■【きょうの人】 1004 玄宥 徳川家康から智積院再興の許可
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■ 玄宥 徳川家康から智積院再興の許可
げんゆう
享禄2年(1529年)- 慶長10年10月4日(1605年11月14日)
戦国時代から江戸時代前期にかけての真言宗の僧です。
下野国の吹上城主膝付又太郎の子で、18歳の頃より根来山で修学し、南都・園城寺・比叡山で諸宗の教学を学びました。
その頃の根来山は6千人ほどの学僧を擁する巨大な教育機関となって栄えていました。天正5年(1577年)、その塔頭の一つ智積院に住し、推挙され小池坊専誉とともに根来山の能化職に就いています。
天正13年(1585年)豊臣秀吉による紀州征伐が起こり、玄宥は高野山に逃れました。以後、玄宥は、真言宗系の京都の高雄山神護寺や醍醐寺三宝院などを転々としています。
慶長5年(1600年)秀吉亡き後、再興の訴願を続けていた玄宥に徳川家康から智積院再興の許可が出され、翌年慶長6年(1601年)に京都東山の豊国神社境内の坊舎と土地を寄進され、智積院は再興されました。
智積院再興第一世となり、再興から4年後の慶長10年(1605年)11月14日、77歳で没しました。
智積院は、三十三間堂や国立博物館の近くにあり、一度は訪れたいところです。
宝物館の、季節を感じさせる襖絵は必見です。
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