ヴァイオリンとフルートのRio

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戦争体験談は消え行く

2015年08月14日 14時56分55秒 | その他
 兵隊として召集された方、兵隊以外の身分の軍属の方、銃後とよばれる内地(日本)に残った家族の方それぞれが戦争中のつらい経験をお持ちの筈。それにしては最近、語られる事が極めて少なくなっています。

 戦争そのものを悪いと言う人の声が大きいせいか、戦争に参加したり協力した人まで悪い事をしたかのように言われかねないために、口をつぐむようになったものと思います。

 兵隊も軍属も銃後の人たちも、当時は戦争に勝つためと思って努力したのであって、悪い事をしたのではありません。戦争体験を周囲から妨げられる事なく語ることが出来る、発言の自由を体感できる環境づくりが必要ではないかと思います。

 敵を何人殺したと言うような話はさすがに聞かなくなりましたが、戦闘中の行為であれば決して犯罪ではありません。敵機(=敵の飛行機)を何機撃墜したとか、軍艦を何席沈めたと言うのも同様。ただ、当初は自慢話で済んだのが、年月を経るに従い、ご自身が次第に口にするのをはばかられるようになったものと想像します。これはこれで語らない自由もあると言うもの。

 近隣国の話によれば日本軍の蛮行、すなわち、虐殺、暴行、略奪が行なわれたと言われます。これらは日本の軍規でも禁止されて居る行為で、規律が行き届いている部隊では起こらなかったと聞きますが、そうでない部隊もあったらしい。どこの国でも戦闘が停止すると、それまでの死の恐怖から解放されて野蛮な行為に走る事があると聞きます。

 私の父親が行った地域では敵が退却して戦闘は一時的に停止していたため、軍規は厳重に守られ、特に、住民から物をただで取り上げないよう注意されていたと聞きます。反感を買って敵に内通されたり、妨害に会う可能性を防ぐ意味もあります。

 ただ、中国の事情は厄介だったようで、敵軍がいろいろ居て統一されてなく、しかも民間人の服装を身に着けた兵隊(=便衣兵)が攻撃して来たそうで、軍服を着けないと正規軍とはみなされません。戦闘中に捕まればジュネーブ条約の捕虜の扱いは受けられず、スパイ扱いされ、処刑された可能性があります。


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