秋田には来ないかと思われていた映画「新聞記者」がアルヴェのルミエールで上映されていることに気がついて、あわてて見に行った。
9時50分の1回目の上映で、観客はお盆休みではあるが、10人ぐらいか・・。
現実ときわめて近い”問題”が展開され、それを追いかける女性の新聞記者。この人の演技がいい。声がいい。
エンターテイメント。サスペンス・・
内閣情報調査室・・というものが、ほんとうに存在するのか。まさに国民が情報操作されているわけで、
セリフの中に、「ウソかほんとうかを決めるのは国民だ」というのがあって、ウソでも国民が信じてくれればいいのだ、そのように情報を流しているのだということが、・・・・ここが、今の日本なのだ・・
そう思ってみると、こわい映画である。
見終わって、モヤモヤ感が止まらなかった。
アメリカ映画だと、どんなふうに撮るかを考えていた。わかりやすく正義を主張する。民主主義を主張するものが多いアメリカの映画を見慣れていると、この映画の出口のなさは・・・
これが今の日本。
きょうの地元のさきがけ新聞で、日本ジャーナリスト会議がすぐれた活動に送る、JCJ賞をさきがけ新聞が受賞したと報じていて、記者の松川敦志さんが、トロフィーを受けている写真があった。
イージス・アショアのすぐれた取材に対する賞だが、ほんとうによく取材をして書いていたので、秋田県民は正しい情報をえることが出来たのだと思う。JCJ賞の受賞を一緒に祝いたい。と思う。
こういう記者さんがいてくれるから、まだまだ希望はすてられない。 な・・。