相沢英之さんの著書「人生100歳 一日生涯」(双葉社刊)を読み終えた。元大蔵省事務次官、元衆議院議員の相沢さんは99歳。まだ現役で弁護士をされている超人だ。再婚された元女優の司葉子さんと今も一緒に仲良く暮らしておられる。文中、佐藤栄作や田中角栄や鳩山威一郎など歴史上の人物との交流が生々しく描かれていて、最後まで読み飽きることがなかった。生涯現役というと聖路加病院の故日野原重明さんをまず思い浮かべるけど、相沢英之さんも見事に生涯現役を貫いておられる。白寿を迎えた人とは思えないほど頭脳は明晰で、昔の太平洋戦争や戦犯の嫌疑でソビエト抑留された頃のことなど、ご自身が体験された事柄の記憶は冴えている。それにしても昨今の官僚や政治家が劣化したとは思いたくないけど、一昔前の官僚や政治家は真摯に国家の将来や国民の安寧を願って職にあたり、奉仕の精神、信念、気骨があったと改めて思う。
相沢英之さんの著書「人生100歳 一日生涯」(双葉社刊)を読み終えた。元大蔵省事務次官、元衆議院議員の相沢さんは99歳。まだ現役で弁護士をされている超人だ。再婚された元女優の司葉子さんと今も一緒に仲良く暮らしておられる。文中、佐藤栄作や田中角栄や鳩山威一郎など歴史上の人物との交流が生々しく描かれていて、最後まで読み飽きることがなかった。生涯現役というと聖路加病院の故日野原重明さんをまず思い浮かべるけど、相沢英之さんも見事に生涯現役を貫いておられる。白寿を迎えた人とは思えないほど頭脳は明晰で、昔の太平洋戦争や戦犯の嫌疑でソビエト抑留された頃のことなど、ご自身が体験された事柄の記憶は冴えている。それにしても昨今の官僚や政治家が劣化したとは思いたくないけど、一昔前の官僚や政治家は真摯に国家の将来や国民の安寧を願って職にあたり、奉仕の精神、信念、気骨があったと改めて思う。