ローマ歴の第八月。スラブ人は、枯葉の色より、「黄金の日」と呼ぶ。アング.ロサクソン人の間では、この月は、Winter fyllethの名で知られていた。この月(fylleth)から冬が始まるとされている。”心やさしい十月の風は 豚にドングリを落としてくれる””十月に畠にこやしをやれば五穀豊穣 まちがいなし”やがて 陽気な歌に満ちた十月がやってきた。スペンサー。「少しうれし十月の岬思ふとき 加倉井秋を」「秋の夜や紅茶をくゞる銀の匙 日野草城」「紫陽花に秋冷いたる信濃かな 杉田久女」(冷風に 喜びいても あと幾日 ヶィㇲヶ)
サワキキョウ;桔梗;白桔梗(キキョウ科)日本の全土にわたって自生している多年草で、秋の七草の一つ。『万葉集』にある山上憶良の七草に詠み込まれたあさがおの花は桔梗だと言われている。「桔梗のむらさきの色ふかくして富士見が原に吾は来にけり 斉藤茂吉」と詠じており、「野草の中におもひかけず咲き出たるは、田家の草の戸に娘見たる心地ぞする」と『百花譜』にもあるように、その色に目を奪われる。栽培のものに色の白い白桔梗もある。「桔梗の露きびきびとありにけり 川端茅舎」「桔梗摘む少女や牛を追いながら 原 柯城」「噴煙は雲の中なる桔梗かな 中島斌雄」「膝折りて牛が水呑む花桔梗 松井葵紅」「桔梗や足しなやかに仔牛来て 岡本まち子」「桔梗を朝風夕風濃くしたる 木附沢麦青」。今日で9月が終わり。(涼しさを 携え終わる 秋来る ヶィㇲヶ)
私の一日の初めは、朝刊を見て、その日見たいテレビ番組に印を付けてから、一日の行動時間を決める。従い一週間の中ででも、日により動く時間は異なる。金曜日は、フジTVのペケポンがすきだ、謎解きがあり、食材&価格当てで、チームの勝負を争う。昨日は7時~9時まで2時間の番組であった。9時からニュースを見ているうちに、寝込んでしまい気が付くと、11時15分過ぎなので、玄関に降りて、門燈以外のㇲィッチを消す。部屋に帰り、ZEROの二ーユㇲの後、何気なくNHK Eテレ0.00≪二ッポンのジレンマ白熱僕らの国際関係論」新世代のリアル国家像経済大国からの転換?緊迫の中いま歴史に学ぶ」≫出演者;与那覇 潤 日本史研究者(愛知大;准教授)陳 天璽 (民族学 国立博物館准教授)吉田 徹 政治学(北海道大;准教授)土井 香苗 弁護士(国際人権NGO日本代表)木村 草太 憲法学(首都大学;准教授)宇野 常寛 批評家 (批評誌 編集者)。 司会 NHK 青井 実 。 僕らのインターネットとグローバル化国際関係論;日本の政治と民主主義;日本国の意識について討論会が開かれた。出演者は全員30歳後半で揃えられていた。これを聞いているうちに、私は眠れなくなり、2時~4時の2時間の睡眠で、昨日の始めと今朝の終わりであつた。今日の誕生日の花。月下美人(サボテン科)花言葉は、ただ一度だけ会いたくて。メキシコ~ブラジル原産。多年草、大輪で美しい花を夜に咲かせて芳香を放つので、月下美人という。「月下美人たまゆらの香の満ちにけり 深見けん二」「焔を吐いて月下美人のひらきそむ 石原八束」。
トルニア;ハナウリクサ:ナツスミレ(ゴマノハエ草科)花言葉は、愛嬌;ひらめき。暑い盛りに白、とピンク、黄色、紫色の濃淡など唇形花をあふれるほどに咲かせる。開花期が長く、非常に丈夫で、夏のベランダ園芸に欠かせない花。欧米ではトレニアのほか、ウィシュボーン.フラワーとも呼ばれる。ウイシュボーンとはY型の鶏の胸骨。料理でみつけたら2人で引っぱり、折れなかったほうの願いがかなうと言われている。トレニアの雌蕊は先が2裂して、この骨と似た形なので付いた名前。この日生まれ(8月6日)の人は、斜に構えた性格で、凡庸さを嫌い、美的センスに優れ才能もあるが、忍耐力に欠けるのが難かもしれず、飽きっぽさをおさえるのが成功への近道とか?。「山路来て何やらゆかしすみれ草 芭 蕉」。(美しき トレニアの丘 猛暑耐え ヶィㇲヶ)
黒潮の蛇行が東京に雪。日本列島の南岸に沿って北上する黒潮が東海沖で蛇行すると、東京に雪が降りやすくなるとした研究成果を、鹿児島大などのチームが25日、発表した。「米気象学会の専門誌(電子版)に掲載された。黒潮は数ヶ月から数年ごとに、東海沖で直進したり大きく蛇行したりする。研究チームは、黒潮の蛇行と天気の関係に着目し、観測記録が残る過去38年分の天気図などを調べた。11月~3月に中心気圧が1000hPa,以下の低気圧が東海沖を通過し東京で雪が降ったのは、大蛇行時58回のうち12回で21%だった。25回あった黒潮直進時には一度も降らなかった。黒潮の蛇行時に東京で雪が降ったケースでは、関東の南岸を通る低気圧のコースが黒潮の直進時に比べて南方に移動、湿った寒気が北から入りやすい気圧配置になっていたという。今季の夏は、近年にない猛暑で、果たして降雪はどのようになうのだろうか?興味を持つて待つ事としよう。去年から来春まで、3年掛かりで日本列島は、自然災害に悩まされるとは、神に祈りを捧げるのみか?
萩(マメ科)花言葉は、清楚,思い。秋の七草のひ一つで、マメ科の蔓性草本。初秋のころ紫紅色の蝶形の花を穂状につける。花はあまり目立たず葉ばかり茂って風に吹かれては白い裏を見えるので「裏見」を「怨み」にかけた歌がよく詠まれた。鹿と共に詠まれることが多く詠まれている。9月始めに咲き始め、秋の彼岸ころ盛りとなる。「行き行きてたふれ伏すとも萩の原 河合曾良」「いちはやく萩は乱れる風を待つ 大野林火」「りんりんと白萩しろし木戸に錠 三橋鷹女」「雨粒のひとつひとつが萩こぼす 山口青邨」.萩の句はたくさん詠われている。(吾ゆけば 裏みせ萩は 乱れおり ヶィㇲヶ)
俳句は、日常の風景やできごとに多く題材を求める。ただし、そこで詠まれる題材が、なまの事実から虚構のほうえ飛躍する契機がないと、詩にはならない。「夕鐘の色しみわたる夏座敷」の句では、事実を伝えるなら、「夕鐘」の「色」ではなく「音」だし、逆に「色」なら、「夕鐘」鐘でなく「夕焼」だろう。それを「夕鐘の色」というふうにスライドさせると、鐘が夕焼色に染まってくる。友岡子郷句集「黙礼」は、死者との対話というモチーフがある。亡き師飯田龍太への追憶、先立っていく友の追悼、東日本大震災の死者の鎮魂。そうした個人的な感情を、普遍化するモチーフといえる。たとえば「遠蜩何もせざりし手を洗ふ」「遠蜩さらに遠きは聞こえず」という句で、作者は死者の声を聞いている。「何もせざりし」という述懐は、生き残った者の負い目だろうか。「津波跡こころに虻の音つ」。個人に関わらない無数の死者を対等に弔うということだ。子郷はかつて阪神大震災を直接体験しているが、「虻の音」は作者の心のなかに17年前からずっと響き続けているのかもしれない。「仁平 勝氏の一部」。「太陽の終わりの色が無花果に:桃に目のあれば瞼を押してみる;くだもののゆるみを歩きまはる蟻;星のあと桃の種へとたどり着く;鴇田智哉作。(秋冷に 蟻の姿も 消えうせる ケイスケ)
弁慶草;血止草(ベンケイソウ科)花言葉は、清穏。弁慶草は蔓性植物で、直立した茎の頭に淡紅色の小花を散房状につけるが、種子はできない。互生の多肉性の葉が特徴で,引抜いて折ってもしおれず、土に差せば簡単に根づく。その生命力の強さが武蔵坊弁慶を思わせるというところからついた名。「雨つよし弁慶草も土に伏し 杉田久女」「明け方の滝のよき音血止草 飯田竜太」「首塚の影のうごかぬ血止草 渡辺 昭」。2~3日ブログを休みましたが、メモを取らずに、鵜呑みで聞き、忘れて、穴を空けました。(ヶィㇲヶ)
ナンバンキセル;ハマウツボ科;ナンバンキセル属、花言葉は、物思い。1年生の寄生植物で、ススキ、ミョウガ、サトウキビなどの根に寄生する。全体が無毛で、茎はほとんど地上にでず、赤褐色のりん片状の葉を数枚つける。葉のわきから15~20cmの花柄を直立し、その先に淡紫色の大形の花を横向きにつける。萼は先がとがる。花冠は筒状、裂片は全縁である。和名は南蛮煙管で、花の形からきている。万葉集巻ー11-2270『道の辺の尾花かしたの 思ひ草 今さらに 何をか思ふ』、「山路ゆき ナンバンギセル 踏みそうで 踏みざりしこと 折々おもふ 鳥海昭子」「思草 ゆふべは我に 返る刻 中村多阿子」「異草にまぎせれてからなし思草 富安風生」「嗅ぐといふ ものにはあらぬ きせる草 森田公司」。今時煙管を知る子供達は、どれくらいいるのだろうか?煙草屋を覗いた事がない私は、刻み煙草を売っているだろうか?子供の頃、煙管を掃除する商売(ラオ屋)があり、リヤカーを曳き街をあるいていた。想像もつかない時代の流れを感じる。花の南蛮煙管から飛んだ、物思いの変遷でした。(時かわり 道具も変わる 物思い ケイスケ)
ヤブラン(ユリ科)花言葉は、忍耐。宿根草で庭園の下草に利用されることが多く、花は紫色で葉が蘭に似て、藪などによく生えていることからヤブランという名がついた。葉の間からこの紫色の花穂が伸びているさまは、非常に上品で日本人好みの花である。花の後に黒紫色の実がつく。今日は「彼岸の入り」暑さ、寒さも彼岸まで、と言われる様に、風も涼しさを感じる。今年の暑さで、庭の柑橘類の花が咲かなかったのが、蜜柑の大鉢に花が咲き始めた。金柑の2鉢は既に結実している。果たして大鉢は結実出来るのだろうか?「旅一夜蜜柑の花を枕辺に 山口誓子」「かにかくに逢えばやすらぐ花柚の香 野沢節子」(蜜柑咲く 樹の間望みて 念じたり ケイスケ)