かずの里山ハイク

山や花、日常の出来事などの気まぐれブログ

笠戸島 ミニッツトラバース 完結編

2016年12月02日 | 山歩き

笠戸島は6年前に一度周回縦走している。復路は時間の制約から尾郷から池の尻バス停までバスに乗り、
夕日岬に戻っているので、完結していない。今回時間は掛かってしまったが、完全踏破した。

今夏の遠征以来、秋遠征は中止したし、遊び登山に終始していたので、いまいち気合も入らなかった。
ちょっと長めのコースを歩き、気合注入を目論んだが、尻高山を下山し、小深浦から笠戸ドッグ前までは
疲労困憊し、体が動かなくなった。こんな様子なら、もう頂を目指す登山は方向転換しないといけないな
と思ったりした。笠戸ドック前でとうとう力尽き、ベンチに座り込み、アンパンと水分を少々摂取する。

試しに全身のストレッチをして、再び歩き出すと疲れも取れ、体が動くようになっていた。疲れた時に
膝伸ばしなどのストレッチをすると、歩く本能が蘇り、また歩けるようになると小耳にはさんだことも
あり、舗装道を長時間歩いた時など、膝伸ばしは良くしていた。

平坦な舗装道を長時間歩くと、同じ動作の繰り返しとなり、筋肉や関節の可動域も固定化され、余計に
疲れるのだろう。山歩きでは歩幅や膝の上げ角度なんかも、状況により可動域も変化するため、
疲れを感じにくいのだろうと推測する。

今回、疲れた時の全身ストレッチの効果について、より実感することになった。またロングコースを
歩いた時に検証らしきものをしてみようと思っている。

コースタイム 夕日岬P→擂鉢山(45分)→白浜山(1時間)→地蔵峠(1時間45分)→高壺山(45分)
→尻高山(1時間5分)→深浦(40分)→笠戸ドッグ正門前(1時間30分)→尾郷(35分)→
夕日岬P(45分) 休憩を含む行動時間 9時間  歩行距離 約22km

瀬戸遊歩道スタート地点の看板

三角点だけある擂鉢山山頂

白浜山山頂

かいま見える海景色

放置すればシダ藪になる道もきれいに整備されており、気持ち良く歩ける。

海辺の山なれど登山道のほとんどは常緑照葉樹の森歩きになる。

地蔵峠の石仏

砲台山周辺では広範囲に旧陸軍の遺構がある。

塹壕の中の遺構

高壺山山頂、この周辺は広く、団体の休憩には最適の場所だ。

尻高山山頂

尻高山山頂から一部海景色が望める。

バス利用者の参考のため。

夕日岬には17時ジャストに到着。夕日に何とか間に合った。



スカイ〇号とある。当初は何?だったが、ハイキングコースの名称ということ。

初めて全コースを歩く方へ、分岐や峠道などで親切過ぎる(笑)案内板はほとんどありません。
地図、コンパス他で進行方向を良く見定めて歩いて下さい。

次回歩くとしたら瀬川遊歩道を加えたコースにしたい。

前回歩いた時、一部荒れた登山道が再整備された直後に歩いた。現在は多くのハイカーが踏み固め、
かつ毎年、「笠戸島アイランドトレイル」が開催されている(来年は2月12日開催予定)ことも
あり、登山道がとてもきれいに整備されている。今日は笠戸島で9時間(笑)遊べた。
笠戸島と山道整備に関わる方に感謝の気持ちで一杯です。

付記:荒廃していたスカイ5号については再整備が進められ、2010年6月8日に整備が完了し、
スカイ1号から5号まで通して歩けるようになった。前回の周回は2010年12月12日に歩いている
ので再整備後6ヶ月経過した時点で歩いたということになる。また入手した資料によると
本浦から深浦までどのコースを歩いても5~6時間のコースと記されている。