古い山仲間と飲む

　昼過ぎに古い山仲間3人がカミさんの初盆に線香をあげに来てくれた。お線香の後、ビールを飲み始めた。真っ昼間から酒盛りになった。合宿や例会山行での出来事とか若かった頃の山行や山仲間の話で盛り上がり、ビールに焼酎、泡盛をしこたま飲んだ。延々5時間、山の話をしながら飲み続け、皆すっかり出来上がり、薄暗くなり始めた頃、千鳥足の友達をタクシーに乗せて見送った。
　昔の山仲間と飲む酒は旨い。酒を飲むと気持ちがたちまち青春時代に戻り、つい若かった頃の豪快な酒の飲み方をしてしまう。僕も酔っぱらってしまったけど、テーブルに散らかった皿を洗い、缶ビールや焼酎や泡盛の空の瓶を一人でぼつぼつと片付けた。わざわざ線香を上げにきてくれた山仲間の友情に深く感謝しながら。

ハナ 二回目の予防接種

　ハナの二回目の予防接種のために初めて動物病院を訪れた。我が家の一員になる前に一回目の予防接種は終えていたので、ハナも僕も動物病院デビューの日だった。
　動物病院選びはあれこれネットで調べて迷いに迷った。これから先、どこにお世話になるのがいいのか。お付き合いは長い。最終的に決めた動物病院はネットで探し出してリサーチして最終決定した。家から車で5分ほどのところにある動物病院だ。その動物病院はスポーツジムに通う道路沿いにあって駐車場はいつもいっぱいの人気の動物病院であることは以前から知っていた。
　前もって電話予約して訪れたけど、しばらく待つ。待っている間にぞくぞくとワンちゃんや猫ちゃんが訪れる。そして親同士の会話が弾む。独特の和んだ空間だ。動物病院デビューの僕としては人から「おいくつ」とか「女の子」とか声をかけられて緊張がほぐれた。
　呼ばれて診察処置室に入ると女医さんが出て来られた。体重測定をしてもらうと1.2Kgだった。順調に育っていますと言われてホッとする。
　予防接種は背中に注射を打たれたときハナは一声痛みを訴えた。耳のお掃除とツメ切りをしてもらって無事終了。
　初回の予防接種が生後早かったので、来月もう一回予防接種をしましょうと言われ、お散歩デビューは一ヶ月先になり少し残念な気持ちになる。
　真新しい診察券をもらって晴れ晴れとした気持ちで動物病院を後にした。

一年前のブログ

　お魚をもらったので、塩をしてからガスレンジで焼いて食べた。捕れたての瀬戸内海の魚だった。焼き魚は好きだけど、焼く手間が億劫でめったに焼くことはない。久しぶりの焼き魚はとても美味しかった。

　gooブログ事務局から定期的に一年前に投稿したブログ内容をメールで知らせてくれるサービスがある。昨日、メールで去年の8/12に書いたブログが届き、懐かしく読んだ。
　一年前のことなんてすっかり忘れていたけど、ちょうどカミさんが入院していた時だった。ブログを読むと、その日の些細な日常の出来事が鮮明に思い出される。毎日、仕事を終えると大学病院の病室にいるカミさんを見舞っていた。懐かしい。あの日はカミさんが確かにこの世にいた・・。
　日記代りにこのブログを始めた僕だけど、たまたま一年前の日記をめくって一人思い出に浸っている。gooブログの粋なサービスに感謝した。



　今日から4日間、盆休みなのでハナと思う存分遊べる。朝早くから家の中を駆けずり回り、今はだらしない格好でお休み中。

戦後70年に思う

　今朝も朝4時前にハナに起こされた。サークルから出してあげる。家の中をのびのびと走り回って楽しそうだ。
　僕はラジオ深夜便「明日へのことば」を聴きながら、ハナと戯れる。戦争孤児の会代表の金田茉莉さんの東京大空襲の話は壮絶だ。多くの戦争孤児が歩んだ苦難の道があってこそ、今の平和な暮らしがある。
　戦後70年。また8月15日を迎える。安倍首相の談話はともかく、戦争の歴史を静かに振り返る機会にしたい。

山の日に寄せる思い

　今日は山の日だ。来年から8月11日は国民の祝日になる。趣旨として「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」と謳われている。山好きの身には、山の日という名の祝日が増えることはこの上ない喜びだ。
　この祝日が、四季を通じて瑞穂の国の豊かな自然を広く国民が感謝して、自然保護や美しい山紫水明の日本の山や渓谷や自然について再認識する機会になればいいと思う。

初盆の法要

　カミさんの初盆の法要が済んだ。10時半からお坊さんに読経をあげて頂いて、終わりに一緒に仏前勤行をした。

　願以此功徳　普及於一切
　我等与衆生　皆共成仏道

　法要の後、取り寄せた「百々花」の仕出しの膳で、昼間からビールを飲む。一年前の8月、ばあちゃんの米寿祝いを開いて、仕出しの膳をつまみながら昼から飲んだことを思い出す。笑い声が絶えない、賑やかな食事会だった。あれから一年。
　あの時に一緒にばあちゃんの米寿を祝ったカミさんの姿はない。この世にいない。
　さっさと黄泉の国に旅立ってしまったと我が娘をばあちゃんが皆の前でボヤく。いつもの調子で。
　ばあちゃんの大きな声に耳を傾けながら、静かに諸行無常に思いを巡らしていた。

　諸行無常　諸法無我　涅槃寂静

　

天宝一を呑む

　福山駅前の居酒屋で山の会の仲間4人で5時から飲み始めた。福山で酒といえば「天宝一」だ。福山市神辺町の地酒「天宝一」から始め、三原市の「酔心 ぶなのしずく」を少し飲んだ後、再び「天宝一」をひたすら飲み続けた。山の話を肴に良き仲間と飲む酒は旨かった。勢い良く飲んだので、すっかり出来上がってしまった。
　二週間後の例会山行での再会を約して、福山駅前で別れ、電車「サンライナー」で岡山まで戻った。

映画「終戦のエンペラー」を観る

　金曜日の夜、これといったテレビ番組がなかったので、OCNのオンデマンドビデオで「終戦のエンペラー」を観た。2012年のハリウッド映画だけど、観るのは初めて。敗戦直後の昭和天皇という難しいテーマを史実にかなり忠実に描かれていて、最後まで面白く観れた。この手の映画はアメリカ側からの一方的な描写が多い中で、冷静に日米どちらの側にも偏らず公正な描かれ方がされていたことに好感が持てた。
　連合国軍総司令部（ＧＨＱ）最高司令官、マッカーサー元帥が厚木飛行場に降り立つところから物語りは始まる。彼の部下で知日派のフェラーズ准将（マシュー・フォックス）に戦争で昭和天皇が果たした役割は何かを調査し報告するよう極秘の命令を下す。つまり天皇の戦争責任を明らかにするためだ。戦争を誰が始め、誰が終わらせたのか。玉音放送前夜の軍のクーデター、直接天皇が自らの声で国民に敗戦を伝える放送に天皇が込めた戦争終結への思いも明らかにされる。マッカーサーと昭和天皇との会見や写真撮影がどのようにして行われたのかも描かれている。
　フェラーズ准将の恋人役の初音映莉子さんの堂々とした演技がよかった。役柄に彼女のもっている空気感がぴったりとはまっていた。



　あらためて、今の日本があるのは敗戦時に天皇を戦犯不訴追とし、天皇制を維持して日本国民の心を一つにして国家を平定するという正しい占領方針とスキームが形作られた結果だと思う。裕仁天皇の戦犯を求める圧倒的なアメリカ国内での世論の中で、天皇に対する国民の信任の心理をうまく利用する対日心理作戦は正しかった。その判断は日本と日本人を真に深く研究し知り尽くした人だから冷静な状況分析とスキーム構築ができたのであり、ボナー・フェラーズ准将の存在なくして今の平和な日本はなかったといえそうだ。

初盆の打ち合わせ

　ハナが今朝も明け方の3時に起きた。毎晩、ハナのサークル横のソファベッドで添い寝しているので、そばでクンクン甘えた声を出されると寝てもいられない。早く僕と遊びたいのだろう。しばらく遊んだら4時になり、ラジオ深夜便「明日へのことば」を聴きながらハナと遊び続けた。
　そのかわり僕が出勤する7時頃はハナは熟睡する。少々物音を立てても起きる気配はない。この時間に遊んでもらえないことがわかっているから、ひたすら眠りこけている。なかなかの知能犯だ。

　カミさんの初盆が近づいた。息子夫婦を呼び出して、初盆の打ち合わせという名目で近所の居酒屋で呑んだ。恵比寿の生ビールをジョッキーで2杯飲んだ後、加茂五葉の燗酒をコップ酒で2杯呑んで打ち合わせを無事終了した。

Windows10と新ブラウザEdgeのゆくえ

　Microsoft社が最新OSのWindows 10 を先月末から提供を開始した。僕はMac派なので対岸の火事でしかない。
　僕がWindowsと決別したのは、Microsoft社のOS更新のたびにユーザーが振り回されることへの不信感からだった。我が家には埃をかぶったXP機が１台あるけど、めったに使わない。お陰でXPサポート終了のアナウンスにもまったく動じなかった。
　OS更新に伴ってPCの販売も勢いづくので、業界挙げてのプロモーションなのだろう。新OSにバンドリングされている新WEBブラウザのEdgeも山のものとも海のものともわからない。IEの延長線上にあるEdgeが他のブラウザと比べてどれほどの優位性があるのか未知数だ。Microsoft社の無償アップグレードの販売戦略はなかなかのものだけど、タダほど高いものはないという結果にならなければいいのだが・・・。

ビールの誘惑

　久しぶりに社外に出たら目が眩むような暑さ。異常な暑さだ。
　毎日、事務所のなかで仕事をしているので日中の屋外の暑さを肌で感じることがなかった。事務所から外に出た数時間の間に思わぬ汗をかいたので、昨晩はビールを飲んだ。
　ウィークデーは禁酒、週末だけお酒を愉しむ習慣を長年続けているが、昨晩は禁を破りウィークデーなのにビールを飲んだ。禁を破るというほどストイックな考えではないけど、ビールの誘惑に負けちまったという小さな敗北感はある。
　自然体、自然体。僕は自然体で生きるのが信条だから、飲みたい時に飲む、でいいかと自己正当化した。

　猛暑日が続いている。ハナもだらしなく仰向け姿で寝ていた。
　エアコンの効いた居間に置いたサークル内で過ごしているので、夏バテはしていないはずだけど・・。

ハナと過ごす至福の朝

　ラジオ深夜便「明日へのことば」を聴きながらハナと遊ぶ。まだ外は薄暗い。ハナも早起きの生活だ。
　ハナは勢い良く朝ご飯（ドッグフード）を一気に食べたあと、元気いっぱい飛び回る。ハナと一緒に暮らす生活は始まったばかりで、まだたったの2週間しかたっていないのにずっと長く一緒に暮らしてきたような気がする。
　いたずら盛りなので、手を焼くこともある。せっかくトイレマットにトイレシートをセットしたのもつかの間、すぐにシートを外してしまう。まるで僕がハンナに遊ばれているかのように、ハナは何度も繰り返す。
　甘えた声をだして、抱っこをせがむこともある。しばらく抱きかかえてあげると納得する。出勤前にハナと過ごすこの短い時間は僕にとってかけがえのない至福の時間だ。

長寿国日本

　日本人の平均寿命がさらに延びた。厚労省の発表によれば、2014年の平均寿命は女性86.83歳、男性80.50歳。女性はこれで3年連続世界一となる。
　25年前の1990年は女性81.90歳、男性75.92歳なので、この間に5歳、5年毎に1歳ずつ平均寿命が延びたことになる。この基調から考えて、今後もまだ平均寿命が延びるとみて間違いなさそうだ。
　日本の平均寿命の高さはバランスの良い和食の食文化や高度医療と国民皆保険制度が寄与したのだろう。長寿は国境を越えて人間に共通する最大の願望だ。世界から長寿国日本がますます注目を集めそうだ。

Hannaは生まれ変わり

　今朝、Hannaをお風呂場に連れて行って、二度目のシャンプーをした。お湯を体にかけると先週同様、全身がガタガタと震え出した。生後2ヶ月の子犬にとってシャンプー体験がたったの2回目では湯水に対する恐怖心がまだ拭えないようだ。

　日曜日の今日もいつもと同じように朝と夕の二回、ヘルパーさんがばあちゃんの食事を作りに自宅まで来てくれた。夕方に来てくれたヘルパーさんがHannaを見て、ハナちゃんは亡くなった奥さんに似ていると言われた。部屋に飾っている遺影とHannaを見比べながら、ハナちゃんは奥さんの生まれ変わりじゃないかと・・・。
　突然そんなことを言われて、胸がつまってしまった。涙が頬を伝い、遺影の笑顔がぼんやり歪んで見える。ヘルパーさんに気付かれないように、伝い落ちる涙を拭くこともせず、流れ落ちるまま・・・。
　カミさんがHannaに生まれ変わってくれたのだったら、それはそれでとてもうれしい。話しかけることはできるし、遊んであげることもできるし、そばにいてくれるだけでいい。Hannaがまた一段と愛おしく感じられた。

　あらためて遺影を眺める。そういえばHannaに似ているかなあ。僕がいずれまた黄泉の国でカミさんに再会したとき、ヘルパーさんにお母さんはHannaに似ているって言われたことを伝えたら、ちょっぴり怒ってから、笑顔で喜んでくれる気がする。