このところ草木の伸張とみに著しく、連休に入っても庭に拘束される日々が続いていた。依然気になるが、
清水の舞台から飛び降りる?つもりで思い切って、癒しの森へ出かけることにした。
肝心のヤマシャクヤクは丁度見ごろで楽しめた。8時半から小休憩をはさみ11時30分まで新緑に
包まれた癒しの森を歩き、身も心も癒された。
以前この場所は限られた人しか知る人がおらず、いわば、この時期の秘密の花園だった。数年前のこと、
ヤブ道をかき分けながら、ヤマシャクヤクの群生地にたどり着いた時の感動は大きいものがあった。
現在では登山道入り口に立派な看板が設置され、かつ、ロープや急斜面のガレ場に丸太階段が整備された
ため、随分歩き易くなり、多くの登山者が訪れるようになったが、ヤマシャクヤクや新緑の森の輝きは
保たれている。
頂上で小休止していると、30代半ばの山ガールさんんが「神角に下る登山道はどちらでしょうか?」と
話しかけてこられた。丁度下山しようと思っていたところなので、案内方々登山口まで同行することにした。
山談義をしながら歩いていると、隣の防府市にお住まいで幼稚園の教諭をやられておられ、5~6歳の
園児を引率して、自身の地元の勘十郎岳に登られたという。嬉しい限りじゃ。
名前は聞かなかったが、その内どこかの里山でバッタリということもあるかも?
どうか、ご安全に山歩きを続けて下さい。
今回は久しぶりの単独行、自宅から登山口までの往復3時間は退屈極まりないものだが、スピッツがカバー
した「さよなら大好きな人」などを聞きながら紛らわす。
登山口に新たに設置された立派な看板
半ば公知となったので歩行ログも公開しておきます。今回は神角八幡宮Pからヤマシャクヤク(谷)ルートを
登り、神角ルートを下山しました。
ラショウモンカズラ
光を浴びるヤマシャクヤクがお出迎え、丁度満開で見ごろはここ数日でしょう。
盛りのヤマシャクヤク
群生の様子
ヤマシャクヤクを育てる癒しの森、まばゆいばかりの新緑です。
森に抱かれるヤマシャクヤク
どうですかと言わんばかりに。
斜面をも埋め尽くす。
きれいな森ですねぇ!
急斜面のガレ場では丸太階段が設置されていました。
きらめく新緑の森
尾根道を辿るとイカリソウの群生が見られる。
ヤマシャクヤクを育てる癒しの森、この森があればこそ。
尾根道の一部はハクサンハタザオの群生で覆われる。
ミツバツツジ、後方に荕ヶ岳、先日登った弟見山などの特徴ある稜線が見える。
神角ルートのナガバノタチツボスミレの群生、この他ニオイタチツボスミレ、ニョイ(フモト)スミレなど。
キランソウ(地獄の釜の蓋)
神角ルート平坦部より山頂を仰ぎみる。
また来年もちょこっと歩くことになるかな?登山者が多くなったので早朝登山がいいだろう。