今朝、Hannaをお風呂場に連れて行って、二度目のシャンプーをした。お湯を体にかけると先週同様、全身がガタガタと震え出した。生後2ヶ月の子犬にとってシャンプー体験がたったの2回目では湯水に対する恐怖心がまだ拭えないようだ。
日曜日の今日もいつもと同じように朝と夕の二回、ヘルパーさんがばあちゃんの食事を作りに自宅まで来てくれた。夕方に来てくれたヘルパーさんがHannaを見て、ハナちゃんは亡くなった奥さんに似ていると言われた。部屋に飾っている遺影とHannaを見比べながら、ハナちゃんは奥さんの生まれ変わりじゃないかと・・・。
突然そんなことを言われて、胸がつまってしまった。涙が頬を伝い、遺影の笑顔がぼんやり歪んで見える。ヘルパーさんに気付かれないように、伝い落ちる涙を拭くこともせず、流れ落ちるまま・・・。
カミさんがHannaに生まれ変わってくれたのだったら、それはそれでとてもうれしい。話しかけることはできるし、遊んであげることもできるし、そばにいてくれるだけでいい。Hannaがまた一段と愛おしく感じられた。
あらためて遺影を眺める。そういえばHannaに似ているかなあ。僕がいずれまた黄泉の国でカミさんに再会したとき、ヘルパーさんにお母さんはHannaに似ているって言われたことを伝えたら、ちょっぴり怒ってから、笑顔で喜んでくれる気がする。