日々雑感

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カラオケ審査員

2011年10月31日 | Weblog
カラオケ審査員: 11/10/31


昭和60年代になり、カラオケの審査員をよく頼まれた。
日本作曲家協会の依頼で、東京からは、作曲家の三木たかしさんが来られ、関西では、在住の僕ともう一人の作曲家が審査に当たった。
この催しは、全国カラオケ大会・関西地区の予選会である。
当然のことではあるが、厳正にに審査した。

ご近所では、カラオケ大会をやると、のこのこ出かけて行って審査をする。
競争ではないから、弱点をアドバイスする時、コメントはいつも気をつけることによって、カラオケの楽しみを、より深いものにしてもらうように、ものを言っている

例えば「ここが悪い。」と指摘するのではなくて、同じことをいうばあいも、必ずホメ言葉を使うように心がけている。
この心がけは、古賀政男先生にから学んだ。先生はプロには厳しいが、素人には特別気を使って、
「こうすればさらに良くなります。がんばってくださいね。」と、相手の気持ちをそがないように、やんわりと指摘された。これを学んで以来、僕は必ず先生のやり方をまねるように心がけている。
人間はほめられてこそ向上するものだ。それは、教育の基本である。

ある母子の会話 。
「お母ちゃん、僕60点取った。えらいだろう。」
「たったの60点が、もっとがんばらないといけない。」
次のテストで、
「お母ちゃん僕は80点取ったで、」
「なんや、80点が、百点。取らないと意味ないで、」
また次のテストで、「お母ちゃん。僕90点取ったで、」
「まだ百点取れないのか。あれだけ勉強して、何か頭が悪いのと違うが」
「お母ちゃんのバカ」

この会話で、子供が言うように、「本当にお母ちゃんはバカ」
なのだ。これでは子供の成績が伸びるはずがない。