2年半お会いできなかったH氏、体調も回復され、やっとご一緒できることになった。
彼は、美術がご趣味だが、私が聖鶴展をみたいとお願いしてご一緒に県立観術館に出向いた。かなりの来館者でまずまずか。
H氏が通っているデイサービスの高齢のお仲間が、かつて高木聖鶴先生に師事されていたとかで、観賞したいが体力的に行けないのでしっかり見てきて欲しいと。
そのためにもしっかり観賞したいが、書は門外漢で良く分からないと嘆いておられた。
もちろん私も良く分からない。ただ、聖鶴氏のかなは、とても温かく自由奔放なところもあり感動的だった。
読める書もめざされていたようで、短歌と字のバランスが絶妙で、古今和歌集や万葉集の短歌が浮かび上がるようで素敵な雰囲気を醸し出していた。
私は、書の世界から離れてしまっており、もっと頑張れば良かったかなとちょっぴり未練な思いも浮かんできた。
やっと咲いたあじさい 墨田の花火