風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

三平山から伯耆大山

2016-04-11 | 山歩き


 土日に三平山と伯耆大山を楽しんだ。生後10ヶ月のハンナにとって、1,000m級の山の初体験だ。



 蒜山ICを下りて、三平山の駐車場に向かう。駐車場で登山の準備をしている間に、空車スペースがはまたたく間になくなった。手軽に登れるし、景色がいいので、人気のようだ。



 三平山の山頂から眺める伯耆大山や烏ケ山は秀逸。どの季節であってもここから見渡す山々はどこまでも広がり、美しい。
 下山後、奥大山から大山環状道路を大山に向かった。鍵掛峠で車を止めて伯耆大山南壁を眺める。ここから眺める大山には、いつもながらうっとりとさせられてしまう。今年は例年になく積雪が少ないようだ。


宮尾登美子さんの小説「蔵」

2016-04-08 | 健康


 宮尾登美子さんの小説「蔵」を読み終えた。新潟の酒蔵、田乃内家の人間模様を描いたものだけど、話にひき込まれて、上下二巻を一気に読み終えた。
 小説を読むことは滅多にないことだけど、ひょうんなことからAmazonでポチした。
 主人公は当主田乃内意造の一人娘、烈さんでもあり、義理の妹の佐穂さんだったようにも思える。盲目の逆境にもひるまず、力強く生きる烈さんや慎み深く控えめに家族を支える佐穂さんの生きる姿勢がすばらしい。それにしても宮尾登美子さんの構想力には圧倒される。モデルとなる酒蔵も実在した人物も何もない白紙からストーリーを組み立てられたことを知り、舌を巻いた。久しぶりに秀逸な小説に巡り合えた。


福岡高裁の原発再稼働容認

2016-04-07 | 田舎暮らし


 鹿児島川内原発の再稼働を容認する福岡高裁宮崎支部の決定のニュースを知り、ホッと胸を撫で下ろした。原発事故の可能性について社会通念ではゼロリスクは求めていないと、当然すぎるバランス感覚の判断をした。この世の中に絶対安全、ゼロリスクなんて存在しない。先の大津地裁決定のザロリスク論を明確に排除した点で、今回の判断は心底納得できる。
 過剰にリスクを考えたら、自動車も飛行機も飛ばせなくなるし、「あつものに懲りてなますを吹く」ことが社会通念だなんて考えたら、地下深く潜って暮らさないと安全確保はできなくなる。過剰に考えれば考えるだけ企業や市民が負担する電力代が嵩み、企業は価格競争力を削がれて衰退し、国家は疲弊し、市民の平和な暮らしがままならなくなる。
 大津地裁の決定で司法に幻滅し不信感で暗澹とした気持ちになったけど、今回の福岡高裁宮崎支部の決定はまだ司法の正義は信頼に堪えうると感じた。

日本の行く末を案じて

2016-04-06 | Weblog


 昨日の日経平均終値が15,732円、為替が1ドル110円。株安円高に大きく潮目が変わったのだろうか。
 国内消費のインバウンド効果を期待して、政府は訪日客数の目標を2020年に当初2,000万人だったのを4,000万人に、2030年に6,000万人に倍増の上方修正した。日増しに訪日観光客の賑わいを感じる今日、その目標は達成できそうだ。その一方で、シャープが台湾の鴻海精密工業に売却され、東芝の白物家電の子会社は中国の美的集団に売却された。生き残りを賭けて国境を超えたM&Aの動きが活発化している。ある日、突然、言葉の通じない人がやってきて、会社のトップが入れ替わった会社の社員はどういう思いで働き続けるのだろうか。モチベーションは、モラールは、と案じる。
 岡山の地方都市に暮らしていると、そういう大きな変化が遠目でしか見えないけど、これからの日本の行く末を案じて、注意深くウォッチしなくてはいけないと思う。

ハンナのフィラリア予防薬

2016-04-05 | トイプードル


 雨も上がり、爽やかな気持ちのいい朝を迎えた。ハンナを連れて散歩に出かけると、保育園や小学校の桜の花びらが道路一面に散って、まるで桜の絨毯の上を歩くみたいだった。
 昨晩は仕事を終えてから動物病院に行き、フィラリア予防薬を8ヶ月分もらってきた。これから蚊の出る季節に向かうので、転ばぬ先の杖だ。一日中、蚊のいない室内で暮らしているので心配するほどのことではないと思うけど・・。僕自身は免疫力を高めることこそ健康に生きるための秘訣だという信念を持っているので、たまには蚊に刺されるくらいの暮らしがいいと思っているけど、ハンナにはつい甘くなってしまう。

錦織圭君の挑戦

2016-04-04 | Weblog


 朝から強い雨が降り続いている。土日に満開の桜が存分に楽しめたが、この雨でどうやら今年の桜は見納めになったようだ。

 今朝の晴れ青あらしめきて
 渓間より吹きあぐる風に桜ちるなり

 日本の春には桜が似合うと改めて思う。

 テニスのマイアミ・オープンで決勝進出した錦織圭君の初優勝はならなかった。あわやと強く期待していたが、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の厚い壁に優勝を阻まれてしまった。世界の頂点は想像以上に険しいのだろうけど、錦織圭君の次の挑戦を応援したい。

スポーツジムのお花見会

2016-04-03 | 健康


 スポーツジムの有志のお花見会に出かけた。このお花見会は毎年恒例、僕が30年ほど前にジムに入ってしばらくした頃から始まった。最初は数人程度の有志が集まって、こじんまりと始めたお花見だったが、年を追うごとに盛大になり、昨日は30名ほど集まった。
 職業も年齢も生い立ちも異なる人ばかりなので、話題も発想も新鮮で自然と会話も酒も弾む。共通点は仕事帰りにスポーツジムに立ち寄り、心地よい汗をかいて家路につく生活をしているという一点だけだ。だから健康志向が強くて、明るく前向きな考え方をする人が多くて、いつも満面の笑みがこぼれ落ちている。笑顔に包まれながら、美味しいお酒に酔いしれた。
 僕にとって、会社同様、スポーツジムは生活の一部だ。ジムの古い会員は何十年来の顔見知りだ。多分、僕は、大病や大怪我でもしない限り、足腰が立たなくなるまでこのスポーツジムに通い続けるだろうし、ジムの仲間との付き合いは長く続けるだろう。

ハンナのトリミング

2016-04-02 | トイプードル


 土曜日の朝9時、ハンナをK-Nineに連れて行き、トリミングしてもらった。ちょうど2ヶ月ぶりだ。前回同様、ナチュラルに体全体を短く刈りそろえてもらうことにした。
 昼前にK-Nineから終わりましたという電話がスマホに入ったので、急いで迎えに行く。見違えるほどきれいになっていた。トリミングの前後ではまるで容姿が変わる。ハンナのトリミング代は僕の散髪代の倍かかるけど、さっぱりした姿を見るとお財布の痛みは吹っ飛んでしまう。体重は2.47kgになっていた。2ヶ月間で130g増えたことになる。
 トリミングを終えたハンナも気分よさそうな表情をしている。


バイクで37万キロ 

2016-04-01 | バイク


 痛快だった。ラジオ深夜便「明日へのことば」でバイクで世界の111ケ国を走りぬいた松尾清晴さんの話だ。JRを早期退職をして57歳の時にオランダ・アムステルダムを出発点にオートバイで世界を駆け巡り、現在72歳。訪れた国は121ヶ国、17年間で37万㎞を走り抜く。苦しかったトラブルの数々を笑い飛ばすアグレッシブな姿勢に、まったく古希を超えた老いを感じない。
 どこの国でも、言葉が通じなくても土地の人を信じて付き合うとこの世に悪い人はいないという話にほっこりする。困ったことや苦しいことに直面しても、これも旅と観念してプラス思考で乗り切ってしまう。すごい人だ。
 僕がオートバイを買ってリターンライダーとして復帰してから11年が経つ。仕事を続けているので海外はおろか北海道のツーリングにも行けず、特にカミさんに先立たれた後はオートバイが埃まみれの状態だ。でも廃車にはしていない。古希を超えた松尾清晴さんの話を聴いて恥じ入るばかりだ。オートバイで日本国中を走り、そのあと、世界へ飛び出す夢はまだ諦めないで温め続けようと気を取り直した。