かたてブログ

片手袋研究家、石井公二による研究活動報告。

『SAY!YA!』

2014-12-24 19:30:00 | 写真

クリスマス。聖夜。

「俺は仏教徒だ!ふざけてんじゃねぇ!」。穏やかで静かな町とは裏腹に、私にとっては地獄以外何物でもない日。毎年心はズタズタに引き裂かれていた。

そんな私もいつの間にか子を持つ身。心底幸せそうなカップルでも(幾らかは)冷静に見られるようになったのだから、年をとる事で解決する問題も確かにあるらしい。

しかし、未だにクリスマスについて納得出来ない問題もある。

サンタクロースを、そして明日の朝を夢見て天使のような寝顔を見せる子供達。その寝顔の横にぶら下がる片方だけの靴下…。

おい!なんで靴下なんだよ!片手袋で良いじゃねーか!

…年をとっても解決しない問題もまた、確かにある。

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※片手袋研究ももうすぐ十周年。それを記念してHPを開設しました!ブログ共々よろしくお願い致します!

『片手袋大全』
http://katatebukuro.com/


『孤独感倍増』

2014-12-23 17:43:07 | 写真

動物園にいたって、僕が探してるのはアイツ。

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大人用の揃いの手袋の横に、子供用の片手袋がありました。

このような「揃いの手袋の横に片手袋」というシチュエーションをたまに見掛けます。

66__ P8100013

マッチ売りの少女が家族団欒の風景を窓の外から眺めているようで、いつも以上に寂しく見える片手袋です。

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『かっこいいテブクロ』

2014-12-22 19:14:00 | 写真

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あまり片手袋をそういう目で見る事はないのですが、凄く恰好良くて欲しくなってしまうくらいのデザインでした。

ファッション類介入型ガードレール系片手袋

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『そう、遂行』

2014-12-20 19:28:33 | 雑感

僕がいつもやっている片手袋観察の手順は、

①片手袋に出会ったら絶対に触らない
②写真を撮る(出来れば引きと寄り両方とも)
③どのタイプの片手袋に分類出来るか観察してみる
④その片手袋が発生するに到った背景を想像してみる

という感じです。科学的態度と文学的態度を両立するのが重要です。

介入型と放置型の話をすると、「じゃあ石井さんも片手袋を拾われるんですね」とよく言われます。でも上記のように僕は片手袋に絶対に触りません。

「片手袋は人の優しさの象徴」とか言っておきながら拾わないのは少々矛盾してますが、これには僕なりの考えがあります。

人の何倍も片手袋と出会う僕が拾いだすと、他人を思いやる純粋な気持ちから外れていく気がするのです。具体的には、写真を撮った時に面白くなるような場所を選んで置いてしまう気がするのです。それをやってしまうと、片手袋が持っている自然な面白さが台無しになってしまいますからね。

ですから片手袋に触れたい気持ちをぐっと堪えて、観察者に徹している訳です。

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でも送水口のすぐ横に落ちてるこんな片手袋を見ると、その決意もぐらつきますよね。だって「拾って送水口の上に置いてよ!」と言わんばかりのシチュエーションじゃないですか?

でも、我慢我慢。

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『彼女は行ってしまった』

2014-12-19 19:25:00 | 写真

毎年この時期は来年のアカデミー賞候補の作品が立て続けに封切られるので、映画ファンは大忙しです。

かくいう私も映画ファンの端くれとして、仕事の合間を縫って気になる作品を観に行く訳です。しかし皆さんそうだと思うんですけど、この時期は同時に仕事も忙しくなる時期。映画の為の時間を確保するのが中々難しいのです。

そんな時いつも助かるのが新宿にある映画館、バルト9。こちらは都内で唯一深夜0時過ぎも映画を上映してくれているので、休みの前の日など仕事終わりによく利用しています。

先日も今話題の映画、『ゴーンガール』を見る為、夜中に家を出ました。バルト9唯一の弱点は駐車場がない事で、しかも新宿はコインパーキングが物凄く高いのです。だからいつもはバイクで行くのですが(バイク駐車場はバルト9の前にあります)、その日は物凄く寒くて流石に車で行く事にしました。

正直仕事終わりで体はクタクタ。でも好きな映画を見る為なら、これぐらい何でもありません。

深夜1時前に到着し、チケットを購入しようとしたら…。なんか勘違いしていて、30分も前に上映開始してました!『ゴーンガール』、ゴーンしちゃってました!

慌てて駐車場に戻りましたが時すでに遅し。僅か10分くらいの為に駐車料金300円。帰り道、涙が溢れてきて事故らないよう運転するのが大変でしたね。

何とか地元に辿りついたのですが…。

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コイツが待っていてくれました。介入型棒系片手袋

これはどう見ても女性用。これを付けていた筈の女性は、ここにもういない。つまり『ゴーンガール』。僕は片手袋を通じて『ゴーンガール』を見る事が出来たのです!

布団の中で必死に自分にそう言い聞かせましたが、涙が止まる事はありませんでした。

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