死刑執行について
弁護側の証人として出廷した元検事は死刑の現場に立ち会って、死刑は憲法で禁じた残虐刑に当たると、生々しい死刑の状態を語った。
そうだろう。合法的に殺人をするのを目の前にして、実感を述べるのはよく分かる。だが君。想像してみろよ。罪もない人を殺したその残虐性は、死刑以上のものじゃないか。君は検事で取り調べをしたから、その辺の情景については詳しいはずだ。現行は無実の人を2人以上殺した場合が死刑に該当するようだ。何の罪もない善良な市民を2人も殺した、その残虐な場面を想像できないのか。
苦しみもだえながら殺されて行った被害者の苦しみを。ある人は燃えさかる火の中に放り込まれて焼き殺されたのぞ。またある人は命乞いをした人を残虐な殺し方をしたのだぞ。君は死刑囚の刑執行を目の前にみてきて、殺人というものがどれほど恐ろしいものか。むごたらしいものか。君は想像しないのか。出来ないのか。君は先日TVで「(一般の人は)むごたらしいからふれないという態度、、、」と発言した。
ちょっと待て。
君は「国民の80%以上の人が、死刑もやむなしだとおもっている」と言うことをそんなレベルでとらえているのか。それはまじめに考えている国民を愚弄するものである。君が目の前で死刑を執行されているのをみて、残虐だと言うかも知れないが被死刑人は、君が目の前にしている以上の残虐なことをしているのだ。しかも二人以上だ。自分の欲のために2人も殺した奴に、死刑が相当するのは常識に見て当たり前の話じゃないか。
死刑執行の残虐性をアッピールしようという、そしてあわよくば死刑廃止に繋げようとする魂胆が、許せないのだ。
君の言うようなことに耳を傾けて死刑反対という世論が巻き起こるとでも思っているのか。君が個人の意見として、死刑に反対しても一向にかまわないが、
死刑は社会正義実現のために、在ることが大前提にある。その執行方法について、絞首刑が残虐だと言うなら、銃殺でも良い。潮の満ち引きを利用して、誰も立ち会わずに、水死させる方法だってある。薬殺でもよい。いずれにしても犯した大罪については、自分の命でもって償う他はない。社会正義はそこにある。君のような検事という取り調べる立場にいる人間が、バランスを欠いた自己主張のみを公の場で 発言するのはいかがなものか。
もっと納得いく説明をして発言したらどうか。