誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

二人しずか

2018-04-30 15:48:49 | 誕生日の花ケイスケ日記
フタリシズカ(センリョウ科)花言葉は、いつまでも一緒に。(きつねグサ)(早乙女花)センリョウ科の多年草で山野に自生。高さ30センチ。四、五月頃、茎頂の四、五枚の葉の中央から花穂を通常二本出し、白色の小花を点綴する。「二人静木洩れ日と囁きあふは 渡辺千枝」「張りして二人静の咲きはみだす 折笠美秋」「身の丈を揃えて二人静かな 倉田核文」「一株に一花を誇り白牡丹 小野瑞枝:光陰や刈り口寒き庭の木々 謙治。

ボタン

2018-04-30 10:04:22 | 誕生日の花ケイスケ日記
牡丹;深見草;富貴草;白牡丹;牡丹園。中国原産のボタン科の落葉低木。平安時代初期に薬用植物として渡来し、寺院に植えられた。庭園で栽培し、一般に観賞されるようになったのは江戸時代から。丈一~ニメートルで葉は羽状の複葉。̪四、五月に梢上に径十数センチの五~一○弁の花を一つ咲かせる。原種は紅紫だが改良がかさねられ、黒紫、淡紅、白、黄、絞りなどの色を呈して咲くさまは豪華で、重弁、単弁と品種は多い。華麗差と気品で「花王」ともいわれが、散り際の姿ははかない。「ものいえば人は消ぬべし白牡丹 来山」「牡丹蓁深く分出づる蜂の名残かな  芭蕉」「飛ぶ胡蝶まぎれ失せし白牡丹 杉風」「飛ぶ胡蝶まぎれ失せし城牡丹 杉風」「灯篭に静まへかえる牡丹かな 許六」「花ながら植ゑかへらるる牡丹かな 越人」「あたらしき宿の匂ひや風紀草 桃隣」「見る人の手を拱くや牡丹畑 宋屋」「戻りては灯で見る庵のぼたんかな 千代女」「見いれ行くぼたんの花や長者町 蝶夢」{牡丹ひらく時雷申にめぐるなり 大江丸」「ぼうたんと豊かに申す牡丹かな 太祇」「金屛のかくやとしてぼたんかな 蕪村」「牡丹切つて気の衰へしゆうべかな 蕪村」「牡丹散つてうちかさなりぬ二三片 蕪村」「ちりてのちおもかげたつ牡丹かな 蕪村」「地車のとゝろとひびくぼたんかな 蕪村」「牡丹折り氏し父の怒りぞなつかしき 大魯」「はなやかにしつゞかなるもの牡丹かな  暁台」「五分かくる真昼の蝕や白牡丹 凡菫」「そのくらき夜を静ならぬ牡丹かな 白雄」「袷着て牡丹にむかふあしたかな 青藍」「夕風や牡丹崩れて不二見ゆる 嵐朗」「美服して牡丹に媚びる心あり 政岡子規」「白牡丹といふといへども紅ほのか 高浜虚子」「牡丹しろし人倫をとく眼はなてば 飯田蛇忽」「拝領の一軸古りし牡丹かな 永井荷風」「牡丹百二百三百門一つ 阿波野青畝」「夜の色に沈みゆくなり大牡丹 高野素十」「牡丹燃え甲斐駒雲に入らんとす 水原秋櫻子」「火の奥に牡丹崩るるさまを見つ 加藤楸邨」「牡丹の奥に怒涛怒涛の奥に牡丹 加藤楸邨」「牡丹散つてえ四辺華やぐものを断つ 安住敦」「日輪は宙に小さし黒牡丹 能村俊郎」「牡丹も女も玉のいのち張る 稲垣いくの」「ためらわで剪る烈風の牡丹ゆゑ 殿村菟絲子」「吾生みし天に日月地に牡丹 野見山朱鳥」「ぼうたんの百のゆうるるは湯のやうに 森 澄雄」「富貴には遠し年々牡丹見る 松崎鉄之助」「牡丹散るはるかより闇来つつあり 鷲山七菜子」「一日に一齢加へ白牡丹 鷹羽狩行」「筆硯の部屋に牡丹の風入るる 稲荷島人」「日の牡丹たちまち風の牡丹かな 藤岡筑屯」「観音のひらきかけたる白牡丹 川崎展宏」「朝日子の押し寄せてゐる牡丹かな 大峯あきら」「緋牡丹を見て瞼を持ちて嫁け 八木三日女」。

おだまき

2018-04-29 09:32:09 | 誕生日の花ケイスケ日記
オダマキ(キンポウゲ科オウレン属の多年草。高山帯に野生するミヤマオダマキを母種とする園芸植物。茎は高さ20~30㎝。5月頃先端に1~5個の花をうつむきにつける。葉は浅く裂けた複葉で、裏面に白色を帯びる。花は直径4㎝くらい。はなびらのような萼片が青紫色で5枚。花弁も5枚あり、萼片と互い違いにつく。茎部に長いけづめがある。日本のものは青紫の他は白花があったが、近年欧州産のものもあり、濃い紫や淡紅色の花色も見られる。「をだまきや子も誰も子を負ひて 橋本多佳子*}「をだ蒔きの花に風吹く陵の道石原八束」「をだまきの花やみやげに有馬筆 森 澄雄」「おだまきの紫銭のものならず 後藤比奈夫」「伊勢に行きたしみやまおだまきというをみたし 阿部完市:「中山道花おだまきの土下座咲き 敷地あきら」「をだまきも狭庭の花となり親し 太田凡平」。(一人立てるほどの日溜まり返り花 小野瑞枝;おだまきの花の誓いは勝利の叫び 小野謙治。

忘れな菊

2018-04-28 20:51:55 | 誕生日の花ケイスケ日記
忘れな菊(ムラサキ科)花言葉は、私を忘れないで;真の愛。ミヨソテツ;忘れな草;藍微塵.ムラサキ科のタ年草。ヨーロッパ原産の帰化植物。道端や草地の湿つたところに多いいが、園芸品種も多い。晩春から初夏にかけて咲き、花茎は20~30センチ、花は一センチに満たない淡紫色の五弁花で、中央が黄色。学名の「ミオソチス」の語源はギリシャ語で「ハカネズミの耳のような葉のある植物)」の意。「わすれなグサ」の名は、ドノウ川の騎士に咲くこの花を恋人べルタに贈ろうとして川に落ちた騎士が、「私を忘れないで」と叫んで死んでいったというドイツのでんせつに由来する。「奏でる海へ音もなく大河勿忘草 中村草田男」「勿忘草わかものゝ墓標ばかりなり 石田波郷」「藍微塵遠き師の恋歌の恋 石原は八束」「宮殿の勿忘草に森開け 稲畑汀子」「空白の日記に挟む勿忘草 澤田緑生」「わが齢勿忘草濃くしたり 小枝秀穂女」「地に満たす勿忘草は空のいろ 木村敏雄」「旅疲れ勿忘草の風癒ゆ 大木さつき」「しののめのわすれな草の広ごれり 清水治郎」。(高々と磯に生まひて薄の穂 小野瑞枝:秋雨の水輪もなさず川流れ 小野謙治。

ヤマツツジ

2018-04-28 16:39:30 | 誕生日の花ケイスケ日記
ヤマツツジ(ツツジ科)花言葉は、燃える恋。ツツジ科ツツジ属の常緑または落葉性低木の通称。欧米では」落葉性の種が多い。ツツジ属は非常に多く野生20種以上、園芸品種は数百種にのぼる。山野に自生し、また観賞のために庭園に植えられる。花は漏斗の合弁花で先が漏斗状の合弁花で先が五~八烈し、晩春にかけて紅、緋、紫、白、絞りなど多彩な色が見られる。開花すると(蘂)が長く突きでるのが特徴。筒時キサキギほかツツジの名由来は諸説ある。「花をしぞ思ふほのほの赤つゝじ 守武」「躑躅生けてその陰に干鱈割く女 芭蕉」「さしのぞく窓につつじの日あしかな 丈草」「餅ほめて這入るは茶屋のつつじかな 許六」「躑躅咲くうしろやく闇き石灯篭 桃隣」「旅籠屋の夕くれなゐにつつじかな 葱太」「旅籠屋の夕くれなゐにつつじかな 葱太」「花稀に老いて木」「つつじ野やあら)。ぬ所に麦畑 蕪村」「つつじ咲きて片山里に飯白し 蕪村」「つつじ咲いて石移したる嬉しさよ  蕪村」「盛りなる花曼荼羅の躑躅かな 高浜虚子」「紫の映山紅となりぬ夕月夜 泉 鏡花*「うつうつと大獄の昼躑躅咲く 飯田蛇忽」「庭芝に小みちはまりぬ花つつじ 芥川龍之介」「花びらのううしと思ふ白つつじ 高野素十」「ひの暮れてこの家の躑躅いやあな色 三橋鷹女」「吾子の瞳緋躑躅宿るむらさきに 中村草田男」「山つつ富安風生」「つつじ照る只中に田を墾く 飯田龍太」「牛放つ蓮華つつじの火の海へ 青柳志解樹」「椅子向けてれんげつつじや高嶺晴 伊藤敬子」「大つつじ絢爛として沼暮れる 松本夜詩夫」「アザレアを店に飾りてはきもの屋 青柳はじめ」じ散る池面に言葉置くように 菅沼芙蓉」「つつじいけて其陰に干鱈さく女 松尾芭蕉」「きりしまや葉一つなき真盛り 富安風生」。(さむそうにつつじ咲いて寸たらず ケイスケ)

サクラソウ

2018-04-25 11:07:54 | 誕生日の花ケイスケ日記
サクラソウ(サクラソウ科)花言葉は、少年時代の希望;青春。プリムラ 常盤桜井 乙女桜 雛桜 化粧桜 一花桜 楼桜 サクラソウ科属の日本原産の多年草.河岸の原野.山間の低湿地に自生し、中国.朝鮮半島にも分布すつ。現在、園芸品種が多数あるが、江戸時代にも武士の間で流行し、一時は300種以上の品種があった。草丈は15~30センチで、葉は多く根もとに集まる。四月頃、中旬から下旬にかけて、まっすぐに伸びた花茎日に五~ニ〇個の花が咲く。花は淡薄紅色.紅紫色で、花びらは筒状の先が五つに大きく裂け、さらにそれぞれの先が二つに割れて,サクラに似ていることからサクラソウと呼ばれる。プリムラは西洋種で、花は似ているが葉の形が少し異なる。「盛り切リの飯売る鄽やさくら草 素丸」「我国は草もさくらを咲きにけり 一茶」「葡萄酒の色にさきけりさくら艸 永井荷風」「少女の今日は遠くさくら草 富安風生」「わがまへにわが日記且桜草 久保田万太郎」「わがまえへにわか日記且桜草 久保田万太郎」「先満ちて庭盛り上る桜草 山口青邨」「まのあたり天降りし蝶や桜草 芝睡不器男」「桜草買ひ来てこの気弱にて 安住 敦」「ヒマラヤと雲の番人桜草 伊丹公子」「花びらにかくるゝ蕾桜草 倉田紗文」「泣くときは見する素顔や桜草 平賀扶人」「さくら草一善に母染まる 水沼三郎」「位牌より遺影の親し桜草 塩屋はつ枝」。(散る桜吹き上げ急行電車すぐ 小野瑞枝;咲草寸つまりいて淋しけり 小野謙治}

オダマキ

2018-04-23 22:06:58 | 誕生日の花ケイスケ日記
 ;イトク;おだまき;イトクリソウ;キンポウゲ科オウレン属の多年草。高山蔕に野生ミヤマオダマキを母種とする園芸植物。茎は高さ20~30センチ。5月頃、先端に1~5個の花をうつむきにつける。葉は浅く裂けた複葉で、裏面に白色を帯びる。花は直径4㎝くらい。花びらのような萼片が青紫色で5枚あり、萼片と互い違いにつく。萼部に長いけずめがある。日本のものは青紫の他は白花があっあたが、近年欧州産のものもあり、濃紫色な花色も見られる。「をだまきや子誰も子を負ひて 橋本多佳子」「をだまきの花に風吹く陵の道 石原八束」「をだまきの花やみやげに有馬筆 森 澄雄」{をだまきの紫銭のものならず 後藤比奈夫」「l伊勢に行きたしみやまおだまきといふをみたし 阿部完市」「中仙道花おだまき土下座して 敷地あきら」「をだまきも狭庭の花として 太田凡平」。(走り根の襞なす花の吹溜り 小野瑞枝;;風花や暮の續の路普請 小野謙治。

サクラソウ

2018-04-23 11:31:14 | 誕生日の花ケイスケ日記
サクラソウ。(サクラソウ科)花言葉は、青春、少年時の希望。プリムラ常盤桜 雛桜 化粧桜 一花桜 櫓桜 サクラソウ科サクラソウ属の日本原産の多年草 河岸の原野。山間の低湿地に自生、中.国・朝鮮半島シベリアにも分布する。現在、園芸品種が多数あるが、江戸時代にも武士の間で流行し、一時は300種以上の品種があつた。草」「ヒマラヤと雲の番人桜草 伊丹公子」「花びらにかくるゝ壷桜草 倉田江」「泣くときは見する素顔や桜草 平賀扶人」「さくら草一賤に母染まりたる 水沼三郎」「位牌より遺影の親し桜草 塩谷はつ枝」。(紅残る秘伝観音こぼれ萩 小野瑞枝:少女の日今はた遠し桜草 小野謙治)

山吹

2018-04-22 10:16:36 | 誕生日の花ケイスケ日記
重山吹;濃山吹;葉山吹;白山吹。気品;待ちかねる。花言葉は気品バラ科ヤマブキ属の落葉低木。しだれた枝が風にになびくさまに山振の字をあて、これが山吹になったとの説がある。茎が叢生し、葉は互生。四月頃、五弁の黄色い花をつける。葉が多いがのが特徴で山中でこの黄色い花はよく目立つ。八重山吹は重弁の園芸品種。白花山吹は変種だが白山吹はシロヤマ属のもので、白い花弁は四片しかなく、真っ黒い実を結ぶ。「ほろほろと山吹散るか滝の音 芭蕉」「山吹<や宇治の焙炉の匂ふ時 芭蕉」「薔薇園一夫多妻の場をおもふ 飯田蛇忽」「薔薇の坂にきくは浦上の鐘ならず 水原秋櫻子」「バラ散るや己がくれし音の中 中村汀女」「手の薔薇に蜂来れば我王の如し 中村草田男」「薔薇の辺やこたび母捨つるがに 石田波郷」「薔薇に付け還暦の鼻うごめかす 西東三吹の黄の鮮らしや一夜寝し 橋本多佳子:「不安の夜山吹は目をあずけ 田川飛旅子」「やすらかに死ねさそうな日濃山吹 草間時彦」「ちぎり捨てあり山吹の花と葉と 波多野爽波」「一重こそよし山吹もまなぶたも 永島靖子」「山吹を起こせば流れありにけり 野崎ゆり香」「山吹の黄の忽然と石川原 井上康明」「仮泊かな山は真水の濃山吹 黒川憲三」「山吹の一重を愛し黄を愛し 重田順子」「沢蟹の水へしただる濃山吹 市川つね子」。(光陰や伐り口寒き庭の木々 小野瑞枝:山吹や葉に花に葉に花に葉に小野謙治)。鬼」「とほるときこどもをりて薔薇の門 大野林火」「ロココ美として極まれる薔薇もあり 京極紀陽」「わが病わが診て重し梅雨の薔薇 相場遷子」「薔薇よりも淋しき色のマツチの穂の燃 金子兜太」「薔薇の園引き返さねば出口なし 津田清子」「日暮れまで赤き大風薔薇の園 堀口星眠」「日暮まで赤大風薔薇の園 堀口星眠}「薔薇よりも濡れつつ薔薇を剪りにけり 原田青児」「山仕事山吹がくれて居りぬ 高浜虚子」「蕎麦すする夕山吹のなつかしき 渡辺水巴」「あるじよりかな女が見たし濃山吹 原 石鼎」「鳶烏闘ひ落ちぬ濃山吹 前田普羅」「山吹の一重の花の重なりぬ 高野素十」「濃山吹俄かに天にくらき時 川端芽舎」「山吹の黄の鮮らしや一夜寝し 橋本多佳子:「不安の夜山吹は目をあずけ 田川飛旅子」「やすらかに死ねさそうな日濃山吹 草間時彦」「ちぎり捨てあり山吹の花と葉と 波多野爽波」「一重こそよし山吹もまなぶたも 永島靖子」「山吹を起こせば流れありにけり 野崎ゆり香」「山吹の黄の忽然と石川原 井上康明」「仮泊かな山は真水の濃山吹 黒川憲三」「山吹の一重を愛し黄を愛し 重田順子」「沢蟹の水へしただる濃山吹 市川つね子」。(光陰や伐り口寒き庭の木々 小野瑞枝:山吹や葉に花に葉に花に葉に小野謙治)。

ライラック

2018-04-21 10:55:23 | 誕生日の花ケイスケ日記

ライラック(リラモクセイ科)花言葉は、思い出を大切に。紫丁香花。ヨーロツパ原産のモクセイ科の落葉高木。ライラックは英名、リラは仏名で、外国文学にはよく登場する花である。日本には明治に入ってきたが、寒冷を好むことから北海道に多く、札幌のい代表的な花として定着し、「リラ冷え」「リラの雨」などという季語も右馬生まれている。多数の薄紫色の四弁の小花が、葡萄の房のような量感でだ先に咲く。その穂状のかたまりは芳香を放ち香水にもなる。園芸種には白色、淡桃色、桃紫色の花もある。「夜話つひ句会となりぬリラの花 高浜虚子」「空もまた暮れつつリラの色となる 水原秋櫻子」「舞姫はリラの花よりも濃くにほふ 山口青邨」「リラ冷やとろ火にラード溶かしゐて 熊谷愛子」「リラ冷えてトラスチは物を売る 神尾季羊」「リラの花含磋の風すぎにけり 鷲谷七菜子」「リラ咲けば誰も旅人港町 古賀まり子」「ライラック咲いて調度はもの古りて 大峯あきら」「リラの花了ふ少女期の妻知らず 倉橋洋村」「父までの瓦礫を越えるリラの枝 宇多喜代子」「学園のリラに歩を寄せ老牧師 大木格次郎」「聖者には永き死後ありリラの花 片山由美子」「リラの花餅の重さのチーズ買ふ 松尾隆信」「リラ咲くや人の手紙に我のこと 森賀まり」「リラの花弾く提琴の弓白し 村田白峯」「リラ白し旧き庁舎の赤煉瓦 塩田藪皖子」「リ」「ラ冷の快晴の朝あり 日夏緑影」「ポストまで手紙を庇ふリラの雨 藤間洋子」「路ら咲くや家閉ざして子を産みに 村上安子」「りらの街観光馬車に子等乗りて 福川ふみ子」「ライラック少女小説いまもなほ 筒井泰子」「りら冷え旅の鏡に灯を点す 西田純子」「リラの花菓子作りして修道女 山脇睦久」「リラ冷えやダイヤ肌につけてこ 平岡新太郎」。(うつろなる老幹にして花盛り 小野瑞枝;秋の夜やリラ咲いて人のこゑする水のうえ 小野謙治」