体操やフィギアスケートのように加点、減点により優劣を競う競技がある。スポーツならそれでいいだろう。人が周りの人を見る場合に減点主義だと最初から完璧さを求めることになる。だがこれだと人を見る目が厳しくなり、人間関係も円滑に保てない。これに対し加点主義だと人の良い点を見ようということになりストレスもたまらない。家族もしかり、いいところを認め受容することにすると、うまくいくようになりそうだ。こういう考え方はいろんなことにも当てはまる。一隅を照らしたとしても満足感が得られるだろう。この歳になりそんなことを感じるとは遅きに失した感もあるが、今からでも遅くはない。生来そんなものが備わっていれば生き方や処し方がずいぶん変わったのではと思ったりもする。今朝もそれを象徴するようなちょっとした出来事があった。こういうのプラス思考ともいうみたいだな。加点、減点の方がわかり易いような気もする。
