texaco road map
I remember Wanda up on scrap metal hill
With them big brown eyes that make your heart stand still
Hoo hoo, whoa!
Ha!
Oh, hey
Well at 5 a.m. oil pressure's sinking fast
I make a pit stop, wipe the windshield, check the gas
Gotta call my baby on the telephone
Let her know that her daddy's coming on home
Sit tight, little mama, I'm a-coming around
I got three more hours but I'm covering ground
Your eyes get itchy in the wee wee hours
Sun's just a red ball rising over them refinery towers
Radio's jammed up with gospel stations
Lost souls calling long distance salvation
Hey mister deejay won't you hear my last prayer
Hey ho rock 'n roll deliver me from nowhere
Hey da da di da, di da da
Oh hey da da di da, di da da
Oh hey da da di da, di da da
Oh hey da da di da, di da da
[Fades out]
演奏はこちら
https://youtu.be/Vf-Y426YMto
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安藤桃子さん「0.5ミリ」「クジラの葬式」を読んでの感想
文庫本「0.5ミリ」で一緒に収録されていた「クジラの葬式」も読んで感じました。
両作品とも主人公の女性が老人男性に出会い、一緒に生きる話なのだけれども主人公は相手を介護するヘルパーとしても一人の女性としても魅力的で僕もこういう人と出会いたいなと思いました。
その女性がヘルパーとしてか恋人としてか友人として相手に付き合っているのかはっきりしませんが、それが理想的なのかなと思います。
「05ミリ」の方では主人公は相手を好意的に思っているようでも計算していたり、それに僕は少しがっかりしたりもしましたがそれが本当の姿なのかなと思います。
でもそれは僕があまり女性と付き合っていないからかなとも思いますが。
そしてたとえその相手と子供が出来なくても、自分のDNAは残らなくてもお互いに影響し合って付き合ったことは後の世界に引き継がれていくのだと思います。
どちらにしてもこの2作品を僕はとてもやさしい気持ちで読めました。楽しかったです。
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中村哲さん「天、共に在り」を読んでの感想
少しずつ他の本も読みながらで読み終わるのに時間がかかってしまいました。
アフガニスタンの復興援助に奮闘した中村哲さん自身が書かれた本です。
机上の理想論と現実との違い。中村さんは現地の人と溶け合い人脈により進めて来たようです。
それぞれの場面で出会った人たちのことが書かれている。それは座して得られたのではない。
本当に私たちに必要なのは何か、不要なものは何か?
人は見ようとするものしか見えない。
「天、共に在り」
他者との関係において自分は成り立っている。
さまざまな人と出会い、それに自分がどう応えていくか。無意味な人などいない。私たちに分からないだけ。
中村さんたちの努力でアフガニスタン医療支援、現地に病院を建てることから始めて干ばつで農業が崩壊している状況を水路を通すことで農業を蘇らせた。
無意味な米国などからの軍事攻撃を避けながらの活動。それには仲間を信じて任せた割り切りがあったのだと僕は思いました。
そして水路を襲う洪水を経験して自然との共存を悟られたのだと僕は思いました。「天、共に在り」
人は食べるためだけに生きているのではない。
今ほど切実に自然と人間との関係が問い直される時はない。
与えられた恵を見出す努力が必要。
知識が増せば利口になるとは限らない。
アフガニスタン情勢に限らず私たちの世界観や常識がフィクションの上に成り立っている。
そして信頼は一朝にして作られるのではない。利害を超え忍耐を重ね、裏切られても裏切り返さない誠実さ、これが人々の心に触れる。
私たちはいとも簡単に平和を語り過ぎる。
武力行使によって守られるものは何か、そして本当に守るべきは何か
少なくとも私は「カネさえあれば何でも出来て幸せになる」という迷信、「武力さえあれば身が守られる」という妄信から自由である。
最後に、あらゆる人の営みが、自然と人、人と人の和解を探る以外、我々が生き延びる道はないであろう。それがまっとうな文明だと信じている。と中村さんはこの本で結ばれている。
僕はこの中村哲さんの書かれた本を読んで、実際に自分がその場に居て自分で感じることの大切さを思いました。
ただ流れ出て来るるたくさんの情報を見ているだけでは物事の本当のことはつかめない。自分は分かっていないのだという謙虚さが必要かなと思います。
そして中村さんの現地の人の中に入って生きることの大切さ、そして僕は「裏切られても裏切り返さない」という言葉に今までの僕を思い自戒しました。
それにしても報道されて僕もそう信じて来たアフガニスタン復興と現実との違いに僕はだまされていたと思いました。
現場第一主義だなと思いました。
でも中村哲さんは現地で殺されてしまった。何もして来なかった僕は申し訳なく思いました。
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「0.5ミリ」安藤桃子さんを読んでの感想
なんかすっ飛んでるな。サワさんすごくいい。
茂じいさんとのやり取りがいい。僕もサワさんみたいな人がいたらいい。
いいなサワさん。義男先生にも入り込んで静江さんにもやさしい。サワさんの介護のおかげで義男さんは静江さんを好きになった。
僕はうれしくなって少しずつ読んでいる。
サワさんはとんでもないすっ飛んだヘルパーさんかと思ったけれど本当はすごい人だったのだ。ヘルパーとしても一流。
でもそれからの急展開。僕はどう反応していいのか分からない。人生、死ぬ瞬間まで分からないということかな。人の営みはもっとずっと深いものなのかな。
すごい話だった。僕はこの話を消化しきれないでいます。
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BRUCE SPRINGSTEEN「USED CAR」を和訳しました
今日は中断していたブルース・スプリングスティーンのアルバム「NEBRASKA」から「USED CAR」を僕なりに和訳しました。美しいけれど悲しい歌に感じます。新しい中古車に乗る家族。それを見に来る近所の人達。その情景が何とも言えない悲しさに僕は感じます。車のホーンが鳴り響くさみしい街。すごいです。
USED CARS
Album version
小さい妹がソフトクリームを食べながら前の座席に座っている
母親が後部座席に一人で座っている
父親が車を運転してゆっくり外に出す
テストドライブにミシガンアヴェニューへと行く
そして母親は結婚指輪をいじって
セールスマンが父親の手を見つめているのを見ている
セールスマンは出来れば値引きしたいのですが出来ませんと言う
ああ俺はもし出来れば誓う、俺がやりたいことは分かっていると
さあミスター、俺が宝くじに当たることが出来た日には中古車など二度と買わないぜ
近所の人達が近くからも遠くからも寄って来た
俺たちは新しい中古車を乗って帰ったら
俺は父親がアクセルを踏み込み車をきしませ
彼らにこんな所おさらばさと言って出て行きたい
俺の父親は朝から翌朝まで同じ仕事に汗をかく
俺は家へと同じ汚い道を歩く、俺が生まれた街の道を
向こうの街区で妹がフロントシートに座りホーンを鳴らすのが聞こえる
その音がミシガンアヴェニュウー一帯に鳴り響いている
ああミスター、俺の番号が当たった日には俺は二度と中古車は乗らないぞ
My little sister's in the front seat with an ice cream cone
My ma's in the back seat sitting all alone
As my pa steers her slow out of the lot
For a test drive down Michigan Avenue
Now my ma she fingers her wedding band
And watches the salesman stare at my old man's hands
He's telling us all about the break he'd give us if he could, but he just can't
Well if I could I swear I know just what I'd do
Now mister the day the lottery I win I ain't ever gonna ride in no used car again
Now the neighbours come from near and far
As we pull up in our brand new used car
I wish he'd just hit the gas and let out a cry
And tell them all they can kiss our asses goodbye
My dad he sweats the same job from morning to morn
Me I walk home on the same dirty streets where I was born
Up the block I can hear my little sister in the front seat blowing that horn
The sounds echoing all down Michigan Avenue
Now mister the day my number comes in I ain't ever gonna ride in no used car again
演奏はこちら
https://youtu.be/_zYf9Uw-6Ak
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BRUCE SPRINGSTEEN Apple TV 「LETTER TO YOU」を観ての感想
まだ2曲は訳していませんが。
ライブだなと思いました。観ていて僕の体に血がめぐって温かくなった。力が湧いて来た。
ブルースは強く死を意識している。そこから生まれた祈りの力かな。途中涙が出そうになった。
僕は「HOUSE OF A THOUSAND GUITARS」が一番好きだ。
そして「SONG FOR ORPHANT」では言葉が多すぎるとブルースも言っていて僕は和訳出来ていないけれど。
若い頃にも意味がある。大切な思い出。
ライブだな、この映像はと思いました。
コロナでライブが出来ないのでこの映像を撮ったのかな。
ブルースは友人の死から自分のルーツを意識したように感じました。
僕はブルースが自分のやりたいことをやれていいな。それをやれる仲間もいて。
そして最後のブルースのナレーションも感動しました。
僕は死ぬまで一生懸命に生きよう。チャンスがあるのだ。
僕は友達も少なく恋人もいないけれどこれから作っていこう。
神さまが見ていてくれるのだ。さあ行こう。
Go God Bless You
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「デフ・ヴォイス」丸山正樹さんを読んでの感想
読みやすい文章で話が進んで良いけれど、ここのこの文章がいいという様な所は無かったかなと思います。
僕は推理小説を考えないで読むので誰が犯人だとかが分かっても、あーそうかで終わってしまう。困ったものです。
この小説は耳の聞こえない人たちを中心とした話で、手話の中にも聞こえる人が学ぶ日本語対応手話があり、ろう者が子供の頃から使う日本手話というのもあるということで、
それぞれ使う人が違い、微妙な対立もあるらしい。
どこの世界でも大変だなと思いました。
この小説。言いたいことを言えない人たちのことが書かれていて僕もそういう所もあるなと思います。
でも僕は何だかんだ言って僕の言いたい事を言えている。ありがたいな。
でもそれは僕が出会ったいろいろな人たちのおかげ。
ありがたいな。大切にしようと思いました。
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「弱さの研究」を読んでの感想です
僕の今に必要な本だと思い2回読みました。
弱さでつながれる。何だかんだ言って僕は弱さを否定してきたのかもしれない。
僕は悪い意味で病気が治ってしまったのかもしれないと思いました。
みんなとのつながりで回復すれば良かったのだけど。
でも僕も僕なりに回復の物語は書けたと思います。まだ途中だけれど。
僕なりに病気を腑に落ちて認められた。病気も僕に必要だったのだ。
僕もアメリカに行ってブルース・スプリングスティーンのライブを観て涙を流したのだ。
またこの本の中で教会の話として出て来た生良先生の話もそうだなと思いました。
「信じる」「愛する」それらは最も愛しにくく信じにくい形で私たちに現れて来る。「にもかかわらず」信じぬく。私たちは試されるのだと。
僕は嫌なことがあるとすぐ逃げるけれど信じにくいことを信じるのもいい経験になるだろうなと思います。
「非合理性」なべてる。失敗やつまづきをお互い認め合えるのが当事者研究という言葉に僕はもう一度当事者研究を信じてみようかなと思いました。
そして僕も分かりにくさを大切にしよう。スパッとでなくぐずぐずと情けなく考える。分かりにくくて面倒くさくていいのかな。
僕はついすぐ答えなければいけないと思いよく分からなくても無理やり答えてしまうけれど分からないと言う勇気かな。
そして分からない状態に耐えられる力、ネガティブケイパビリティだな。
出来ない人を待つゆとり。人に頼る。これが僕は抜けている。
いろいろあるけれど僕はやってみたい気はする。これから起こる面倒なことをおもしろいなと言えるかどうかだな。
人とのごたごたに戻るかどうか。さみしくは無くなるけれどどうかなという迷いもあるけれど。
本来人生は解決出来ない問題だらけ。その中をどう折り合いをつけて生きていくかだと僕は思う。
少なくとも僕は弱さを知っていた。今はどうか分からないけれど。
僕はつい分かりやすいスパッと決まった方に向かいがちだけど、本来人生はそんな単純でないはずだ。
解決出来ない問題だらけ。その中で何とか折り合いをつけていくのがいいのかなと思います。
ぐずぐずと迷っていいのだと思います。
間違ったら謝って直せばいい。
僕も何度もやり直すチャンスをもらったじゃないか。
一度のことで決めない。ぐずぐずと悩んでいいのだと思う。そして少しずつ自分の思う方向に進めばいい。
あれ、これは「6割理論」ではないか。僕が昔いろいろな人と出会って作った「6割理論」ではないか。
忘れていたけれどここで「6割理論」の出番が来た。
僕は僕の研究に助けてもらうのだ。
そうだ僕は当事者研究の研究員なのだ。
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