コマクサ(ケシ科)花言葉は,高貴の花。ケシ科の多年草で、高山植物の女王のと呼ばれる、本州中部以北、北海道にわたって産し、高山帯の砂礫地に生え、他の草とともに雑居しない。高さは10㎝程度。人参のように細かく裂けた白っぽい葉の間から花茎を伸ばし、先に2センチほどの淡紅色の花を数個下向きに咲かせる。花は横から見ると馬の顔に見えるので、この名がついた。昔は美しさよりも薬草としての価値が高く、腹痛の妙薬として知られていた。「愛ぐるしきはこの駒草のみずから髪 大橋敦子」{こまくさに誰か憩ひし靴の跡 三嶋隆英」「駒草や谷へかたむく道しるべ 若井新一」「駒草の岩間を走る風の音 五味 連」「駒草や綱に分つ飛騨信濃 辻 末知」。(駒草のいただき躍る驟雨かな ケイスケ)