最近介入型に出会わない、という事をよく書いてますが…
昨日は雨の中出会う事が出来ました。しかも軍手類ではなくファッション類。“介入型フェンス系片手袋”です。
渋谷のイメージフォーラムで『アクト・オブ・キリング』という映画を見て暗くなっていた時だったので、コイツに出会えてなんかホッとしました。
『アクト・オブ・キリング』で暴かれるような世界もあれば、片手袋が象徴する人の絆もある。世界って広いですね。
今日の東京は、いったん上がっていた雨が夕方になって再び降りだしました。
ちょうど降り出した瞬間、この片手袋に出会ったのです。暖かくなってきてから、このような介入型片手袋とはめっきり出会わなくなっていたので、とても嬉しい再会でした。
しかし写真を撮っている時に、手袋の手首の部分が紫色である事に気付きました。
「お前、前に会った事あるよな?」
雨の中、慌てて携帯の写真フォルダを確認すると…
やっぱり全く同じ場所で以前出会っていた片手袋でした!これを撮ったのは3/15。一カ月以上、同じ場所にいたんですね。
雨に濡れたせいか、一カ月間の経年変化か、少しくたびれてしまっていましたけど、「久しぶりの介入型」&「久しぶりの再会」という、二つの意味でお久しぶりの片手袋でした。
恐らく介入型だと思いますが、このタイプの軍手って僕の経験上、宅配業者の方がよく使用しているんですよね。
もし宅配業者の方が落としていったのだとしたら、誰かに荷物を届けるついでにオマケまで置いていってしまったんですね。
僕、十年くらい前にピザ宅配のバイトをやった事があるんです。バイト初日、緊張しながら最初の宅配をした際、ピザを届けたお宅の玄関にピザを保温する特殊なバッグまで置いてきてしまったんです。
店に帰ったら店長に怒鳴られましてね~。
…なんか嫌な事思い出してしまいました。
“介入型棒系片手袋”に覆いかぶさるもう一つの片手袋。
武骨なグレーの片手袋に、婦人物の黒い片手袋は何を囁いてるんだろう?
「私達、確かに片方だけになってしまったわ。でもこうしていれば、そんな事忘れられる気がするの」…
片手袋の声が聞こえるようになってきたら、片手袋研究家としていよいよ仕上げの時期だ。