2015年も残りわずかとなった。今年一年を振り返ってみると、失意のどん底からスタートした一年だった。重い病いの妻が昨年12月下旬に疾風のように逝き、半年ほどは何をする気にもならず、無気力にただ息をしていた。暗い日々が続いたけど、時間が最大の癒しになったようで、少しずつ生きる気力を取り戻して、前を向いて歩むことができるようになってきた。
父親を励まそうと息子夫婦が週末に泊まりに来てくれたり、トイプードル犬のハンナを新たに家族に迎えたことも、日々の生活に潤いと生きるエネルギーが生まれた気がする。
余生があと何年あるのかはわからない。できることならそれまで精一杯、前を見て明るく生きたいと今は思う。正直、この歳になって一人で生きるのは何かと辛いことが多いけど、天が与えた宿命と受けとめて、残りの人生を生きようと思う。
新しい年は、旅行や登山やバイクツーリングなど年甲斐もなくアクティブに生きてみようかと思っている。