誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

カンナ

2013-06-30 08:01:39 | 日記
カンナ(カンナ科)花言葉は、情熱;尊敬。春植え球根植物。熱帯アメリカ.熱帯アジア.アフリカなどに50余種も産し、根を食用にするカンナもある。日本では広く花壇に植えられ観賞植物である。江戸時代中期に渡来したカンナは檀特とよばれており、これは原種に近いもので貧弱な花しかつけない。現在みられるものは、カンナの交配種で、明治以降ヨーロッパで改良された品種が多数輸入された。花は7月頃から11月ごろまで咲き続け、赤、橙、黄、白、絞りなどの色がある。葉にも緑色のほか赤銅色になるものもある。「法廷や八朔照りのカンナ見ゆ 飯田蛇忽」「女の唇十も集めてカンナの花 山口青邨」「カンナ咲く閉山の杭列を正し 熊谷耿子」「耳の如くカンナの花は楽に向く 田川飛旅子」「峡の町カンナを見たり旅つづく 川崎展宏」「一群のカンナが怺ふヘリコプター 後藤昌冶」。(風そよぐ カンナは咲けり 峪あいに ケイスケ)

モりアオガエル

2013-06-29 09:15:35 | 日記
モリアオガエル救出作戦;福島川内村.希少なモリアオゲルの繁殖期を迎えた福島県川内村の平伏沼が、雨不足で枯れかかっている。高さ2~5mの木の枝や若葉には、産みつけられた泡状の卵塊がびつしり。オタマジャクシが生まれおちても直下の水がほとんどない危機的状況で、村教委は急きょ、卵塊の真下に水を満した発泡スロチール製容器を並べ、キャツチする作戦に乗りだしている。平伏沼は、1941年、国内で初めて繁殖地として国の天然記念物に指定。国内の指定は岩手県八幡平市の大揚沼と2カ所のみ。標高800mの高地にあり、人との摂触が少ないなど生育環境に優れてるいが、難点は水源が雨水のみ。福島では村の教育委は今月26日に卵塊約90個の容器を設置井戸水で満たした容器の外におちてしまう例もあり監視員は沼底を注意深くみまわる。天然記念物の保存と維持に懸命な努力の様子。これも、平年107.8㎜の降水量が今年54.5㎜、昨年約280個に対し今年は120個と降水量同様、モリアオガルの減少が心配されてる。6月28日夕刊より。

ササユリ

2013-06-28 07:35:20 | 日記
ササユリ;ユリ科;花言葉は、希少価値。ユリ科の多年草できわめて種類が多く匂いの強いものが多い。鑑賞用に植えられるもののほか、切花としては、鉄砲百合、カサブランカなどに人気がある。「百合の花朝から暮るるけしきなり 一 茶」「起き上がる風の百合あり草の中 松本たかし」「すぐひらくゆりのつぼみをうとみけり 安住 敦」「百合咲くや海よりすぐに山そびえ 鈴木真砂女」「県花いま百合の季節や原爆忌 後藤比奈夫」「仏壇の中の暗きに百合ひらく 菖蒲あや」「指さしてわがものとする崖の百合 橋本美代子」「折り持てば首より動くかのこゆり 松藤夏山」「稚児百合の丈のあはれに揃ひけり 吉田万里子」(百合咲いて 我が家の庭も にぎあえり ケイスケ)

蛍袋

2013-06-27 06:11:21 | 日記
蛍袋(キキョウ科)花言葉は、正義。山地の林の縁や道に沿って生える。高さ20cm。全体に粗毛がまばらに生えている。地ぎわに生える葉は長い葉柄があり、卵形で縁に鋸歯がある。茎につく葉は長卵形で無柄。6~7月、茎の先端部の葉のわきから、先の浅く五裂した、長さ約5cmの釣鐘形の花が数個垂れ下がって咲く。花色は淡紅紫色または白色。子供が蛍をこの花筒に入れて遊んだところから「蛍袋」の名がある。「宵月を蛍袋の花で指す 中村草田男」「夕風に蛍袋のひとかたまり 細見綾子」「どどどどど蛍袋に蟻騒ぐぞ 金子兜太」「もごもごと虻ゐるほたるぶくろかな 飯島晴子」「出たがらずほたるぶくろの中の風 檜 紀代」。(蛍袋 虫が光の 粒となり ケイスケ)

ザクロ

2013-06-26 06:45:29 | 日記
ザクロ;柘榴(ザクロ科)花言葉は、円熟した優美。落葉小高木。秋に紅色に熟した果実の口が裂けて、淡紅色の多数の種子があらわれる。この部分を食用とするが、液汁は甘酸っぱい。ペルシアからインド北西部にかけての原産で、三世紀に伝来した中国では中秋の名月に欠くことできない重要な果物となった。日本へは平安時代末期から鎌倉時代にかけて中国から渡来したものと言われている。しかし、わが国では果物としてより花木として改良され、梅雨のころ開く赤い花を賞する。白.淡紅.朱.絞りなどの色の栽培種もあり、とくに八重咲きのものを花柘榴と呼んでいる。果樹としての栽培は山梨県に多いが、葡萄のついでに出荷する程度。ヨーロツパでは果物として食べられるほか、カクテル酒の需要な材料となってる。「身辺に裂けざる柘榴置きて愛づ 山口誓子」「柘榴火のごとく割れゆく過ぎし日も 加藤楸邨」「ひやひやと日さしてゐる柘榴かな 安住 敦」「虚空にて見えざる鞭が柘榴打つ 桂 信子」「実ざくろや妻とは別の昔あり 池内友次郎」「熟れそめて細枝の嫋ふ柘榴かな 西島麦南」。(赤き粒 寄り添う柘榴 熟れを待ち ケイスケ)

岡虎尾

2013-06-25 07:36:46 | 日記
オカトラオ;岡寅尾(サクラソウ科)花言葉は、優しい風情。日当たりの良い山野に生える多年草。6月ごろ、白い小花を穂状につける。下部から次第に咲き登っていき、その形が獣の尾に似る。虎尾草。「掌に承けて虎尾の柔かき 富安風生」「とらのをの尾短きへ日が跳ねて 大石悦子」「虎の尾を一本持て恋人来 小林貴子」。(虎の尾を 一本持ちて 猫戯す ケイスケ)

蓮華躑躅

2013-06-24 05:41:11 | 日記
レンゲツツジ;ツツジ科。花言葉は、情熱。ツツジ科の常緑低木の総称で、単にツツジという植物はない。山野に自生し、または観賞用に栽培れる。晩春から初夏にかけて、大型の漏斗状の五弁の花を開くが、紅.緋.紫.黄.白とさまざま、形とりどりに株全体を包むように咲き競う。「れんげつつじ」は、落葉性でまた高地性であり、花は大輪、色は橙黄、葉も草色なので明るい感じだが、有毒品種である。山つつじの仲間としては、「きりしま」「くるめつつじ」が代表品種である。霧島山、雲仙岳、那須岳、赤城山、箱根、館林などは、ツツジの美観で名高い。「つゝじいけて其陰に干鱈さく女 芭蕉」「きりしまや葉一つなき真盛り 富安風生」「死ぬものは死にゆく蓮華燃えてをり 臼田亜浪」「山つつじ照る只中に田墾く 飯田龍太」「花びらのうすしと思う白つつじ 高野素十」「躑躅野に塩くれて牛放つなり 渡辺立男」。(曇り空 白きつつじは 灰背負う ケイスケ)

ヒメサユリ

2013-06-23 08:38:39 | 日記
ヒメサユリ、花言葉は、飾らぬ美。「くもの糸一すぢよぎる百合の前 高野素十」「谷風や花百合そ向きま向きして 阿波野青畝」「笹百合の行く方へ行く老いにけり 永田耕衣」「神の声湧くごと森の車百合 加藤知世子」「生家なほ三里山中百合涼し 宇佐美魚目」「百合の春はげしく襲いくる椅子に 稲畑汀子」「指さしてわがものとする崖の百合 橋本美代子」「山霧の引きゆく迅き小鬼百合 星野恒彦」「たくさんの百合添へて死を頂戴す 正木ゆう子」「笹百合の結界に香を放ちけり 大野今朝子」「ふれもせで百合くづれたリ沖縄忌 丹波恵美子」。百合の花は種類も多く、花色も数多あり、俳句も沢山詠まれている。「富士山世界遺産」としてユネスコの世界遺産委員会が文化遺産として登録された。

下野草

2013-06-22 15:57:19 | 日記
シモツケソウ(バラ科)花言葉は、何時かわかる真相。関東地方以西の山地の日当たりのよい草地などに生える多年草。草丈30~80cm、葉は羽状複葉で、長い葉柄をもつ。7~8月、径4~5㎜の小さな花が散房状に多数つく。花色は淡紅色で、3~5弁である。花は繍線菊に似るが、繍線菊は同じバラ科でも別属で低木。花容がよく似た鳥足升麻はユキノシタ科の多年草。「下野草雲のごとくにさいてをり 飴山 實」「夫婦句友しもつけ草を咲かせけり 松鉄之介」「下野草雲の中よりリフト現る 加藤耕子」。この花下野草の句は少ない。(探すべく 訪ねし山野 遠くして 下野草の 咲ける里なし ケイスケ)

夏至

2013-06-21 06:28:35 | 日記
夏至;夏は夜。月のころはさらなり,闇もなほ,蛍のおほく飛びちがいひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。清少納言「枕草子」より。「夏の夜はまだよいながら明けぬるを 雲いづこに月やどるらむ 清原深養父」。今日は二十四節氣の夏至。日の出午前四時二十五分、日の入りは午後七時。昼は十四時間三十五分もあるのに夜は九時間二十五分しかない。「みじか夜や浅井に柿の花を汲 蕪 村」「廻廊に夜の明けやすし厳島 涼 菟」「山の木の葉音さやかや夏至の雨 鷲谷七菜子」「夏至といふ寂しさきはまりなき日かな 轡田 進」。例年のことながら過去の統計でも、夏至は曇天の日が多いとの事である。(短夜も 蒸し暑くして 夜長なる ケイスケ)