一等三角点がある石ヶ岳、気になっていたが、車道や林道が山頂近くまである山は食指が
動かず未踏だった。登らずして山を語るのは如何なものかと考え、とりあえず歩いてみることに。
別コースを予定していたが、ナビが導いたのは電波塔が林立する石ヶ岳の南峰だった。現在は
このすぐ下の未舗装林道が山頂直下まで伸びており、山道を3分程度、一部笹薮をかき分け歩くと
笹薮に囲まれ、苔むした一等三角点があり、あっけなく山頂にたどり着いた。山頂すぐ北に
展望岩があるが、現在は植林されたヒノキが伸長し、思ったほど展望はなかった。
予想はしていたが、もう2度と山頂に立つことはないだろう。
コースタイム P→石ヶ岳山頂(25分)→P(20分)急げば30分程度で往復できる。
歩行ログ(測位70m毎)
未舗装林道入口、車は進入禁止になっている。
林道をトボトボと。
山道入口、これからあっという間に山頂に立てる。
苔むした石ヶ岳山頂の一等三角点 かなり古いものと思われる。
石ヶ岳だけでは物足りずに、右田ヶ岳~山城山へと周回縦走をしてみる。このコースは山城山からの
下山道の一部を除き、登山道の崩壊が少ないことが選んだ理由になる。
勝坂尾根コースの核心部では、腕組みを解き、指出の手袋も外して、補助ロープを頼らず、ちょっと
したクライム気分を楽しみながら歩いた。右田ヶ岳は近隣の山では超人気の山だが、クライムの要素が
多いことも、その一因なのではと思ったりする。
コースタイム 塚原P→右田ヶ岳山頂(1時間45分)→大岩テラス(1時間10分)→山城山下山口
(35分)→塚原P(45分)
勝坂尾根コース取付より、陽光を浴びる勝坂岸壁
山城山への縦走路途中より、右から楞厳寺山、大海山、火ノ山連峰、花ヶ岳など。
縦走路は樹相の変化もあり、静かな歩きが楽しめる。
大岩テラスより矢筈ヶ岳
山城山より矢筈ヶ岳、山城山周辺は以前山火事で全焼したが、植生も回復しつつある。