5月6日、NHK朝のニュースで、「防衛省がイージスアショアの新屋地区配備を断念した」というニュースが流れた。
ヤッターとばかりに、友人と喜び合った。
それがきのう、河野防衛大臣が、フェイクニュースだと言い出した。
佐竹知事が、「防衛省から通達は届いていない」と発言したからなのか、「報道したメディアは、知事に謝罪するべきだ」みたいなことを言い出した。防衛大臣がだ。
正式な通達や発表がなされないうちに、防衛省の情報が外部に出るのは、いかがなものかと思うが、要するに、防衛省のガバナンスの問題なのではないか。情報の管理ができない防衛省。
新型コロナウィルスの感染拡大に対しても、その対応が後手後手で、厚労省は何をしているのかと思うような事態になっている。
そんな中で、防衛省の大臣が、自分のところから出た情報を「フェイクニュース」発言するとなれば、ほんとうにこの国の統治基盤、組織としての緩み、仕事の出来なさ、危機管理の無さが、駄々漏れしている。
河野大臣の発言は、自分の組織の問題をメディアにすりかえようとしたのではないか。それとも、フェイクだというからには、”偽の情報・うその情報”との確信しているということか?
もとより、イージスアショアの新屋地区への配備は、住民を無視した杜撰な計画であった。それを認めての配備断念だったのではないか。
河野大臣は、「住民の反対意思が国に届いた!」と喜んだ私たちを、これ以上愚弄しないでもらいたい。