アオキ (ミズキ科)花言葉は、若く美しい。常緑低木で高さは2~3メール、若枝もしくは葉が青いために青きの名がついた。雌雄異株で、4月頃に目立たない緑色の小さな四弁花を枝先に咲かせる。冬には束形の美しい赤い実が生る。日陰を好み山地に自生するが庭木ともされ、園芸品種も多い。「弾まず来る縁談一つ花青木 宮脇白夜」「花青木法灯絶えぬ奥の院 藤井佳子」。年の瀬は今日で終わりました。明日以降新年がはじまります。小生も人並みに89歳を迎えます。100歳を目標に頑張ります。皆さま良い新年をお迎えください。(けいすけ)
- フヨウ,:中国.日本南西部原産のアオイ科の」中国名は木芙蓉。高さ1.5~3m。長い柄を持つ掌状の葉にも細かい毛が生えている。花は直径8~10㎝淡紅色。酔芙蓉などがある。ウマノスズクサ科のフタバアオイである。万葉集に表れるアオイは立葵とよばれることが多かつたが、今はあまり見らねない。立葵は小アジア原産。2~3メールになり、葉は浅く裂け、長い柄をもつ。花色は桃色、白、紫などがあり美しい。ゼニアオイと呼ばれる。観いた}賞用には白花芙蓉、八重咲き芙蓉,酔芙蓉などがある。酔芙蓉は朝の咲き始めは白く、午後にはピンク色になり、夕方からさらに赤くなるのでこの名がある。「枝ぶりの日ごとにかはる芙蓉かな 芭 蕉」「日を帯びて芙蓉かたぶく芙蓉かな 蕪 村」「ほしのかげいだきてふけぬ白芙蓉 青 邨」「芙蓉さく今朝一天に雲もなし 柴 暁」「松が根になまめきたてる芙蓉かな 正岡子規」「物かげに芙蓉は花をしまひたる 高浜虚子」「反橋の小さく見ゆる芙蓉かな 夏目漱石」「花芙蓉くずれて今日を全うす 中村汀女」「子に供華の千万かなし紅芙蓉 及川 貞」「おもかげのうするゝ芙蓉ひらきけり 安住 敦」「あさあさを芙蓉の霧に咳き入りぬ 中尾白雨」「芙蓉咲く風音は人人が聴いて 金子兜太」「芙蓉閉つ寺も閉門音たてて 松田美子」「暮れてなほそらのみずいろ酔芙蓉 徳田千鶴子」「白芙蓉遠き記憶のまた遠き 辰巳あした」「地蔵坂浅は素面の酔芙蓉 旭 蝸牛」。(白芙蓉無垢を全うし散れり ケイスケ)。今朝は雨年末暫く曇天の予報あり。
ロウバイ(ロウバイ科)花言葉は、慈愛心;思いやり。梅は春を告げる花。早春の冷たい空気の中で香り高い五弁の花を開く。ほかの春の花にさきがけて咲くところから古くは「花の兄」ともよばれた。バラ科サクラ属ウメ亜属の落葉樹。花は桜よりやや小ぶり。八重もある。薄紅、濃紅もあれは紅といえば白梅である。白梅は清楚な気品があり、桜とともに古くから日本人に愛されてきた花である。万葉時代には中国の文人をまねて梅の花を観賞し、歌に詠むこが流行った。『万葉集』の花の歌では梅がいちばん多く118首。桜は三分の一の40首ところが、平安時代の『古今集』になると形勢は逆転し、春歌134首のうち100首以上が桜の歌で占められ」梅の歌はわずか十数首しかない。 万葉時代には中国の文人をまねて梅の花を観賞し平安時代の『古今集』になると、形勢は逆転春歌134首の内。桜は3分の1の40首と逆転している。「香は四方に飛梅ならぬ梅もなし 貞徳」「さればここに談林の木あり梅の花 宗 因」「梅若菜杓子の宿のとろろ汁 芭 蕉」「山里は万歳遅し梅の花 芭 蕉」「梅の香にのつと日のでる山路かな 芭 蕉」「梅一輪ほどの暖かさ 嵐 雪」「灰捨てて白梅うるむ垣根かな 凡 兆「しんしんと梅散りかかかる庭火かな 荷 分」「きのふきけふ風のかわきや梅の花 浪 化」「梅散るや川原鼠のちゝと鳴く 祇 空」「二もとの梅遅速を愛すかな 蕪 村」「うめ散るやこぼれるる卓の上 蕪 村」「梅が香やおもふ事なき朝ぼらけ 陶 更」「夜の梅寝んとするば匂ふなり 白 雄」「梅さしゃく手に光るなで仏 一 茶」「崖急に梅ことごとく斜めなり 正岡子規」「妓を刺す二重回しや梅屋敷 夏目漱石」「古鏡見る窓前梅のさかりなり 水原秋櫻子」「梅一輪山を圧して咲きにけり 山口青邨」「あめつちの明暗ぐさと梅一枝 三橋鷹女」。(暮れそめてにわかに暮れぬ梅林 ケイスケ)
フユベコニア;クリスマスベコニア。花言葉は、愛の告白。ベコニア属は約000種。熱帯から亜熱蔕にかけて分布する秋海棠科の多年草または半低木である。園芸品種も多く、ベコニアはそれらの総称である。代表種は四季咲きベコニアともよばれるベコニアセンパ一フローーレンス。草丈15㎝、葉は光沢があり、赤や、桃、白などの小花を密につける。苗を4月~5月に花壇やコンテナに植えると、下野降りる頃まで咲続ける。鉢物で出回る木立ベコニアなどもあり、どれも花が美しい。●栽培が容易なためかマンションのベランダや公園などによく見かける。身近に観察することができるので、これからますます活用したい季語の一つである。「ベコニアの他場や他多種日のさして 加納立子」「ベコニアの花だけ残り花時計 泉 早苗」。(ベコニアの鉢をそろえ我が家の庭 ケイスケ)
クリスマスローズ(キンポウゲ科)花言葉は追憶。12月25日.キリストの誕生日。正し実際にいつ生まれたかは不明。ヨーロッパにおいて実際にいつう生まれたかは不明。ヨーロツパにおいて上俗の冬至の祭と習合したもの。前夜をクリスマスイブと言い、子供たちはサンタクロースに贈り物を入れてもらう靴下を枕元に吊り下げて寝る。良く35日、教会では聖樹を飾り、聖歌を歌つてキリストの生誕を祝う。クリスマスの頃の都合は華やかないイルミネーションネイシヨンに彩られ、町に人も活気に満ち、クリスマスソングが流れて浮き立つようである。家庭でもクリスマスツリープレゼントを飾ったり、プレゼントを交換したり,すっかり、生活に溶け込んでいる。「ヘロヘロとワンタンすするクリスマス 秋元不死汚男」「大阪に出て得心すクリスマス 右城暮石」「柔らかき海の半球クリスマス 三橋敏雄」「犬小屋に扉のなくてクリスマス 土生重次」「すずかけの幹またちもクリスマス 今井杏太郎」「降誕祭讃へて神を二人称 津田清子」「花舗の燈や聖誕祭の人通る 大野林火」「行ずりに聖樹の星を裏返す 三好潤子」「クリスマスツリー地階へ運び入れ 中村汀女」。(サンタクロース煙突のなき家ばかり ケイスケ}
シャコサボテン(シャボテン科)花言葉は;美しい眺め。ブラジル原産のサボテン科の多年生多肉諸俼物。明治の初めに渡来。茎は緑色扁平で各茎は緑色扁平で各け茎節両端に角があり、分岐し垂れ下がる。角茎節両端に角があり、分岐し垂れ下がる。名茎節両端に角があり、分岐し垂れ下がる。12月から1月、茎節の先端に淡紅色の花をつけ,鉢を覆うよう下垂れし鮮やかに咲く。園芸品種には白、紅の花もある。「しゃこばさぼてん繚乱と垂れ年暮るる 富安風生」「くりすますカクタス荷き恋もして 大石悦子」。12月25日になると寒気も厳しく、晴天の富士が白い雄姿をみせている。(ケイスケ)
ユズ(蜜柑科)花言葉は、健康美。中国原。果面は凹凸のはげしい扁縁形である。晩秋、緑色の葉にまじり黄金色に熟れる。皮は香りが高く、果肉は酸味が強い。蜜柑のようにそのまま食べることはないが調味料として用途が広い。松茸や秋刀魚にそえたり、表皮にそえたり、表皮を削ぎとり吸物として用途が広い。青い実の頃から料理に用いられるが、黄熟したものは鍋にも用いられるが、黄熟しつぁものは鍋にも用に欠かせない。「ものゆかし北の家陰の柚の黄ばみ 蝶 夢」「柚子一つ供へて寒し像の前 高浜虚子」「柚子の香や秋もふけ行く夜の膳 永井荷風」「少数に深く教て柚子の幹 中村草田男」「地に落す音の目出たき柚の実かな 飯田龍太」「柚子貰ふ話に風のつのりけり 藤田翔子「鈴のごと星鳴る買物籠に柚子 岡本 眸」「現身うを離れゆくこゑ柚子の照り 鍵和田」「柚子摘むと山気に鋏入るるかな 大橋敦子」「葉付き柚子籠なかにも風ありて 星野翔一」「織子にも柚子熟るるころ 神尾久美子」「すぐ眠くなる父の夢柚子ふたつ 石 寒太」「貰ふとき柚子に両手の平まるめ 檜 紀代」「柚子の香動いてきたる出荷かな 西山 睦」「晴れわたる羊まるまる 遠山陽子」「はるけくも私へ来て痛む柚子 池田澄子」「柚子の実に飛行機雲のあたらしき 石田郷子」「柚子の香の小道の奥に片泊まり 小池万里子」「いつも見てゐるお隣の柚子もらふ 成宮紀代子」「楽園の一樹のごとく柚子熟るる 羽野里美」「加齢とはかくもししずかに柚子の空 三木照恵」「柚子山の輝きをもち柚子届く 村田郁子」。(柚子の時期来て寒い日続く秋の空 ケイスケ)
ケヤキ(二レ科)花言葉は、重厚。欅、銀杏、蔦など、一般によく知られた落葉樹が、冬に葉を落としきって枯木となることを言う。名の木枯となることをいう。「名の木枯」と言いかたよりも、「名の木枯る」「欅枯る」「銀杏枯る」などそれの木の名前を冠して使う場合が多い。「枯木群つっ猫をさへぎらず 石田波郷」「枯るゝとも欅のあるをたた侍むなり 杉山岳陽」「銀杏枯れ星座はひくにけり 杉山岳陽」「銀杏枯れ星座は鎖曳きにけり 大峯あきら」「腰据えてひかる星あり欅枯れ 宮津昭彦」。(欅枯れ真冬の寒さ厳しくなりぬ ケイスケ)
二葉葵;賀茂葵;葵草;日蔭草;両葉草;ウマノスズクサ科の多年草。花言葉は、細やかな愛情。本州、四国、九州の山地や樹陰に生える。茎は地表を這い、節ごとにひげ根を下ろす。茎の先にハート形で長柄をもつ葉が二枚でることからこの名がある。5月頃、葉柄間に1㎝ほどの鐘状花一個下向きにつける。徳川家の紋はこの葉三枚を図案化したもの。この花を詠んだ俳句はない。(ケイスケ)
琵琶(バラ科)花言葉は、ひそかな告白;温和。バラ科の常緑高木。古くから日本にまあっ田つぁれ、山野に自生する茂木田中などの品種は大粒。冬に白い小花をつけ、果実は梅雨時に黄橙色に熟す。青毛で覆われた薄い皮をむく感燭。内にある感燭。内にある黒褐色の大きな種子にも趣がある。枇杷葉は民間薬や浴湯料としてりようされる。「琵琶黄なり空はあやめの花曇り 素 堂」「難しい葉も添へけり市の枇杷 爪 流」「マリア観音面愁ひて枇杷青し 水原秋櫻子」「少年の日肉薄く酸ぱき枇杷よ 瀧 春一」「やわらかな紙につつまれ枇杷のあり 篠原 梵」「枇杷の柔らか寝るときの平安に 森 澄雄」「枇杷喋る夜空ちかちかありにけり 星野麦丘人」「遠き日の屋根に兄をり枇杷青実 小桧山繫子」「枇杷の実を空からとつてくれしひと 石田郷子」「癒えて旅せんと枇杷を酢する兄 鈴木公二」「枇杷の実のお尻宇宙の涯は此処 正木ゆう子」「老人に枇杷熟るることくりか返し 鳥居真里子」「不知火の海曇る日枇杷塾るゝ 坂井白路」「落日や枇杷捥ぎくれし修道女 森光梅子」「枇杷の種親しき顔の映りゐる 小林鱒一」「枇杷の実の二つ眠れる葉蔭かな 神蛇 広」「枇杷は黄色に漱石先生ポンプ押す 武田伸一」「岬まで海人の通ひ路枇杷塾るる 大竹吹哉」「女子寮の枇杷熟るる 大竹吹哉」「初ものの枇杷熟るゝまゝ腐つまゝ中村ひめじ」。(鳴動の山を力に枇杷塾るる ケイスケ)