李登輝氏「奥の細道」散策、5月10日来日で調整へ(2006年1月11日3時5分 読売新聞)
「 台湾の李登輝・前総統が5月10日から2、3週間の日程で来日する方向で調整している。
民間団体などの招きによるもので、東京や秋田などを回り、松尾芭蕉の「奥の細道」ゆかりの地を訪問したい意向だ。李氏は2004年末に来日し、京都や金沢、名古屋などを観光旅行した。今回、来日が実現すれば、約1年半ぶりとなる。
日本政府が前回、李氏に査証(ビザ)を発行した際、中国政府は反発した。その後、昨年の愛・地球博(愛知万博)を機に、短期滞在の台湾観光客には査証が免除になった。ただ、政府筋は「李氏のような要人は、入国審査対象になる」として、日本での政治活動の有無などを確認したうえ、李氏の入国の是非を判断するとの見通しを示している。
外務省は「李氏の来日についてはまだ正式に聞いていない」としている。」
中共の反応
「中国外交部の孔泉報道官は12日、『もし日本が李登輝の訪問を許したなら、日中関係は更に緊張したものとなる』と警告し、『いかなる理由であれ日本は李登輝にビザを発給してはならない。人間というものは過去を見れば現在がわかる。現在を見れば将来もわかる。李登輝がいかなる人物であるか、日本側もよく知っているはずだ。我々は、日本政府もまた、台独分子などに講演や活動の場を提供しないことを求める』」
許されざる李登輝氏への入国審査 「台湾の声」より
「讀賣新聞(1月11日朝刊)によれば、台湾観光客のノービザが認められている今日なお、日本政府は、李登輝氏を「要人ゆえに入国審査の対象」としているらしい。もしこの報道が事実どおりなら、その『要人』とは「犯罪者」の事か。あれほどまでに日本との親善交流を進め、しかも一国の元首だった人物に対し、中国政府の顔色を伺いながら、『入国審査』という特別措置を敢えて採るなど、これを異常と言わず、何と言うのか。これは李氏、そして台湾国民に対するこの上ない非礼行為であるばかりでなく、日本国民全体の名誉をも傷つけるに等しい愚行である。すくなくとも李氏の入国を、一般人と同様に淡々と受け入れ、国内で自由な行動を保証してこそ、日本ははじめて正常な国となれるのだ。」
前回同様、中国側の強い意向に配慮し「記者会見しない」「講演しない」「政治家と会わない」との三条件を李登輝氏に呑ませるのだろうか。
中共の日本に対するメディア規制要求といい、孔泉報道官の脅しと言い目に余る状況に政府の毅然とした志を見たい。
「 台湾の李登輝・前総統が5月10日から2、3週間の日程で来日する方向で調整している。
民間団体などの招きによるもので、東京や秋田などを回り、松尾芭蕉の「奥の細道」ゆかりの地を訪問したい意向だ。李氏は2004年末に来日し、京都や金沢、名古屋などを観光旅行した。今回、来日が実現すれば、約1年半ぶりとなる。
日本政府が前回、李氏に査証(ビザ)を発行した際、中国政府は反発した。その後、昨年の愛・地球博(愛知万博)を機に、短期滞在の台湾観光客には査証が免除になった。ただ、政府筋は「李氏のような要人は、入国審査対象になる」として、日本での政治活動の有無などを確認したうえ、李氏の入国の是非を判断するとの見通しを示している。
外務省は「李氏の来日についてはまだ正式に聞いていない」としている。」
中共の反応
「中国外交部の孔泉報道官は12日、『もし日本が李登輝の訪問を許したなら、日中関係は更に緊張したものとなる』と警告し、『いかなる理由であれ日本は李登輝にビザを発給してはならない。人間というものは過去を見れば現在がわかる。現在を見れば将来もわかる。李登輝がいかなる人物であるか、日本側もよく知っているはずだ。我々は、日本政府もまた、台独分子などに講演や活動の場を提供しないことを求める』」
許されざる李登輝氏への入国審査 「台湾の声」より
「讀賣新聞(1月11日朝刊)によれば、台湾観光客のノービザが認められている今日なお、日本政府は、李登輝氏を「要人ゆえに入国審査の対象」としているらしい。もしこの報道が事実どおりなら、その『要人』とは「犯罪者」の事か。あれほどまでに日本との親善交流を進め、しかも一国の元首だった人物に対し、中国政府の顔色を伺いながら、『入国審査』という特別措置を敢えて採るなど、これを異常と言わず、何と言うのか。これは李氏、そして台湾国民に対するこの上ない非礼行為であるばかりでなく、日本国民全体の名誉をも傷つけるに等しい愚行である。すくなくとも李氏の入国を、一般人と同様に淡々と受け入れ、国内で自由な行動を保証してこそ、日本ははじめて正常な国となれるのだ。」
前回同様、中国側の強い意向に配慮し「記者会見しない」「講演しない」「政治家と会わない」との三条件を李登輝氏に呑ませるのだろうか。
中共の日本に対するメディア規制要求といい、孔泉報道官の脅しと言い目に余る状況に政府の毅然とした志を見たい。