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王宮               シントラ

2018年03月14日 | 2018ポルトガル旅行記


ムーア人が残した建物を礎として、13世紀末にディニス王が王宮の原型を整備 
14世紀初頭 ジョアン1世が大増改築工事を行い王宮の礎を築きました。

その後も歴代王が栄華と美意識を誇示する為に 増改築を繰り返しました。
つまり時代毎にゴシック→ルネッサンス→マヌエル→イスラム 
今となってはペーナ宮殿と同じくごちゃまぜ建築でしょうか?



白鳥の間
宮廷舞踏会場として用いられた大広間
天井に描かれている白鳥はどれもポーズを変えられています。



中庭から王宮のシンボルである2本の煙突を見る事が出来ます。
スリーマイル島の原発の煙突みたい



カササギの間
ジョアン1世の治下 宮廷で起きた浮気事件に由来する部屋
この部屋でジョアン1世のキスシーンを王妃が発見したそうです。

ジョアン1世が何歳の時浮気したか分からないのですが、
仮に30歳の時として1357年生まれなので1,387年の出来事を
631年後に遠い国の団体客がやって来て、

「この部屋はジョアン1世が浮気を発覚した部屋です」と

説明されるとは当時、夢には思わなかったでしょうなぁ



外観はペーナ宮殿と比べて地味なのですが、
中はこちらの方が見所は多いですね。



王宮の中で最大の見所、紋章の広間 
ドーム天井一面に16世紀の王侯貴族の紋章が掲げられた最上部の間



王侯貴族以外にもヴァスコダガマやブラジルの紋章もあります。



全面装飾が美しい礼拝堂



厨房
山岳の湧き水を使って調理が行われました。



厨房の上にある33mの高さの煙突 パラレルで建っています。



ネットとか何も無い時代の一瞬の浮気現場が後世に永遠と語り
続けられる。 

私は王宮=ジョアン1世浮気現場としか記憶できませんです。