自分の周りの空を写します
北東気流の街に生まれて
上橋菜穂子さん「香君」を読んでの感想
やわらかいお話で癒されてお友だちのように思って読みました。
でも読み進めて行くとすごい世界観だなと思うように成りました。
大変な内容だけどがぜんおもしろい話に成って来た。どんどん読み進みたく成りました。
人はどこかの時点で成長しなければいけなく成る。
でも僕はもう少し主人公アイシャが周りの人たちとやさしい時を暮らすのを読んでいたかったです。
アイシャは大きな動きに巻き込まれて行く。
でもアイシャには幸せに愛されたという思い出が助けに成った。思い出の力はすごいのだな。
大きな流れでいろいろな人がそれぞれの利害関係で動いているのが描かれて行く。人はそれぞれの思いで動く。
大きな世界観を感じました。それは人間社会だけでなくて動物も植物もみんなそれぞれの思惑で動いているのだなと分かりました。そしてそれらを大局的に見れたらいいなと思いました。
そしてそれぞれの人が自分の言いたい事を言っている中で、みんなが平等、対等な「場」を作ろうとする主人公たち。
僕は思わずここで「場」の話が出るか。僕の学んでいる当事者研究ではないか。と驚きました。
最終的に対等な「場」を作ろうとした物語だったなと思いました。そんなスケールの大きくてそして優しいお話でした。
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雪の結晶を撮りました その3
3度目の挑戦でやっとそれなりに雪の結晶が撮れました。
マクロレンズをスマホに付けて台の上にスマホを乗せて撮りました。
なかなかおもしろいです。
慣れれば簡単に毎回撮れそうです。
北海道浦河はこれからが雪の季節。また撮りたいです。
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「人間万事塞翁が馬」を感じました
僕は気象予報士会の天気図検討会に人間関係が上手く出来なくなり行かれなくなった。
そのことを僕はずっとこころの底で残念に思っていた。
でも僕は今、北海道浦河で気象観測しながら雪の結晶を写真に撮りたいと思いながら初歩の初歩の気象本を読んでいる。
僕はここで仲間と一緒に居ようとがんばっている。
何かいいなと思う。周り周って僕の望んでいた生活をしているのかなとふと思った。
「人間万事塞翁が馬」かなと思う。
僕の人生は今年の誕生日で60歳。一回りする。何かこの気持ちを残しておきたく思いました。
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瀬戸内寂聴「寂聴97歳の遺言」を読んでの感想
年末に読む本が無くなりアマゾンでも注文が届かないので部屋を探して出て来た本を読みました。
年始から遺言と穏やかでないですが寂聴さんのやわらかい語りで穏やかに朗らかに読めました。
愛することは許すこと。有難い。渇愛は見返りを求める愛、慈悲はあげっぱなしの愛。それがいい。
人はひとりで生まれてひとりで死んでいく。(人は孤独なのだな)。
人間の心なんて年中変わる。だから動かないしっかりしたものに頼りたくなる。それが宗教。
悪いことがあっても必ず変わる。いいことも変わる。
人間の不思議な能力「忘れる」。
「自分は不幸だ」と笑顔を忘れると不幸が訪れる。笑顔でいる。
何をしたら自分は一番楽しいかを考えてためしてみる。(実験するのだな)
今日したいことを今日する。人間は自分がしたいことをしている時が一番幸せ。
この世でやりたいことを全部やったらいい。やった後には結果が出る。その結果が自分のそこからの生き方を教えてくれる。生きた甲斐がある。(まさに僕の当事者研究が目指している所だな)
神さまは見ていてくれている。特にいいことをした時にあー見ていてくれているのだなと感じる。
読書したくても出来ない人がたくさんいる。
「忘己利他」
自分の死に際に「私はこう生きた」と振り返る(僕もこれを最後にやりたいな)
最後は友だちが残る。
「僕のお父さんも死んですぐふっと楽な顔に成ったな。お母さんも涙流して安心して亡くなった。人はいつか死ぬのだな。最後の最後に「ありがとう」と言って死にたいな」
(でもやっぱり死はこわいな)
いっぱい矛盾や納得のいかないことがある。するとそこに哲学が文学が生まれる。
(僕も死ぬ瞬間まで頑張って生きよう。やっぱり僕は死ぬのがこわい。それはやっていないことがあるからなのでは。僕はやりたいことをやろう。そうすれば安心して死ねる)
(今年はやりたいことをやる年にしよう。ブルース・スプリングスティーンのライブを観にアメリカに行く。浦河で当事者研究を深めて拡げる。そして年末に結果がどうであったか振り返ろう。昨年は浦河での地盤を固める年だった。今年は動こう)
今年も年末にこの本をもう一度読んで考えようと思います。僕の新年の抱負です。
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