
日本経済新聞に連載中の倉本聰さんの「私の履歴書」がますます面白くなってきた。1981年10月9日から放映が始まる「北の国から」の黒板五郎のキャスティングで高倉健さんや中村雅俊さんや西田敏行さんの名前も挙がっていた。結局、一番情けなさそうな役者さんということで田中邦衛さんに決まったのだとか。黒板五郎は田中邦衛さんでなくては、他の役者さんでは務まらないと今になっては思うけど、高倉健さんが役作りをしていたらどんなドラマになっていただろうと想像するのも楽しい。
かつて「北の国から」の舞台となった富良野の空気に触れたくて、春のゴールデンウィークにカミさんと車で舞鶴から北海道に渡り、富良野の「星に手のとどく丘キャンプ場」にベースキャンプを張って富良野を満喫したことがあった。麓郷にも吹上温泉にも行った。キャンプ場には5泊したけど、長く滞在した新記録だと言われたキャンプ場の前川オーナーの笑顔が懐かしく思い出される。カミさんと一緒に再訪することはできなくなったけど、また「星に手のとどく丘キャンプ場」でキャンプをして、美味しいジンギスカンを味わい、焚き火を囲んで夜更けまで美しい星の降る丘で静かに酒を呑みたいものだ。
