またしても「シュリ」,「JSA」を超えた!で始まる宣伝文句⋯。
日本でのタイトルは「友へ・チング」。韓国での原題は 친구という。
친구
ん~ん。確かに「シュリ」,「JSA」は韓国の映画史に残る意味深い作品だと思うが,それを超えたといっても日本人が見ておもしろいとは限らない。
何しろ,この친구が韓国ではやった理由は,まったく別のところにあったというのだから。
この친구の舞台は「釜山港へ帰れ」で有名な港町・부산。
この地域は韓国の標準語とはかなりちがう方言を使うので,ソウル出身のネイティブさえ「何を言っているのかおおよそわかる程度」というくらい方言がきついところらしい。
日本で言うと標準語に対する関西弁のようなものかもしれない。
標準語に比べて,関西弁というものは非常におもしろおかしく聞こえる。
「釜山弁」も同様で,この映画を見た韓国の小学生などの間で부산말をまねてしゃべるのが大流行したそうだ。
부산말
さて,私もこの친구を昨年ビデオで見た。
幼なじみの友達数人が,学生時代をすごし,卒業後それぞれの道に進んでいく。
そしてその中の友人がいつの間にか敵になってしまう,という「やくざ映画」のような作品だ。
自分なりに聞き取り能力もかなりついてきたと思っていたのだが,부산말は標準語とはかなりちがうため。30%程度しか聞き取れなかった。
そんな친구だが,耳に残っているセリフがある。
친구 아이가!
友達○X▽?
問題は後半部分なのだが。
標準語で考えると「子供が」と言っているように聞こえるのだが,文脈上そんなはずはない。
この部分を標準語で表すと以下のようになる。
친구잖아!
(何を言ってるんだ,おれとおまえは)友達じゃないか!
この言葉こそ「チング」という映画の主題をよく表しているような気がする。
古狸案先生の「役に立たないはずがない韓国語」から。(みなもとせいいち)
日本でのタイトルは「友へ・チング」。韓国での原題は 친구という。
친구
ん~ん。確かに「シュリ」,「JSA」は韓国の映画史に残る意味深い作品だと思うが,それを超えたといっても日本人が見ておもしろいとは限らない。
何しろ,この친구が韓国ではやった理由は,まったく別のところにあったというのだから。
この친구の舞台は「釜山港へ帰れ」で有名な港町・부산。
この地域は韓国の標準語とはかなりちがう方言を使うので,ソウル出身のネイティブさえ「何を言っているのかおおよそわかる程度」というくらい方言がきついところらしい。
日本で言うと標準語に対する関西弁のようなものかもしれない。
標準語に比べて,関西弁というものは非常におもしろおかしく聞こえる。
「釜山弁」も同様で,この映画を見た韓国の小学生などの間で부산말をまねてしゃべるのが大流行したそうだ。
부산말
さて,私もこの친구を昨年ビデオで見た。
幼なじみの友達数人が,学生時代をすごし,卒業後それぞれの道に進んでいく。
そしてその中の友人がいつの間にか敵になってしまう,という「やくざ映画」のような作品だ。
自分なりに聞き取り能力もかなりついてきたと思っていたのだが,부산말は標準語とはかなりちがうため。30%程度しか聞き取れなかった。
そんな친구だが,耳に残っているセリフがある。
친구 아이가!
友達○X▽?
問題は後半部分なのだが。
標準語で考えると「子供が」と言っているように聞こえるのだが,文脈上そんなはずはない。
この部分を標準語で表すと以下のようになる。
친구잖아!
(何を言ってるんだ,おれとおまえは)友達じゃないか!
この言葉こそ「チング」という映画の主題をよく表しているような気がする。
古狸案先生の「役に立たないはずがない韓国語」から。(みなもとせいいち)
부산を通り越し마산では괘기??(けぎ)と発音していたようなしだいで、ケーキと勘違いした思い出があります。
日本でもそうですが方言理解は難しい物がありますね。
つい力が入り抑揚をつけて話したり読んでしまうと서울では
부산 사투리に聞こえるようです。 朴大統領有故時代に
延大語学堂に通っていた者の経験談です。
言いますが、釜山をすぎ馬山ではケギと発音します。
つい力が入り抑揚・・・ ソウルでは釜山方言に聞こえる・・・。という具合です。