あれから三年。昨年に引き続き、三年前、震災直後に書いた記事を再掲載します。
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落ちている片手袋に気付き、見つかりやすい場所に移動してあげた誰かが存在する。
そうして生まれるのがこの“介入型”の片手袋なのです。
我々には有事ではなく普段から、このようなちょっとした、でもとても重要な心の優しさが備わっています。そう信じています。
ましてや過去最大級の有事が起きている今この時。
批判や言い争いや怒りはひとまず置いておいて、正確な情報や落ち着いた行動に基づく優しさを発揮しましょう。
僕自信、自分に出来る事は何か、冷静に考えてみます。
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変わった事、変わらない事。上に書かれている事の中には、三年経ってみて僕自身違和感を感じる箇所もあります。
しかし片手袋に対する僕の気持ちには微塵の変化もありません。
本来僕は片手袋を“研究の対象”として見ている訳で、片手袋に“自分の心象を託す”というのは危うい行為です。
でも片手袋を通して、何か大きな物語を導き出しそれを語り継いでいきたい。それもまた僕の素直な気持ちなので仕方ありません。
まあ大袈裟な事を書きましたが、「片手袋と日々出会い、それを皆様にご報告する」という、オッサンの極めて怪しい行為はこれからも続いていく、というだけの事です。
これからも当ブログをよろしくお願い致します。