「あれ?片手袋研究家じゃないの?」
ええ、確かに「本来二つ揃いでないと役割を果たせないものが、一つだけになってしまった悲しみ」とか言ってきましたよ。でもそりゃあ撮りますよね、両手袋でも。日本の野球が好きな人だったら、大リーグだって気にはなるでしょう?それと同じですよ(例え話で話が余計混乱してしまう悪い例)。
ただ真面目な話、これらの両手袋は片手袋を考える上でとても重要なのです。何故なら、こうやって両方揃った状態で落ちてたり、外に干してあったりする時に強風が吹いて離れ離れになったりしたら、それはもう「二つの片手袋」なんですよ。
この辺、片手袋研究で一番最初に書いた話とリンクしてきますけど。
つまり片手袋が発生する条件は、“誰かが片方落としてしまう”だけではないんですね。風に吹かれたり、通行人が蹴ったり、車に魅かれているうちに遠くに行ってしまったり…。様々な条件が考えられる訳です。
例えばこの両手袋。先週築地で撮りました。それが今日同じ所を通ったら…
こういう状態になっていました。片手袋寸前、いや、人によっては既に片手袋二つだ、と言われてもおかしくない状態です。
両手袋が時間を掛けて片手袋になっていく。そんな過程を記録出来るからこそ、やはり両手袋も記録せざるを得ない訳であります。
…まあ、人から見れば揃いでも片方だけでもどうでも良い話だとは思いますが。
※今日の結論=両手袋も片手袋である。いやさ、世の中の大抵の物は片手袋である。