落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

大相撲秋場所千秋楽

2006年09月24日 | 日常・身辺
 安美錦 11-4(引き落とし)黒海 8-7
 安美錦、頭で当たるも黒海の強烈なのど輪で下がる。黒海優勢と見えたが引いてしまい、安美錦に押し込まれ引き落とされた。3大関を倒した安美錦の圧力が強かったか、黒海押し切れなかった。

 稀勢の里 8-7(不戦勝)普天王 9-6
 幕内で千秋楽に勝ち越しを賭けた力士で唯一の勝ち越し。

 雅山 9-6(叩き込み)琴光喜 8-7
 両者突き押しの応酬、雅山の気迫が勝った。大関返り咲きの夢を来場所へつなぐ。

 これより三役。内閣総理大臣賞授与する小泉首相の代理として次期総理安倍晋三氏夫妻が登場し枡席に入る。場内歓迎の盛んな拍手を受ける。

 露鵬 10-5(上手出し投げ)栃東 9-6
 露鵬立ち会いすぐに左上手を取り、上手出し投げ。一方的な相撲。今場所の露鵬は強かった。
 栃東2桁の10勝はならなかった。

 琴欧州 10-5(寄り切り)千代大海 10-5
 千代大海、昨日に続く意地を見せるか期待の一番。千代大海突き押しで前へ出るが、琴欧州長い右手がまわしに届いた。千代大海のど輪で抵抗するが、琴欧州の引きつけながらの寄りに屈した。琴欧州11日目から連勝、来場所が楽しみ。

 朝青龍 13-2(寄り倒し)白鵬 8-7
 立ち会い、白鵬のスタイルである左上手をとった。右四つがっぷりになったあとの力相撲は見応えあった。朝青龍引きつけながら土俵に追い詰める。白鵬堪えてうっちゃるが、朝青龍の体は割れなかった。
 白鵬負けはしたが、「横綱を追うのは俺だ」とばかり今場所の不完全燃焼を返上する一番だった。

終わってみれば朝青龍の優勝。場所に入ると徐々に調子を上げ、心技体を最高レベルにもっていく集中力、気力は大したもの。しかもまだ26歳の若さ、貴乃花、北の湖の優勝回数を上回るのも時間の問題だろう。

三賞
 殊勲賞:稀勢の里 8-7 6日目 朝青龍を堂々と破る
 敢闘賞:安馬 11-4 いつもまっ向勝負、9日目の把瑠都との一戦が特に印象的
 技能賞:安美錦(3回目) 11-4 3大関、雅山を倒す