ヴァイオリンとフルートのRio

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オワハラ

2015年08月04日 15時49分04秒 | その他
 「オワハラ」と言う流行語を初めて聞きました。本当に採用業務に従事していたのかと疑われそうに思います。会社が就職活動を終わらせるよう強制する事だと聞けばすぐに納得。昔から普通にやっていて、目新しいことではありません。事情を知らない人が騒いでいるのではないかな。

 学生の就活にはいろいろ有ります。一生の思い出に有名会社に受験する「記念受験」、本命の会社を受けるための練習台としてまともな試験を行なう大会社を受験する「練習受験」もあります。後者はタダで受けられる入社用の模擬試験とみなされています。いずれの場合でも会社は手間も経費もかかり、大損害。いっそ経団連が音頭を取って就職試験を有料化したらと思いますね。大学受験は有料なのに方手落ち(おっと差別用語か)。

 学生がどの会社を受けようとそれ自体は全く自由。ところで、基本中の基本になりますが、入社試験は入社するために受けるものではないのかな。とすれば合格したら当然入社すべきなのではないかな。何を突然とお思いかも知れませんが、社会人なら当然と思うこのルールを学生が平然と破っているのが実情。仮に手の汚れた学生がオワハラを非難するのであればクリーンハンドの原則に反します。と言う事は火元は学生ではない?

 「記念受験」や「練習受験」は入社の意志が全く無い、言ってみれば遊び半分、会社を馬鹿にした行為で詐欺的と言えます。内々定を貰った後に他社を受験する事も勿論詐欺的な行為。

 ほぼ同時期に入社試験が重なり、内々定を複数獲得する事態がやむを得ず生じたとの主張がなされるかも知れません。仮にそのような事になっても、入社しない方の会社に速やかに辞退を告げない限り、やはり詐欺的である事に違いはありません。社会に出るための学生の活動が詐欺的とはね。

 内々定を出した学生に会社が就職活動終了を求めるオワハラが悪い根拠として憲法にある職業選択の自由が持ち出されているように聞きます。しかし、オワハラが職業選択の自由を本当に奪っているとは思えませんので、詭弁と思います。

 オワハラが問題になると称するケースでは、その学生は内々定がいまだにゼロと言う事ではなく、少なくともオワハラとやらを迫る会社の内々定は貰っています。と言う事はそれまでに自分の自由意思で会社を選び受験し合格しているので、職業選択の自由は既に確保されています。いや実は志望していない会社を受けたのだと言う学生の言い訳を正しいと認めたらおかしな事になりますね。

 仮に、もっと良い会社を目指して就職活動する事が妨げられるので職業選択の自由が奪われると主張するのであれば、自由のはき違えに過ぎません。

 オワハラとは誰が言い出したのか分かりませんが、過去に自身の就職活動が不調に終わったなどにより、会社に対し悪意を持つに至った人が言い出した事ではないかな。


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