図書館で借りている帚木蓬生著「悲素」未だに読みあげられない。若いときに比べ速度がいち段と遅くなってきた。
図書館の貸出期間は2週間で、貸し出し希望者がおらなければもう2週間延長できる規則で、延長していたのだ。
借りている「悲素」は、和歌山カレー事件を医学的見地からヒ素中毒を克明に追い、時系列に分析している内容で、とても通読では理解できず、時間が掛かる。
後4分の1残っているのだ。本そのものが分厚く、おまけに字が小さい。
図書館に行き、電話ではなくて直接説明すれば、後に貸し出し希望者がなければもう2週間延長できないかとお願いしてみたが、規則は曲げられないと。
いったん返却後、1週間後に予約を入れて、新規に借りてくださいと言われた。同じ本の場合は1週間空けてからの貸し出しになると。
他の本を借りる元気もなく、すごすごと帰宅。
今日は、もう一つ心臓が止まるかと思うほどビックリさせられた。夜、カイが脱走したのだ。
夕方から所用で、2時間ほど外出して帰宅したところ、迎えてくれるはずのカイがいない。家中くまなく探したが、どこにもいない。
はっと気付いた!以前に2階の息子の部屋の硝子戸を開けて脱走したことがある。2度と起きないように硝子戸の鍵はしっかり掛けるようにと言っておいた。
まさかと思って、ベランダに出てみると、真っ暗な中にうずくまっているではないか。屋根中を歩き回って疲れたのか?
息子は酔っ払って寝込んでいる。硝子戸を開け、網戸を外してベランダに出たらしい。遠出をしたら見つけられないだろう。見つかって良かった!!