落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

なるほど琴欧州効果

2006年01月15日 | 日常・身辺
 相撲も中盤を迎えた。全勝は栃東、北勝海に1敗の朝青龍、時津海が追っている。栃東は今日勝ち越しカド番を脱出した。
 注目の琴欧州は2敗でようやく固さがとれきたようすだ。解説の音羽山(貴ノ浪)が始めて大関になり場所を迎えたときの緊張感は吐き気を催すほどで、入幕したときのそれよりも強かったと語っていた。琴欧州も今それと闘っているのかも知れない。

 解説にデーモン小暮閣下が加わっていて、今場所取り組みの攻防が面白いのは「琴欧州効果」だといっていた。外国人力士でしかも平成16年9月場所新入幕からわずか8場所で大関になったので、外人力士や本家の力士の若手達に大いに刺激を与えたとみている。そういわれれば黒海なども迫力が戻ってきた。
 日本人力士の横綱誕生がない理由として、ハングリー精神が乏しくなったという。三役に入り金を稼ぎ故郷に錦を飾る志が、かつては日本人力士の大目的であったが、今はそれがなくなり外人がそれを実践しているというわけだ。大いに同感するところだ。

 デーモン小暮閣下は相撲に並々ならぬ見識を持ち、関取ともつきあいが多いらしく、解説席からのインタビューもなかなか面白かった。次回は是非素顔で登場して欲しいと思った。

 栃東が好調でこのまま優勝に突っ走るのか、北勝海が何処まで全勝をキープするのか後半が楽しみ。