加代子のつぶやき

毎日の生活で思うこと

被爆国日本

2011-08-04 06:39:06 | Weblog

きのうの朝日新聞に、広島、長崎と原爆をおとされた被爆国の日本で、なぜ原発の推進をしてきたか・・についての論考があった。

そして、「だからこそ」 なのだという。だからこそ、平和利用として原発をすすめてきたと。

核爆弾をつかったアメリカへの恨みとして、同じ核をうまく利用して、「科学で敗れた戦争なら、科学で見返そう」としたというものだ。そのためには、絶対安全でなければならなかった。

しかし、どうだ。何度めの被曝といったらいいのだろうか。第五福竜丸を入れて、4度目?

戦争も国策で止められなかった。原発も国策で止められなかった。

アメリカを訪れるたびに思うことは、この国と日本が戦争をして、勝てると思ったのか?ということだ。

ロスからサンディエゴに向うハイウェーの側に、カルフォルニア州に2基ある、原子力発電所がある。海のすぐ近くだが、アメリカはスリーマイル島の事故の後、原発を新たに建設はしていない。そのハイリスクに気づいているからだろう。

アメリカの親戚たちの家は、夜はほんとに暗い。照明は間接照明で、蛍光灯がこうこうとついている我が家とは大違いであった。電気料が高いのだと言っていた。

リスクを、日本の政治家はなんと考えていたのだろう。

戦争といい、原発といい、なんだか日本の愚かしさが見えてくる。