今日は月に一回、ばあちゃんがショートステイで外泊する日。家の中がとても静かだ。ハナちゃんと二人でまったりとした夜を過ごせそうだ。
ばあちゃんはもともと太い声の人なので、認知症でいつも何かをつぶやいたり、奇声のような意味のない独り言の音声がとても大きい。だから他人には壊れたラジオみたいな雑音、騒音がうるさくてしかたない。いずれ慣れてしまえば気にならなくなるかもと思ったけど甘かった。慣れるどころか、ますます大きな独り言の音声が僕の脳みそを揺さぶり、大きなストレスになっている。
だから今日のようにばあちゃんの声が聞こえないだけで精神的にリラックスできて気持ちいい。
さあ、これからハナのシャンプーでもして、静かな家の中で深い眠りにつくことにしよう。