昨日は柳瀬元首相補佐官の参考人招致の国会をみていた。
佐川さんの証人喚問で、官僚のそつのない答弁を聞いているだけに、この人はどうだろうとおもったのだが、ご他聞にもれず、さすがにうまいというしかない。
どんなに証拠があったとしても、「それがどうした」として潜り抜けていく話法に長けている。
質問する与党はシナリオ通りだし、野党も自分の持論を展開するだけで、たとえば、江田憲司さんも、自分が補佐官のときは、そうではなかったというが、柳瀬さんには、ひびかない。
そんな衆議院、参議院の質問を聞いていて、頭にのこったのが、長妻さんの「2013年のゴルフやバーべキューのときの経費は誰が支払ったのか?」という質問だった。
加計幸太郎さんは、安倍さんのために、多額のお金を使っていたと話していたこともあるから、このゴルフ代がどこからでているのか気になるところだ。
なくしていた記憶が蘇えったというが、それは安倍さんが昨年の1月20前にはこの件に関しては、知らなかったという安倍さんを守るための都合のいい記憶だけが戻ったのである。
安倍さんは、誠実に説明するとか、膿をだすとかいうけれど、ことばだけだなあ。
日本の官僚組織は、もはやなにかにのっとられているなあ。