注文していたJohn Baezの輸入盤CDが届いた。10年ぶりとなるアルバム『Whistle Down The Wind』だ。何かの雑誌を読んでいたら、このアルバムが彼女の最後のアルバムになるのではないかと書かれてあった。1941年生まれだから、現在77歳。最後となるかもしれないアルバムで彼女の今の歌唱を聴きたくなった。
僕はフォークソング全盛の頃に多感な青春時代を送ったので、ベトナム戦争の時代に透き通る声で自由と平和を歌い続けた反骨のフォークシンガーJohn Baezは僕にとって特別な存在だ。
さっそくCDをかけた。齢は重ねても語りかけるような"フォークの女神"の歌は僕の心に深く沁み渡る。繰り返し、繰り返し、アルバム10曲の歌を聴き続けている。
人はどう死ぬか、いつ死ぬかを選択できない。
どう生きるか。これだけは決められる。
Joan Chandos Baez