日々雑感

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二人乗り駄目7-25

2011年10月14日 | Weblog
二人乗り駄目

姫路市の沖に浮かぶ小島で、バイクの二人乗り取り締まりに揺れている。
島は 人口3000人ほどで,急な斜面や坂が多く交通手段の50っcバイクは欠かせない。
お年寄りの歩けない人は、背負われて通院していた。今は50CCのバイクの後ろに乗って通院してる。
ところが隣の島で少年が無免許で事故を起こし死亡した。このため警察は取り締まりを強化することになった。
その結果通院して患者は、往診を頼むようになった。と言っても一人しかいない医師の往診には限度がある。おそらく限度を超えては診察も出来ないだろうから、患者に通院を要請することになる。島の生活に不便きわまりないことが起こる。
副署長は皆がけがをして貰いたくないと言うことらしいが、考えるべきは現場の状況を踏まえて、法律を弾力的に運用するか、それが出来なければ50CCのバイクは何故二人乗りが出来ないのか。再考してみる必要がある。
50CCで問題なく二人が出来ると言う現実からすると、それを何故90CCにしなくてはならないのか。
決まりごとはすべてお上が作る。その際に住民の状況を十分踏まえて等という考えはない。おそらく学者か誰かが机上の計算でもって考え出された数値だろう。50CCではいけなくて60,70CCならよいというのは、どうも腑に落ちない。
ただしメーカーは法律に合うものを作るから、どうしても50CCが基準になるのだろう。
今日の新聞を読みながら、これが自分の事として考えた場合、少子高齢化の現在不便きわまりないことで、何とかしないと住民の健康も守れないというのは、それ自体が、異常事態である。一旦決めたら金科玉条にそれを守るというのも良いけど、人間が生活していく上での利便性を大きく削ぐというのは、それ自体が問題である。