■【きょうの人】 0721 ■ 覚鑁 (興教大師) 真言宗中興の祖
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■ 覚鑁 (興教大師) 真言宗中興の祖
かくばん/こうぎょうだいし
嘉保2年6月17日(1095年7月21日)- 康治2年12月12日(1144年1月18日)
平安時代後期の真言宗の僧で、真言宗中興の祖であり、新義真言宗の始祖でもあります。
諡号を興教大師(こうぎょうだいし)といいます。
肥前国藤津庄(現:佐賀県鹿島市納富分 新義真言宗大本山誕生院)に生まれました。父は伊佐平治兼元、母は橘氏の娘で、幼名は、弥千歳といいました。
平安時代後期の朝野に勃興していた法然らの念仏・浄土思想を、真言教学において、いかに捉えるかを理論化した「密厳浄土」思想を唱え、「密教的浄土教」を大成しました。
即ち、西方浄土教主阿弥陀如来とは、真言教主大日如来という普門総徳の尊(全ての仏徳を備えた仏)から派生した、別徳の尊であるとしています。
空思想を表した『月輪観(がちりんかん)』の編者として知られています。また、日本に五輪塔が普及する切っ掛けとなった『五輪九字明秘密釈』の著者でもあります。
「鑁(ばん)」という難しい文字は、もちろん教育漢字には含まれていません。
しかし、画面で見られるということは、JISコードが付けられているということですね。
ちなみに、栃木県足利市に「鑁阿寺」というお寺さんがあります。「ばんあじ」では読みづらいですね。「ばんなじ」と読みます。
鑁阿寺は、真言宗大日派の本山で、山号は金剛山です。足利氏ゆかりの寺で、境内には、大きな木もあります。
あしかがフラワーパークや足利学校を訪れたときには、お寄りになるとよろしいと思います。
【 注 】
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