朝、友人から、電話が入った。「加代子さん新聞みた?鹿児島の知事が、女性にサイン・コサインを教えて何になる」って言ったんだよ。「ええ、まだ新聞みていないよ・・」 といいながら、新聞を広げると、
鹿児島県知事が「口が滑った」と言っているらしかった。
こういう発言を、これまでもどんだけ聞いたことか。女性蔑視ではないと必ず言うが、「女性には、植物の花の名前や草の名前を教えたほうがいい」とも言ったらしい。 意味不明な発言だ。
女に教育はいらない・・とは、かつては日本でも当たり前に言われていたから、タリバンが女性の教育を禁止したり、学校を襲撃したりすると、かつての日本のようだな・・とか思っていたけれど、そんな人はまだまだ日本にもたくさんいるのだ。
必要のないことは教えることはない・・という意味なのか、それなら男性だって、サイン・コサインなんになるという人もたくさんいるだろうに、性別で発言してしまうことろが、なんとも固定的な性別分担意識に凝り固まっているおっさん丸出しである。
思考力を育むのが教育だろう。
役にたつたたないは、だれにもわからないものだと思う。